本記事では、クルアンビンのギタリスト、マーク・スピアーの使用機材(ギター・エフェクター・アンプ)概要を解説していきます。
気楽にお楽しみください。
Enjoy.
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Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
1.使用ギター
2001 Fender Stratocaster Large Head
マーク・スピアーのメインギターは、ラージヘッドが特徴のフェンダー70sスタイル2001年製ストラトキャスターです。ネックとブリッジのピックアップはパワフルなディマジオ「クルーザー」ピックアップに交換されています。
2.使用ピック&弦
JIM DUNLOP TORTEX TRI 0.88mm
コレ、すごいですよね笑。ジム・ダンロップのトーテックス・シリーズのオニギリ型ピック(0.88mm)なんですが、マークは1ツアーを1枚のピックでこなします。潔すぎ笑。格好いい。
そのためこの写真のように、リアルオニギリ型ピックになるまですり減ってますが、マークはフィンガー弾きとピック弾きを起用にスイッチしながら鮮やかなギターサウンドを放出します。
1ツアーに、1つのギターしか持っていかず、弦もツアー開始に新品を張ったらそのままツアーが終わるまで張り替えません。そして、ピックも1枚を使い倒します。かっこよすぎる。
D’Addario Extra Light .010-.048 ECG23
弦はダダリオのクローム・フラットワウンド弦(10-48)を使用。ベースのローラもフラットワウンド弦を使用してます。フラットワウンド弦なので、サウンドがモワッとしそうですが、ヌケの良いディマジオ「クルーザー」ピックアップとの相性もよく、極上のトーンを轟かせています。
3.使用アンプ
マーク・スピアーはフェンダーのシルバーフェイス、68カスタム・デラックス・リバーブを使用。かなりトーンにこだわりを持っているだけに、シルバーフェイスから放たれるサウンドは極上の心地よさです。
4.使用エフェクター
Pedaltrain
エフェクターも極めてシンプルで、歪み系、空間系、コンプを必要最低限にまとめコンパクトにペダルトレイン・ナノにセッティングしています。ボード外にワウペダルのクライベイビーと、ボード裏にパワーサプライのCioks DC5 Link 5をセッティングしています。
BOSS DS-1
極甘トーンにセッティングしたBOSSのDS-1のサウンドが秀逸。
BOSS PH-3
こちらもメロウで甘いトーンが心地よいBOSSのフェイザーPH-3。ベーシックな8ステージモードで使用。極甘トーンが最高です。
MXR M291 Dyna Comp Mini
MXRのダイナコンプは定番中の定番ですが、マーク・スピアーはマイクロサイズをチョイス。非常に合理的な思考が共感できます。
Electro-Harmonix Holy Grail
ダイナコンプの下に謎の箱が設置されていますが、これはエレクトロ・ハーモニクスのデジタル・リヴァーヴ、ホーリー・グレイルです。
Cry Baby
ワウペダルはジム・ダンロップのクライベイビーをチョイス。
Strymon El Capistan
ディレイはテープエコーのモデリングが秀逸な新鋭ブランド・ストライモンのエル・キャピスタンをチョイス。非常にメロウで心地よいディレイサウンドがクルアンビンの音楽性にマッチしています。
Roland EV-5
ディレイのコントロール用にローランドのエクスプレッション・ペダルを使用。
5.徹底したLess is more精神
マーク・スピアーの機材チョイスはとても合理的な感じがします。エフェクターも小さめのペダルトレインに几帳面にまとめてますし、1ツアーに1ピック、弦交換なし、という潔さですし。
合理的なロマンチスト。なんか相反するような合理性とロマンチシズムが同居したエキゾチックなギタリスト、それがマーク・スピアー。
個人的にはDS-1での音作りはすごくいいと思う。全然歪ませないセッティングだけど、ディストーションペダルだから当然歪むじゃないですか?あのセッティングは合理的なロマンチストだからこそだなって思います。
今回の機材情報は下記の動画を参考にしています、英語ですがベーシストのローラの機材も紹介しているので是非どうぞ。
こちらの「ジョン・フルシアンテの機材概要【ギター・エフェクター・アンプ】」や、「ジョニー・マーの使用機材をまとめ!【ギター・エフェクター】」などなども、ご興味ある方はぜひ覗いていただけたら嬉しいです。
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