ドン・ペリニヨンがプレゼントにおすすめな理由。シャンパンの賞味期限も解説【シャンパンの権威性・歴史】

ドンペリことドン・ペリニヨンは、代表的な高級シャンパーニュの銘柄。

僕がソムリエだった頃、実際にレストランで働いていると「ドンペリは高いだけでしょ」「ドンペリって大して美味しくないらしいよ」と言ったネガティブなイメージを度々耳にすることがありました。

有名なシャンパンなだけに先入観があるのは否めないですね。

しかし、上記は一部の場合。中にはドンペリに対してポジティブなイメージをもつ方も見受けられ、「特別なときや、贅沢をしたいときに飲むシャンパン」といったポジティブな感覚があるシャンパンというイメージを持つ方もいます。

果たしてドン・ペリニヨンは高いだけなのか?美味しくないのか?

では早速、みていきましょう!

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ドンペリはヴィンテージ・シャンパンに属する

まずは、ドンペリが属するヴィンテージ・シャンパンに関して下記の3項目をチェックしていきます。

  • そもそもシャンパンには厳格なルールがある
  • ヴィンテージ・シャンパンにはさらに厳格なルールがある
  • ドンペリは最低9年(108ヶ月)瓶内熟成させてから出荷する

そもそもシャンパンには厳格なルールがある

そもそも、まずスパークリングワインがシャンパンと名乗るにはルールがあります。

原産地呼称保護法という法律で定められており、使用するブドウの産地が「シャンパーニュ地方の決められた区画」で栽培したブドウである必要があります。

そのため、「シャンパーニュ地方の決められた区画」以外でつくったスパークリングワインはシャンパンと名乗ることはできないのです。

さらに、シャンパーニュ地方の特定のブドウ品種でつくったスパークリングワインで、なおかつ、15ヶ月間以上瓶内熟成をしないとシャンパンとして出荷できないんです。

以上がシャンパンの最低条件です。かなり厳格なルールのもと管理されていますね。

ヴィンテージ・シャンパンにはさらに厳格なルールがある

ドンペリはシャンパンなので、さきほどの条件をドンペリは当然クリアしており、さらに厳しい条件をもドンペリはクリアしています。

スティルワイン(無発泡性ワイン)では、一般的にブドウの収穫年がボトルに表記されていますが、シャンパンの多くは「収穫年表記がない」です。

「収穫年表記がない」のは、いくつかの収穫年のブドウをブレンドしてつくられているためです。ちなみに、モエや、ヴーヴなどのレギュラー商品は「収穫年表記がない」です。

何故いくつかの収穫年のブドウをブレンドするのか?

それは、一定の味わいを表現し、品質を保つため。毎年同様の味わいを表現するために、ブドウの出来が良い年と、良くない年で味わいが変わらないようにコントロールしているのです。

だからこそ、安定した品質の大量のシャンパンを市場に流通させることができるわけですね。このように、ワインの醸造技術の発展にも、シャンパンは大きく貢献しています。

「収穫年表記がないシャンパン」は「ノンヴィンテージ・シャンパン」といわれます。

「収穫年表記がある」シャンパンもあります。

「収穫年表記があるシャンパン」は「ヴィンテージ・シャンパン」といわれ、ブドウの出来が良かった年のワインだけを使いつくられます。

「ヴィンテージ・シャンパン」は単一の収穫年のブドウのみを使うので、ヴィンテージによって味わいに違いがありますが、良年のブドウのみを使うので、上質なワインに仕上がるのが大前提。

そのため、ノンヴィンテージよりも、ヴィンテージの方が高価なシャンパンになります。なぜなら、ブレンドしない分、ノンヴィンテージよりも量産できないためですね。

ドンペリは最低9年(108ヶ月)瓶内熟成させてから出荷する

ノンヴィンテージ・シャンパンは瓶内二次発酵後、15ヶ月以上熟成する必要がありますが、ヴィンテージ・シャンパンを名乗るには、瓶内二次発酵後、36ヶ月以上熟成してからでないと出荷できないという厳格なルールがあります。

