ジョン・フルシアンテ歴代ギター知りたいならコレ!【年代順アーカイブ】

この記事では、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(レッチリ、Red Hot Chili Peppers)のギタリスト、ジョン・フルシアンテの歴代ギターを年代順で整理・解説します。

なお、読みたい年代へスムーズにアクセスできるように目次も設置してあります。

※下記の「ジョンとムスタング」って結構以外な2ショットな気がする。
その他のギターに関しても詳しく知りたい方は本文も併せてどうぞ。

※目次付き。

sk

1984年生まれ。東京在住。
音楽、芸術、映画、飲食、衣服などに敏感な性質。

好きなものは、「非圧縮音源」「ぬるめのカフェラテ」「アーヴィング・ペン」「中目の古着屋」「うさぎやのどら焼き」「エチオピア産コーヒー豆」「南アとサンタリタヒルズ産ピノノワール」などなど。

※なお、最近はランニングを習慣化。マイペースに走っております!

プロフィール詳細

1.歴代使用ギターの一覧表(年代順)

ジョン・フルシアンテは、レッチリ初期から現在に至るまで様々な年代のストラトキャスターを酷使してきました。

ジョン・フルシアンテは、こちらの記事「ジョン・フルシアンテ使用ギターの特徴はコレ!5分で解る!」で解説した62年製ストラトキャスター以外にも、68年製、58年製、55年製のストラトキャスターなども使用しています。

ただし、現行品や、カスタムショップなど、近年製作されたストラトキャスターを使用した形跡は皆無です。

それでは、早速ジョン・フルシアンテの歴代使用ギターを見ていきましょう!

ヴィンテージ三昧

ジョン・フルシアンテのギターや機材は、ほとんどが60年代前後に製造されたヴィンテージばかり。

とはいえ、基本条件を知っておけば、ヴィンテージでなくとも、「ジョンのトーン」を理解し近づくことは可能です!下記も参考になると思います。
» 「ジョン・フルシアンテ流音作り方法【結論:引き算】

下記が、ジョン・フルシアンテの「歴代使用ギターの一覧表(年代順)」になります。

  • Kramer Pacer Custom II
  • Ibanez RG750
  • 1968 Fender Stratocaster
  • 1958 Fender Stratocaster
  • 1957 Fender Stratocaster
  • 1966 Fender Jaguar
  • 1965 Fender Duo Sonic
  • Martin D-18
  • Martin D-28
  • Martin 12 String
  • 1962 Fender Stratocaster
  • 1955 Fender Stratocaster
  • 1960 Fender Telecaster Custom
  • 1958 Gretsch White Falcon
  • 1940s Martin 0-15
  • 1963 Fender Stratocaster
  • 1999 Fender Stratocaster
  • Fender Toronado Deluxe
  • Taylor 314CE
  • 1961 Fender Stratocaster -Fiesta Red-
  • 1961 Fender Stratocaster -Olympic White-
  • Fender Mustang
  • 1969 Gibson Les Paul Custom
  • 1961 Gibson SG/Les Paul Custom
  • Gibson ES-335
  • 1980 Yamaha SG2000

ちらほら意外なギターもあり。

とはいえ、どの時代もフェンダー・ストラトキャスターをメインで使用していますね。

ジョンの歴代ギターを知ると、ストラトキャスターの歴史も知れるて、一石二鳥。

では、まずはジョン・フルシアンテがレッチリに加入した最初期、1988年頃に使用していたギターから見ていきましょう〜!

2.18歳のジョンが使用したギター

Kramer Pacer Custom II

レッチリ加入最初期のジョンは「いわゆるスーパーストラト=ハイテク系」を使用していました。

上記はフロイドローズ搭載のKramer Pacer Custom II。

Ibanez RG750

ほかにも、下記のIbanez RG750(RGシリーズの初期モデル)なども同時期に使用しています。

現在では全くジョンのイメージとは結びつかないスーパーストラト。

なお、上記はフロントピックアップがハム、下記はフロントがシングルコイルで、仕様が異なります。

こういうギターを選んでいた過去を知ると、ジョン・フルシアンテは「熱心にギターの練習してたんだろうなあ」って思う。なんだか片鱗が伺えますね。

ジョン・フルシアンテは、フランク・ザッパはもちろん、スティーヴ・ヴァイなども通ってきており、想像以上にテクニカルな演奏の素養を持っていることと思います。

※下記は少年時代のジョン・フルシアンテ。ジミヘンのTシャツ着てますが、なんとカタカナで「バンド・オブ・ジプシーズ」とプリントされてます。この頃から古着好きだったのかも?

