ジョン・フルシアンテ若い頃のソロアルバム【90年代】

本記事では、ジョン・フルシアンテの1st〜3rdアルバムを語ります。

気楽にお楽しみください。
Enjoy.

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毎日音楽に励まされて生きています。
音楽も、音楽家も、わたしにとっては刺激そのもの。

プロフィール詳細

1.各作品クレジット

1stアルバムNiandra LaDes and Usually Just a T-Shirt
アーティストジョン・フルシアンテ
制作時期1991年〜1993年
リリース1994年11月
レーベルAmerican Recordings
パーソネルジョン・フルシアンテ
2ndアルバムSmile From The Streets You Hold
アーティストジョン・フルシアンテ
制作時期1988年、 1991年〜1994年、 1996年
リリース1997年8月26日
レーベルBirdman Records
パーソネルジョン・フルシアンテ
3rdアルバムTo Record Only Water for Ten Days
アーティストジョン・フルシアンテ
制作時期1999年11月〜2000年4月
リリース2001年2月13日
レーベルWarner Bros.
パーソネルジョン・フルシアンテ
2ndEPGoing Inside
アーティストジョン・フルシアンテ
制作時期1999年11月〜2000年4月
リリース2001年3月5日
レーベルWarner Bros.
パーソネルジョン・フルシアンテ
配信アルバムFrom the Sounds Inside
アーティストジョン・フルシアンテ
制作時期2000年〜2001年
リリース2001年8月
レーベル自主リリース
パーソネルジョン・フルシアンテ

2.1stアルバム

ジョン・フルシアンテの記念すべきソロ1stアルバム『ニアンドラ・ラデス・アンド・ユージュアリー・ジャスト・ア・Tシャツ』は、美しいメロディセンスに溢れたダイヤの原石。

レッチリ脱退前の楽曲も収録

本作の音源は「1991年〜1993年」にレコーディングされているため、レッチリ脱退前に制作された楽曲を多く含んでいます。

本作は、レッチリの『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』をプロデュースしたリック・ルービンが、創設したアメリカン・レコーディングスからリリースされました。

また、本作は、全編を通して「陰鬱とした」曲が多いためか、レッチリ脱退騒動と絡めて語られがちだったりします。

名作

そのため、「悲痛な叫び」や「カオス」と表現されることも多いのですが、個人的には、本作から「エモーショナル」で「一貫性」のある名作だと思ってます。

とはいえ、「悲痛」な感じがするのは、きっとジョンに対する愛情の現れだと思いますし、冷淡な作品ではないですし、「エモーショナル」という意味では「悲痛な叫び」というのも解る気がします。

もちろん、私がジョンのファンだからこそ、擁護するような側面もあるかもですが、辛辣に捉えても、名作だと思うんです。

ジョンらしさ

本作は、ジョンらしいハーモニーセンスにあふれています。

本作は、前半と後半で作品が分かれており、前半『ニアンドラ・ラデス』は、歌ものが中心。対して後半『ユージュアリー・ジャスト・ア・Tシャツ』はインストが中心。

前半と後半に分かれてはいますが、どこを切っても「ジョン・フルシアンテ」です。

例えば、前半の7曲目「Mascara」や、8曲目「Been Insane」などは、レッチリの「Breaking the Girl」、「Under the Bridge」などのムードにも近く、後半の2曲目からは「Scar Tissue」の雰囲気すら出ています。

同じく後半、4曲目の美しいギター・ハーモニーには、ヴィンセント・ギャロへ提供した『ブラウン・バニー』の楽曲の世界観とも通じています。

John Frusciante – Mascara

繊細で儚い

本作に限らないのですが、ジョンらしさの一つに「繊細で儚い」という要素があります。

たとえば、ジョンが8thアルバム『ジ・エンピリアン』でカバーした、ティム・バックリィ「Song to the Siren」に通じる世界観です。

本作は、4トラック・レコーダーでの収音のため、原始的で簡易的な録音環境だからこそ、生々しい音が伝わってきます。

アコギ弾き語りの簡易的な録音ではあるけど、ボーカルハーモニーも凝っており、アルペジオやバッキングのレイヤーセンスなどにも、現在のスタイルを感じさせる「繊細さ」にあふれています。

本作には、若さゆえの「美しさ・儚さ・切なさ・力強さ・無謀とも思える大胆さ」もあり、唯一性の高い1枚です。

そして、既に「ジョンの枯れたニュアンス」はあり、それらは生々しく、創作意欲に溢れた名作だと思います。

3.2ndアルバム

2ndアルバム『スマイル・フロム・ザ・ストリーツ・ユー・ホールド』、この時期を経て、レッチリに戻ったんだと思うと涙が出てくる。

1stと同時期の曲も収録

本作は、1stアルバムと同時期の楽曲も多く収録されています。

本作の制作期間は、「1988年、 1991年〜1994年、 1996年」で、どちらかというと編集盤的。本作には、主たるコンセプトは特にないように思います。

「A Fall Thru the Ground」のみ1988年にレコーディングされた楽曲で、「これ、18歳が作ったの?」と驚く、深淵な趣。

「I’m Always」や、「I May Again Know John」などに、ジョンらしさが出てます。

John Frusciante – I’m Always

「I May Again Know John」を含む数曲は、1994年にニューヨークで暮らしていた頃にレコーディングされています。

ニューヨークでのレコーディング曲は、退廃的を通り越し、破滅を漂わせており、薬物依存とうつ病の苦しみを「直接」晒した印象で、押しつぶされそうになります。

リヴァー・フェニックス

本作の、「Height Down」「Well I’ve Been」の2曲は、俳優のリヴァー・フェニックス(映画「スタンド・バイ・ミー」など)との共作で、リヴァー・フェニックスが歌っています。