ドンペリはこの鬼ルールもクリアしており、ヴィンテージ・シャンパンのカテゴリーに属するシャンパン。

ちなみに、ドンペリは最低9年(108ヶ月)瓶内熟成させてから出荷しているので、ヴィンテージ・シャンパンの規定よりも3倍もの時間を注いで造られています。鬼の経済体力です。

2021年、現行で流通しているドンペリの最新ヴィンテージは2010年モノ。2010年に収穫されたブドウを使って、瓶内二次発酵後、108ヶ月瓶内熟成して出荷。つまり、収穫したブドウ(原料・原価)が換金されるまでに、10年以上時間が掛かるわけですね。

当然それなりの値段になるであろうことは想像に難しくないですね。

スティルワインは下記行程の7〜12はないですし、シャンパンを造るだけでも相当な手間ですが、ドンペリはさらに時間をかけて造られている。体力あってこそできるわけですね。

  1. 収穫 →
  2. 選果 →
  3. 圧搾 →
  4. 清澄 →
  5. 一次発酵 →
  6. 調合 →
  7. 瓶詰 →
  8. 二次発酵 →
  9. 熟成(108ヶ月以上) →
  10. 動瓶 →
  11. 澱抜 →
  12. リキュール添加 →
  13. 打栓 →
  14. ラベル貼り →
  15. 出荷

ルイ・ヴィトン・グループ恐るべし。

ドンペリの3つの特徴

つぎに、ドンペリの特徴を3つに分けてご紹介します、下記のとおりです。

  • 知名度・歴史・権威性
  • 至極洗練された味わいで様々な料理と合う
  • アッサンブラージュの妙技

知名度・歴史・権威性

ドンペリは鬼ルールをクリアしたヴィンテージ・シャンパン。シャンパンに使ってよいブドウ品種はいくつかあり、ピノ・ノワール、シャルドネ、ピノ・ムニエの3品種が主要品種。

ドンペリに使用されるブドウ品種はピノ・ノワールとシャルドネのみ。理由はピノ・ムニエには長期に渡る熟成へのポテンシャルがないという見解のため。

ピノとシャルドネしか使わないともなれば更に原料費が高くなります。ですがそれだけ品質に対する徹底した美学があるということですね。

ヴィンテージ・シャンパンであり、しかもブドウはピノとシャルドネのみ。美味しいブドウに徹底的にこだわり、万人に受け入れられる飲みやすく美味しい味わいのバランスに仕立てられたシャンパンである、幾らなら妥当と感じるでしょうか。

通常のノン・ヴィンテージ・シャンパンの相場は4,000円前後。レストランで飲むなら1万円前後ですね。

ヴィンテージ・シャンパンで同程度のネーム・ヴァリューのある権威性の高いシャンパンだと、クリュッグで2万円以上、ルイ・ロデレールのクリスタルは3万円以上、サロンともなれば10万はします。

ドンペリは2万円以下で購入可能です。ドンペリを所有するLVMH(ルイ・ヴィトン・グループ)のブランディング力や流通力も手伝い、これだけ価値の高いシャンパンがこのクラスの値段。割と贈り物やお祝いなどのシーンでも活用しやい価格帯かなと思います。

なにしろ、知名度が高く、歴史と権威性がドンペリにはあるので、安心感がありますね。

至極洗練された味わいで様々な料理と合う

ドンペリは最高級シャンパンとして同程度の銘柄と比較すると最安値でありながら、知名度は最も高く存在感があります。

しかも、飲みやすく美味しいシャンパン。飲みやすく美味しいという特徴は料理の邪魔をしないということでもあり、個性がないようで、最大の個性でもある。

そのため、幅広いスタイルの料理とマッチします。乾杯に始まり、次のお料理が出るまでに白ワインへとスムーズに繋いでくれるシャンパンがドンペリです。このような汎用性の高さもドンペリのメリットですね。

