BOSSのディストーションDS-1を使うとどんな音が出せるのかな?
そんなに高くないし定番だからとりあえず買っておこうかな。
でも、その前に音の質感チェックしておきたいな。もしかしたら注意点あるかもしれないし。
まずDS-1の値段。DS-1はだいたいどのお店でも税込み6,000円台。
» BOSS DS-1
DS-1と同時期に販売されたMXRのDistortion+はおおむね1万円台。
上記の動画で併用しているアナログディレイは下記のBOSS DM-2wで、WAZAシリーズの1品。
DS-1の購入を迷われている方なら、もうすでにご存知かとおもいますが、DS-1はBOSSのエフェクターの中でもかなり低価格帯の機種。だからといって「安物」と思う?実際に音を聴いたら「おや?」と思えるのでしょうか?
では詳細をみていきましょう!
Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
1.BOSS DS-1のかっこいい使い方
歪ませないで使う(引き算の美学)
まずは下記の動画をどうぞ。
ディストーション・ペダルなのに「Gain」をゼロで使用するなんて、ディストーションの意味あんの?って思いますか?
とはいえ、この独特のトーン、オーバードライブやファズで出せるトーンとは違いますよね?
このトーンを使った好例が、クルアンビンというテキサスのバンドでギターを担当しているマーク・スピアーのトーン。
下記のイントロで確認できる独特のこもった、「Woman Tone」とも似たトーンがまさにDS-1の「Gain」ゼロのトーン。
機材の「おいしい使い方」を熟知した引き算の美学。ギタリスト「マーク・スピアーの使用機材」を下記にまとめてるのでぜひ参考にしてみてください。
がっつり歪ませる(ときには足し算で遊び心を)
上記で紹介した、「引き算の美学」とはうって変わって、がっつり歪ませたDS-1のトーンもチェックしておきたいですよね。
そもそも、ディストーションですからね、どの程度歪むんでしょう?下記の「BOSS公式動画」をどうぞ。
ロングラン機種なのであえて「クラシックな」というのは違和感ありますが、DS-1は1978年にデビューしたBOSSの初となるディストーションペダル。なので当然「原始的な」歪みですし、決して「モダン」や「ハイファイ」と形容するようなサウンドではないですね。そういう意味では「クラシックな」機種。
念の為、後継機種にあたるDS-2のサウンドを下記の「BOSS公式動画」でチェックしてみましょう。
DS-2はつまみが増え、音作りの幅が広がりDS-1よりも「緻密」になりました。
カート・コバーンが愛用したことでも知られるDS-1とDS-2。どちらにも違った個性があるので、好みだと思いますが、ジョン・フルシアンテのようにファンキーなカッティングも織り交ぜるような演奏スタイルの場合、DS-2の方が向いているように思います。
» BOSS(ボス)のディストーション・ペダル「TURBO Distortion DS-2」購入前チェック項目!
それは、ジョンのようなカッティングフレーズは「音抜け」が重要で、「音抜け」に影響する高音域の特性がDS-2の方が向いているように思うためです。
「Give it Away」や「Can’t Stop」のような単音カッティングでその差が出ます。
「ジョン・フルシアンテの音作り」もまとめてあるので下記からどうぞ〜。
2.BOSS DS-1を使用する際の注意点
「他人とかぶること」を恐れるならおすすめしない(あなたにしかできないことがある)
BOSSのエフェクターは非常に流通量も多く、いわゆる「定番」といわれる機種が多いので、他人とかぶることを望まない人にはおすすめできないです。
かなりの率で「かぶる」と思います。
とはいえ、定番過ぎて昨今はメインで使用する人が意外と少なくなっているようにも感じるので、「あえて」感で使うという手もありますよね。
なにより、「自分が気に入ったアイテム」を使うのがかっこいいと思います。「DS-1が気に入った」のなら、胸張って使っていきましょう!
僕はDS-1大好きです。先程も紹介した通り、「歪ませないで使う」のがお気に入りで、メロウな曲を演奏するときの隠し味に最高。
しかも価格もお手頃なので、リアリスト、ミニマリストにも最高なコスパを提供してくれます。
ディストーションの本質
ディストーション・ペダルは原音を潰し、原音にはない倍音を人工的に加えることで厚みのあるサウンドを生み出します。なので、常に「原音」がエフェクト音にも影響します。「原音」を加工するためですね。
つまり、どのエフェクターを使おうと、あなたが使っているギターの「原音」を加工するのがエフェクターということです。
それを踏まえた上で、どのように原音をアレンジ・エディットさせたいか。
ディストーションの本質は、音を歪ませること。アンプのゲインを上げたサウンドを再現するオーバードライブに対して、ディストーションは音を歪ませることを目的としています。(とはいえ、厳密にオーバードライブとディストーションの違いを定義されているわけではないのが現状です)
つまり、ディストーションサウンドは「アンプで原音を歪ませた音」とは似て非なるもの。
様々なディストーションがありますが、DS-1は基本の1台といえるかと思います。DS-1にはディストーションに期待する「荒々しさ」がありますからね。
3.まとめ:DS-1さえあれば事足りる?→目的次第
ディストーションにあなたが何を求めるかで、ディストーションペダルの選択肢は山のようにあるので、今取り組んでいる音楽のスタイルや、あなた自身の好みを見つける意味でも色々なエフェクターを実際に使ってみてはいかがでしょうか?
とはいえ、予算の問題も現実的にあると思うので、「今回は予算1万円!」と決めているのであれば、DS-1は最高の選択になるのではないかなと、個人的には思います。
記事内で紹介したとおり、DS-1は「歪ませないで使う」ことができ、DS-1の独特なトーンは非常に魅力的です。もちろん、「がっつり歪ませる」こともできるので、1台あると結構可能性広げてくれますよ。
演奏中の味付けに使うも、終始歪ませるにしても、DS-1はしっかりと役割を果たしてくれることでしょう!
ちなみにDS-1は記念バージョンのブラックもあります。
下記にいくつか歪みペダルを紹介して終わりたいと思います。
ではまた〜!
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今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
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