映画マイ・プライベート・アイダホで使用されたエルトン・ジョンの楽曲について。

映画マイ・プライベート・アイダホで使用されたエルトン・ジョンの楽曲は「Blue Eyes」です。

下記の楽曲になります。

※歌詞の内容や、映画について知りたい方は本文も併せてどうぞ。
なお本文には、映画マイ・プライベート・アイダホに関するネタバレ要素が含まれています。ご注意ください。

※目次もご活用くださいませ。

Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。

プロフィール詳細

1.曲名「Blue Eyes」

この「Blue Eyes」は、エルトン・ジョンの16thアルバムに収録されている楽曲。

「Blue Eyes」は、苦しみ、悲しみ、美しく儚い人生、若さと刹那、憂いなどの繊細な感情と、ゆったりとして、寛容で、あたたかいメロディとリズムによって奏でられる優しさに満ち溢れた楽曲です。

当時エルトン・ジョンは、35歳ですが既に16枚目もアルバムをリリースしており、多作であることがわかります。

なお、現在(2021年時点)エルトン・ジョンは74歳。スタジオアルバムはなんと31枚も!リリースしています。

※下記は最近のエルトン・ジョン。

※左はポスト・マローン、オジー・オズボーン、デュア・リパなどを手掛けるグラミー受賞プロデューサーのアンドリュー・ワット(1990年生まれ)。グッチのローファーをおそろいで。なんだかかわいいね。

※こちらもエルトン・ジョンとアンドリュー・ワット。

なお、アンドリュー・ワットはレッチリのチャド・スミスとも親交が深く、下記の動画(フェンダーによる密着アンドリュー、SPゲスト:チャド・スミス)でも見れるように、レコーディングにチャド・スミスを度々オファーしています。

ちょっと話が、アンドリューへそれてしまいましたが、エルトンへ戻します。

ちなみに、エルトン・ジョンは、イギー・ポップさん、ロン・ウッドさん、細野晴臣さんと同じ1947年生まれ。

そして、今回紹介している映画、マイ・プライベート・アイダホは、1991年公開のアメリカ映画。

キアヌ・リーブスとリヴァー・フェニックスという驚異の2トップが主演した青春映画です。

※青春映画と一言で片付けることができないほどに、繊細で、なおかつ、包括的な作品。貧困や若さゆえの苦しみが描かれており、今だからこそ、多くの方に観てほしいと思う名作です。

ちなみに、下記はエルトン・ジョンといえばの名曲「Your Song」。「エルトン・ジョン聴いたことない」という方でも、もしかしたら聴いたことのあるメロディなんではないかな?と思います。いやあ、いい曲です。しみる。

※個人的には、この「Your Song」、小学校の頃に通っていたスイミングスクールの閉館を知らせる曲だったので、子供ながらに「しんみりする曲だなあ」と思っていた覚えがあります。懐かしい。

ではつぎに、映画マイ・プライベート・アイダホの監督、ガス・ヴァン・サントについてちょろっとチェックしていきましょう!

2.監督のガス・ヴァン・サントとは?

では、監督のガス・ヴァン・サントについて、ちょろっとご説明いたします。

ガス・ヴァン・サントといえば、マイ・プライベート・アイダホなわけですが、ほかにも「思春期・青春」を題材とした「若さゆえの苦しみ」や「刹那」にフォーカスした「おぼろで曖昧、断定しない」作風で知られる映画監督であり、写真家です。

ガス・ヴァン・サントの代表作は、ドラッグストア・カウボーイ(1989年公開、主演マット・ディロン)、マイ・プライベート・アイダホ、グッド・ウィル・ハンティング(1997年公開、主演マット・デイモン)。また、カート・コバーンの最後の2日間をモデルに描いた映画「Last Days」(主演マイケル・ピット)の監督でもあります。

そして、当ブログでお馴染みのレッド・ホット・チリ・ペッパーズの名曲「Under the Bridge」のMV監督こそ、ガス・ヴァン・サントであり、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバム「Blood Sugar Sex Magik」のジャケット写真も、ガス・ヴァン・サントが撮影していたりします。

映画マイ・プライベート・アイダホに主演したリヴァー・フェニックスと、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシストであるフリーや、ギタリストのジョン・フルシアンテはプライベートでも親交が深く、ジョン・フルシアンテのソロアルバム「Smile From The Streets You Hold」ではリヴァー・フェニックスの歌声を聴くこともできます。

気になる方は下記の記事「ジョン・フルシアンテ若い頃のソロアルバム【90年代】」もあわせてどうぞ。

※ジョン・フルシアンテの右手首にある「*」タトゥーを撮影中のガス・ヴァン・サント。

また、ガス・ヴァン・サントは、最近グッチが製作したショートムービーの映像監督としても話題になりました。下記の動画です。

この作品のタイトルは「OUVERTURE of Something That Never Ended(終わらなかったものの序曲)」。

終わらなかったものの序曲」というタイトルに、マトリックスの新作公開とのシンクロニシティをなんだか感じてしまう。まさに今、世界は「Wake Up」な時期。ここ日本も例外であるはずがなく「Wake Up」な時期ですもんね。

さらに、本作は下記のようなシンクロニシティをも含んでいます。なんという運命。

偶然にも、ヴァン・サントは30年前の同じ月にローマで30日間、象徴的な作品となった「マイ・プライベート・アイダホ」を撮影している。「僕がアレッサンドロに求められてたことは、僕自身が馴染みの深い領域だったんだ」と、ヴァン・サントは説明した。

出典:VOGUE

※なお、このショートムービーは、アレッサンドロ・ミケーレ(グッチのクリエイティブ・ディレクター)とガス・ヴァン・サントが製作指揮を行っています。この作品は、COVID-19によって迫られた「ファッションショーができない現実=ニューノーマル」の渦中から生まれた「苦し紛れの代替品」ではなく、この ショートムービーは「新たなクリエイション手段」となっています。

「ファッションがコンフォートゾーンから出た時に見えてくる新たな地平線とは何か? ランウェイを歩いていない時、服にはどんな命が宿るだろうか?  不確かで、けれど予兆をはらんだ今の状況で頭に浮かんだのは、これらの疑問だった」

出典:VOGUE

上記のとおり、「新たなクリエイション手段」の概要、ちょっと小難しい感じもするのですが、要は、「服」そのものの価値観が変わりゆく現代において、「今と服の関係性」を切り取り、記録しておきたかったのではないかな?と思います。

本作は、小津映画のように「現実を切り取ったような作品」であるがゆえに、「服は生活と共にある」という見方もできるので、「服が好きな方」「映画が好きな方」「世界は多様性と包括性に対してどのように向き合うのか?などに興味のある方」にはとてもおすすめできる内容の作品です。

※ちなみにこの短編映画に出演しているシルヴィア・カルデローニ(下記)は、イタリアの劇団「Motus」のパフォーミングアーティストであり、アクターです。

3.今だからこそ今一度観たい映画

「多様性と包括性」の重要性が悲願の市民権を得始めた今だからこそ、映画マイ・プライベート・アイダホとエルトン・ジョンのシンクロニシティにファーカスしてみてはいかがでしょうか?

一時代を築き上げた2人、監督のガス・ヴァン・サント、そして「Blue Eyes」のエルトン・ジョンは共に、高齢ではありますが、それぞれが次世代を担う業界のトップランナーと積極的にコラボレーションしており、「現役」である点も見逃せないですよね。

この機会に映画マイ・プライベート・アイダホ、今でもアマゾンなどで視聴可能な作品ですので一度見てみてはいかがでしょうか?

今日は以上です。

skでした。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

記事が参考になりましたら幸いです。

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