デメリットも一応あげておくと、ホストクラブやキャバクラなどのナイトマーケットで名を馳せた過去があるところでしょうか。

とはいえ、このようなイメージは日本独特のもので国際的な観点からはほぼ気にならないデメリットですね。結局のところドンペリが高級なお酒として認識されていたからこそナイトマーケットで人気だったわけですから最早デメリットではないかもしれませんね。

アッサンブラージュの妙技

ブドウの熟度が適正であるからこそ『良い年のブドウ』という言えるわけですが、若いバナナや未熟ないちごが美味しくないように、収穫期に適正な状態で収穫できた年イコール『良い年のブドウ』というのは糖度や酸度のバランスがよく理想的なワインになることができます。

こういったワインには雑味がなく、ドンペリの最大の魅力であるアッサンブラージュ(ブドウ品種をバランス良くブレンドすること)の技術により酸度のバランスが美しく非常に飲みやすく、万人が美味しいと感じられるバランスでつくられています。

このバランスが雑味がない美味しいシャンパンをつくりだします。

ちなみに良年のブドウしか使っていないということは、ブドウの品質が極めて高いので熟成が可能になります。長期熟成ができるというのはブドウのポテンシャルが高いということなんです。

当然ブドウの値段は普通のブドウより高くなります。千疋屋の果物は高いですがどれも上質なものばかりですよね。

シャンパンの賞味期限、美味しく飲むには

  • 開栓後 → その日のうちに飲むのがベスト
  • 開栓前 →1年以内が一つの目安

そこまで神経質にならなくても大丈夫というのが僕の見解。とはいえ、常温で放置とかはおすすめしませんし、美味しく飲めないですね。

適当に管理されたシャンパンなんて飲みたくないじゃないですか、、そもそも。

だから、自宅で飲むなら、1.冷蔵庫で冷やして飲む、2.もしワインセラーをお持ちならセラーで保管する、が良いですよ。

また、1年以上飲む予定がない、もしくは10年以上先に飲む計画があるということであれば、長期的な保管のためにワインセラーが必要です。

それと、ノンヴィンテージのシャンパンで、10年モノのモエのレギュラーブリュットを飲んだことがありますが、飲めなくはなかったです。でも、本来のフレッシュな果実の魅力は失われ、熟成に伴い魅力が加味されてるわけでもなかったので、1年以内を目安に飲むのがおすすめ。

とはいえ、ヴィンテージ・シャンパンなら、ノンヴィンテージよりも熟成を期待できなくもないのですが、基本的にシャンパンは飲み頃で出荷されるので、よほどの理由がない限り購入後5年10年の熟成が魅力的な変化をもたらす可能性は低いです。

以上は、未開封の話。もし、コルクを抜いたあとの賞味期限ということであれば、その日のうちに飲むのがベストです。開栓後はどんどんガスが抜けていくので、開栓したらすぐに飲んだほうが美味しいです。

どうしてもその日のうちに飲みきれないという場合は、専用のシャンパンストッパーを使用して冷蔵保存しましょう。それでも開栓の翌日には飲みきったほうが良いですね。シャンパンは泡が命なので。

開栓後1日以上経過したシャンパンは、時間経過とともに基本的に味わいが薄っぺらくなり、美味しくなることはありません。

ドン・ペリニヨンの特徴:まとめ

  • そもそもシャンパンには厳格なルールがある
  • ヴィンテージ・シャンパンにはさらに厳格なルールがある
  • ドンペリは最低9年(108ヶ月)瓶内熟成させてから出荷する
  • 知名度・歴史・権威性
  • 至極洗練された味わいで様々な料理と合う
  • アッサンブラージュの妙技

ドンペリは、厳格なルールのクリアしたヴィンテージ・シャンパンで、ピノとシャルドネだけを使用し洗練されており、多くの人が飲みやすく美味しいと感じられるバランスでつくられている。

知名度・歴史・権威性があるため、誕生日やお祝いなどにも安心して使えます。

僕はシンプルにドンペリが好き、美味しいし、もらったら嬉しいし、あげても喜ばれるので。

今日は以上です!

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