こんにちは、skです。
今日は先週聴いたマイルスの「キリマンジャロの娘」、イエスの「イエスソングス」、宇多田ヒカル「One Last Kiss」の話をしようと思います。
僕は20代の中盤頃、某ジャズCD屋で働いていた時期があり、今でもジャズが身近にあります。「履歴書と意気込みを綴ってお持ちください」という当時の面接、今でも覚えてます。その場で採用してもらったのが結構嬉しかった記憶。
両親がジャズ好きだったこともあって、幼少の頃からジャズは生活に馴染んでいました。
「履歴書と意気込みを綴ってお持ちください」、僕はその時の意気込みに下記の3アーティストと作品を併記しました。
- Miles Davis / Kind of Blue
- Keith Jarret / Koln Concert
- Pat Metheny / Bright Size Life
上記の作品は今でも思い出しては聴いて、その都度何かしらの発見を僕に与えてくれる。
そのCD屋で働いていた頃は、先輩やお客さんから色々教えてもらって、今でもその知識が役に立ってます。音楽に夢中な人間ばかりが集まっているという、客観的に観るとかなり濃度の高い空間だったなと思います。
Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
先週聴いたマイルス:キリマンジャロの娘
キリマンジャロの娘
これですね。
前作の「Miles in the Sky」は、マイルスが初めて自身のバンドにエレキギターと、エレピを導入した作品で、いわゆるエレクトリック・マイルス期の幕開け作品。
本作は「Miles in the Sky」と同年(1968年)にレコーディングされた作品で、リリースは翌年1969年。
メンバーは、下記のとおり。
- マイルス・デイヴィス:tp
- ウェイン・ショーター:ts
- ハービー・ハンコック:ep on Tout de Suite, Petits Machins, Filles de Kilimanjaro
- チック・コリア:ep on Frelon Brun, Mademoiselle Mabry
- ロン・カーター:eb on Tout de Suite, Petits Machins, Filles de Kilimanjaro
- デイヴ・ホランド:b on Frelon Brun, Mademoiselle Mabry
- トニー・ウィリアムス:dr
1968年の6月と9月のセッションで構成される本作、6月のセッションは前作と同様のメンバー構成で、9月のセッションはハービー・ハンコックに代わりチック・コリア、ロン・カーターに代わりデイヴ・ホランドが参加している点がポイント。
マイルスは人種に対する差別がない人。ギル・エヴァンス時代から、人種のカベを超越していた。
Frelon Brunのスリリングな展開たまらんですね。ショーターのテナーも結構バリバリきてますが、ホランドのベースが異様なムードを盛り上げますね。デイヴ・ホランド大好きです。
マイルス・デイヴィスの真実
それはそうと、以前読んだ小川隆夫さんの「マイルス・デイヴィスの真実」を読み返しつつ、クラーク・テリー、チャーリー・パーカーを聴いたり、バグス・グルーヴを聴いてマイルスとソニー・ロリンズの相性に改めて新鮮さを感じたりして、改めてマイルスの存在は稀有なのだなと感じています。
マイルスの判断力と探究心
マイルスは、親分であり、クリエイターであり、メンターでもあったんだなと、判断力と探究心において、自身に対する忠誠心の高さは学びが多いです。
マイルスはテクニックより、センスの人。ビバップ時代の超絶技巧至上主義的な音楽は、マイルスを魅了した。でも、マイルスは自分の技量を理解していた。技量に頼らずとも音楽が素晴らしいことをマイルスは知っていた。
ジャズに興味のある入門的な作品紹介を下記でしていますので、ご興味あれば下記からどうぞ。
「ジャズの定番名盤オススメ10選!【マイルス・コルトレーン・ブルーノートからECMまで】」
先週聴いたイエス:イエスソングス
マイルス聴いてて、同軸でイエスの「Yessongs」を聴きたくなりHeart of the Sunriseに打ちのめされた先月末。
この曲、やっぱめっちゃ凄い。歯車がはまっていく感じというか、静と動の抑揚がやばい。
かなり刺激を受けて今日のブログより先行して1本記事にしていますので、興味ありましたら下記からどうぞ。
「Heart of the Sunrise イエスの名曲 ライブ盤Yessongsでの演奏が凄い!」
先週聴いた宇多田ヒカル:One Last Kiss
今日の締めがこちら。
宇多田ヒカルの「One Last Kiss」。みなさま「シン・エヴァ」ご覧になりましたか?ネタバレになってしまうので多くは語りませんが、素敵な映画でした。
僕は世代的に旧エヴァもリアタイ世代ですが、全然縁も関心も以前はなかった庵野作品。単に知識がなかっただけで、毛嫌いとか食わず嫌いとかではなかったんですけど、なんか縁がなかったんです。
ところが、数年前に「シン・ゴジラ」を映画館でみるという縁に恵まれ、初めて鑑賞した庵野作品。「シン・ゴジラ」めっちゃ面白かった。
それで、今回「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の公開にあやかり、アマプラで「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破・Q」を一気に鑑賞し、いざ「シン・エヴァンゲリオン劇場版」へ。
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そもそも、旧エヴァを知らずして、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破・Q」を観るというのに若干の抵抗を感じつつ、「シン・ゴジラ」が良かったので庵野作品の真骨頂であるエヴェ作品を映画館で観るチャンスを無駄にはしたくないということで、ややチート感を感じつつも「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破・Q」観た次第です笑。
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シン・エヴァ観た今だから言えますけど、チートしてよかったと思ってます。時系列の概念を吹き飛ばすような力強い作品だった。でも、本当難解な作品ですね。鑑賞後に色々な方の考察を漁ってしまった笑。でも、本当面白い。面白いことに気がつけてよかった!
シン・エヴァンゲリオン劇場版のテーマソング
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」のテーマソングは、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破・Q」のテーマソングも担当された宇多田ヒカルさん。
この曲、なんていうか、魂が何求めてるのか、もっと自分に誠実にならんとね、っていう気持ちを呼び起こしてくれるような音楽。歌詞も凄いし、シン・エヴァのヴィジュアルとシンクロする音像も素晴らしすぎる。
ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破・Qのテーマソング
ちなみに、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序・破・Q」のテーマソングも愛おしいです。
シン・エヴァの「One Last Kiss」、序・破の「Beautiful World」Qの「桜流し」が収録されてるまさにエヴァーグリーンな1枚。
今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
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