リヴァー・フェニックスは、ジョンと同じ年、かつ、親友でした。

この2曲は1stアルバムに収録される予定でしたが、1993年にリヴァー・フェニックスが他界したため、家族の意向で収録を見送られ、本作に収録されました。

後悔している

ジョンは、本作をリリースして後悔しているそうです。

その理由は、本作を「ドラッグのために売った」から。

本作をリリースした頃のジョン・フルシアンテは、深刻な薬物依存で、ギターも2年間触っていなかったほど。

しかし、本作の翌年98年、1ヶ月間のリハビリ(ドラッグを断つための)に成功し、フリーの協力も手伝ってレッチリに復帰しました。

4.3rdアルバム

3rdアルバム『トゥ・レコード・オンリー・ウォーター・フォー・テン・デイズ』は、シーケンサーとアコースティックギター、生まれ変わったボーカル、キャッチーなメロディ、それらが美しく調和したドラマティックな内容、名曲揃い。

ワールドツアー中に制作

本作は、レッチリのワールドツアー中に制作されました。

ジョンは1998年にレッチリへ復帰。

復帰と同時に早速フリーのガレージでレッチリの新作レコーディングを開始。

その後『カリフォルニケイション』をリリース。ヨーロッパツアー中の、1999年11月からコツコツと本作を制作しています。

この頃から、ジョン・フルシアンテの「非凡で無尽蔵な創作意欲」は現在に至るまで衰え知らず。

エモーショナルなソロで始まる「Going Inside」に始まり、「Wind Up Space」や、「Remain」などに顕著な、「生死を彷徨い、自己と対峙し葛藤、経験から生まれた歌詞」は、キャッチーなメロディと共にドラマティックに輝いている。

エンディングを飾る15曲目の「Moments Have You」は、レッチリの『バイ・ザ・ウェイ』へと直結していくであろうポジティブなエネルギーに満ちている

John Frusciante – Murderers

アコギとドラムマシーン

本作でジョン・フルシアンテは、今までのアコギ弾き語りスタイルに、「ドラムマシーンを導入する」という新たな試みを行いました。

さらに本作では、シンセサイザーなども導入し、表現の幅を広げると同時に、一貫した「ソロ制作」を突き詰めていったのだと思います。

さらにさらに、本作では、持ち前のメロディセンスに、「デペッシュ・モードやニュー・オーダーの影響」を加えることで、ポストパンクやニューウェーブのムードを取り入れています。

ボーカルが安定

本作では、過去作の「爆発的な感情」を「コントロール」することで、ボーカルが安定しています。

「若さ」に「技術」が加わったという結果なのでしょうね。

シンセポップ、ポストパンク、エレクトロニカの要素を注ぎ込み、実験的な作風ではありますが、ボーカルが以前より安定したことで、非常に耳馴染みもよくなり、本作は、ジョンのソングライティング力がしっかり評価されるきっかけとなった作品でもあります。

本作での取り組みは、レッチリの8thアルバム『バイ・ザ・ウェイ』へ図らずとも影響し、「The Zephyr Song」や「Dosed」などに顕著。

5.2nd EP

本作は『トゥ・レコード・オンリー・ウォーター・フォー・テン・デイズ』の、未収録音源集です。

「Going Inside」はアルバムからのシングルカット。

John Frusciante – The Last Hymn

アコギ弾き語りとシンセのシンプルなハーモニーで構成されており、1stアルバムに近い手触りのある作品。

6.配信限定アルバム

3rdアルバムと同時期

本作は、3rdアルバムと同時期に制作されています。

このアルバムは、配信限定リリースです。

3rdアルバムに収録された楽曲の別テイクや、EPに収録された楽曲、ヴィンセント・ギャロの映画『ブラウン・バニー』へ提供した楽曲などが収録されています。

John Frusciante – So Would Have I

ファン投票

本作の作品タイトルは、ファン投票で決められています。

  • 2001 Internet Album
  • Live Above Hell
  • From the Sounds Inside

上記の3つが候補で、僅差で『フロム・ザ・サウンズ・インサイド』に決まりました。

7.早熟と若さ

ジョン・フルシアンテの初期作品は、ありのままを濃縮したような、純度です。

1stは、本人も「当時の自分を出し切れている」としていて、完成度に納得しているみたいですね。

1st、2ndは音質的に聴きずらく感じる場合があるかもしれませんが、スルメなので何度か聴いてみると、旨味が出てくるかと思います。特に1stは旨味が詰まってます。

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