本記事では、アダム・ドライバーのプロフィール・おすすめ3作品を解説していきます。
気楽にお楽しみください。
Enjoy.
各項目へ進む場合は、目次からどうぞ。
1.プロフィール
アダム・ドライバー、1983年11月19日生まれ、アメリカのカリフォルニア州サンディエゴ出身。
アダム・ドライバーは、一貫して「繊細で優しい」雰囲気があり、コメディもシリアスも演じる器用さが魅力。
アダム・ドライバーといえば、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のカイロ・レンですよね。
スタントなし、演技に対するこだわりが強く、ロジカルに役柄の本質を追求する。
では、アダム・ドライバーの「カイロ・レン以外映画3選」をチェックしていきましょう!
2.Paterson
作品名 | パターソン |
---|---|
原題 | Paterson |
監督 | ジム・ジャームッシュ |
配給 | アマゾン |
公開 | 2016年 |
「カイロ・レン以外映画3選」1つ目は、「パターソン」です。
2016年公開、ジム・ジャームッシュ監督作品。
アダム・ドライバーは、ジム・ジャームッシュ監督作品「デッド・ドント・ダイ」でも見れます。
ジム・ジャームッシュの真骨頂とでも言うべき、シュールで、「何の変哲もない世界」。
アダム・ドライバーは主役のバス・ドライバーであるパターソンを演じています。パターソンという街のパターソンという名のバス・ドライバー。ニュージャージー州のパターソンが舞台です。
ジム・ジャームッシュ旧知の仲である、永瀬正敏も出演しています。ちなみにわたしは、永瀬正敏演じる私立探偵濱マイクが大好きです。
また、この作品の前年2015年にスター・ウォーズのエピソード7『フォースの覚醒』でハン・ソロとレイア・オーガナの息子であるカイロ・レン(ベン・ソロ)役としてアダム・ドライバーは出演し一気に名声を確固たるものとした。
ジム・ジャームッシュの描く世界観、世界の現実の切り抜き感がとても好き。日常を描く際の、視点がジム・ジャームッシュならではだなと感じます。
月曜日、いつもの朝食、大人びた子供たち、他愛のない会話を繰り広げる妻、マーヴィン(ブルドッグ)と散歩、サム&デイヴという名の双子。
火曜日、カーブを曲がるバス、男の会話、他愛のない会話を繰り広げる妻、話しかける若者、失恋した男。
水曜日、いつもの朝食、いつもどおり詩を書く、バスの運転、帰宅、いつもどおり好奇心旺盛な妻、マーヴィンを散歩に連れていく、いつもの一杯のビールを飲む。
木曜日、出勤、政治や社会問題に関心のある若者、詞を書く、いつもどおり不調な同僚、詞を書く少女、はらはらする妻の手料理、寝てるマーヴィン、いつものバー。
金曜日、早起きの妻、詞を書く、いつもどおり不調な同僚、バスの故障、ギターを手に入れた妻、いつもどおりポストを倒すマーヴィン、夫の帰りを楽しみに待つ妻、晩ごはんがデリピザで気分が上々になる週末、散歩、バー、イカれた“ロミオ”。
土曜日、カップケーキ、マーヴィンと散歩、映画とディナー、帰宅。詞を書き留めていたノート、マーヴィンがボロボロにしてしまった。
日曜日、詞を書き留めたノートはもう戻らない、書き留めた言葉はもう帰らない、憂鬱な日曜日を迎える。一人で散歩、マーヴィンはいない。公園のベンチで日本人と出会う。
そして、また月曜日が来る。
同じ日は二度とこないが、繰り返すパターン、『毎日が新しい日』。
3.BlacKkKlansman
作品名 | ブラック・クランズマン |
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原題 | BlacKkKlansman |
監督 | スパイク・リー |
配給 | パルコ |
公開 | 2018年 |
「カイロ・レン以外映画3選」2つ目は、「ブラッククランズマン」です。
本作は、スパイク・リー監督作品で、「第71回カンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ」と「第91回アカデミー賞脚色賞受賞作品」です。
主演は、ジョン・デヴィッド・ワシントン(TENET テネット 、デンゼル・ワシントンの息子)。
KKK(クー・クラックス・クラン、白人至上主義団体)への潜入調査に取り組む黒人刑事をテーマにした、「差別」問題の本質を浮き上がらせるスパイク・リー監督渾身の作品。
アダム・ドライバーは、ジョン・デヴィッド・ワシントン演じるロン・ストールワースの相棒役、ジマーマン刑事を演じています。
ジマーマンは、アダム・ドライバーらしい、正義感や責任感を押し出したキャラクターで、かつ、「現代っ子」的な程よい脱力感のあるキャラクター。
4.The Report
作品名 | ザ・レポート |
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原題 | The Report |
監督 | スコット・Z・バーンズ |
配給 | アマゾン |
公開 | 2019年 |
「カイロ・レン以外映画3選」3つ目は、「ザ・レポート」。
アダム・ドライバー主演、アメリカ上院調査スタッフという役柄。
本作は、アメリカ正義を描いた作品で、911テロ以降の容疑者取り調べ時の「尋問方法に関する事実の隠蔽を解明する」ために、CIAの尋問プログラムを調査するストーリー。
政府の潔白や正義を主張している作品なので、賛否両論と思います。
ただし、内部の汚職や隠蔽を暴くのが主軸なので、「アメリカ内部の腐敗」を描いた作品とも言えるかと思います。
難しい設定ですが、アダム・ドライバーの「正義感や責任感」がドハマりしてます。
「正義」とはなにか。問題解決の後、公平な社会の訪れは、安堵をもたらすのか?
アダム・ドライバーが演じる、ダン・ジョーンズは、機密調査に5年以上も身を削り、調査レポートをまとめ、上院議員を鼓舞する。
陰謀を暴く「ありがちな」テーマですが、脚本がスムーズで引き込まれました。
「プリズン・ブレイク」や「24 -Twenty Four-」にも通じる面白さアリ。
5.結論、コメディもシリアスも魅せる
わたしはスターウォーズでアダム・ドライバーを知ったので、カイロ・レン以外の役柄を見たのは初めてでした。
アダム・ドライバーは、表情に隠された感情を、言葉を使わずに表現する。
その滲ませ方に、どこか責任感や正義感、誠実さなど、勇敢な印象を与え、一見無表情だけど、秘めるユーモアと混ざり合いユニークな存在感があります。
パターソンは観察力や洞察力に優れた極めて優しい男、優しさのあまり、自己表現が苦手な男、詞と向き合うことで自己を表現できた、その行為を愛していた。その詞を書き留めたノートを失った時の喪失感。
パターソン、アダム・ドライバーの魅力が詰まった映画です。
ジム・ジャームッシュは洒落てます。
ブラッククランズマン、ザ・レポートでは、カイロ・レンに通じる「心根の優しい」個性が垣間見れます。
アダム、キャラ濃い、他も見たい。
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