※ちなみに下記の右側のギターがアイバニーズRG750。所有者はポール・ギルバート。

※下記はアイバニーズの現行RGシリーズ。RGシリーズは現在も引き継がれており、アイバニーズの代名詞的モデル。テクニカルなプレイヤーからの支持が厚い。エントリーモデルはかなり低価格。

Ibanez RG350DXZ-WH
Ibanez(アイバニーズ)
METALギターの定番モデルとして30年以上に渡り歴史を重ねるIbanez RGシリーズのスタンダードモデル。

つぎに、「レッチリの4thアルバムMother’s Milk」でジョン・フルシアンテが使用していたギターを解説します!

3.19歳のジョンが使用したギター

1968 Fender Stratocaster

スーパーストラトの翌年、1989年には、ヴィンテージ趣向へと移行していくジョン・フルシアンテ。

Mother’s Milk期を象徴するジョンのギターは、「フェンダー68年製ストラトキャスター」です。

フェンダーがアメリカの大手放送局CBSに買収されたのが1965年。

1965年後期から発売されたストラトは、ヘッドデザインがラージヘッドに変更されました。いわゆるCBSロゴになります。

この頃のストラトは、現在150万円以上といった感じです。

※下記は「Made in Japan」にこだわった「確かな作り」を提供する「Traditionalシリーズ」のLate60sストラトキャスター。60年代後半、CBS以降のラージヘッド仕様で、ありそうでなかったバランス感。低価格モデルながら、この仕様なので長く愛用できそうな1本ですね。

Fender Made in Japan Traditional Late 60s Stratocaster®, Rosewood Fingerboard, 3-Color Sunburst
Fender(フェンダー)
フェンダーの伝統的な楽器製作の美学と日本の洗練された クラフトマンシップを融合することで導き出されたMade in Japan Traditionalシリーズ。

つぎに、「レッチリの5thアルバムBlood Sugar Sex Magik」でジョン・フルシアンテが使用していたギターを解説します!

4.21歳のジョンが使用したギター

1958 Fender Stratocaster

1991年頃になると、ジョンは「PreCBS期のヴィンテージ・ストラト」を愛用するように。どんどんヴィンテージ趣味が進んでますね。

Blood Sugar期は、このローズ指板の「フェンダー58年製ストラトキャスター」がメイン。

ご覧のとおり、ローズウッド指板。なので、これも62年製前期のストラトと同様に、「スラブ貼り」の指板ですね。

ちなみに、1965年前期までの、いわゆる「Pre CBS」のストラトは、めちゃくちゃレアです。

ストラトキャスターの製造が開始されるのは1954年からで、繰り返しになりますがフェンダーは1965年CBSに買収されるので、買収前(1954年〜1965年前半)のフェンダーのギターはヴィンテージギターの中でもかなり希少。

物によっては500万円以上になるらしい。

ストラト関係の情報はストラト・クレイジーさんのサイトがかなり参考になります。

1957 Fender Stratocaster

ジョン・フルシアンテは、58年製のストラトキャスターと同時期に57年製のストラトキャスターも入手しています。

57年製ストラトキャスターも、「レッチリの5thアルバムBlood Sugar Sex Magik」でジョン・フルシアンテは使用しておりますが、メインではありません。

というのも、この57年製には、「流行りの」ジャンボフレットが打たれていたらしく、ジョンはこのフレットを「くだらない」という理由で、外し、フレットレス仕様にして使用しています。

57年製のストラトキャスターは、Blood Sugar Sex Magikに収録されているMellowship Slinky In B Majorで使用されています。

1966 Fender Jaguar

ジョンはストラトと同じぐらい大のジャガー好き。

Under the Bridgeのイントロはあまりに有名な一幕ですが、このMVでジョンが使用しているギターはマッチングヘッドが素敵な66年製のジャガーです。

「66のSherwood Green」以外にも、「62のFiesta Red」や、「60sのLake Placid Blue」や、「60sのOlympic White」など、カラバリ豊富にジャガー好きらしいコレクションを所有しています。

1962年デビューのジャガーは、現在、ヴィンテージ相場50万〜100万円のようです。

ストラトの上位機種としてジャガーはリリースされました。

※下記はジョン・フルシアンテが敬愛しているジョニー・マーのシグネチャージャガー。スイッチがシンプルにモディファイされてます。

Fender JOHNNY MARR JAGUAR® METALLIC KO
Fender(フェンダー)
ジョニー・マーが愛用している65年製ジャガーをベースにしながら、「スイッチ・システムをシンプルに」という要望に応じてモディファイ。

※ジャガーといえばカート・コバーン。下記はカート・コバーンのシグネチャージャガーで、2ハム仕様になっている点が最大の特徴。カートはレフティですが、このシグネチャージャガーはライトハンドモデルも用意されています。

Fender KURT COBAIN JAGUAR LH NOS 3TSB
Fender(フェンダー)
2基のハムバッキング・ピックアップ(DiMarzio DP100 Super Distortion / PAF DP-103)、コントロールは3つのドーム・ノブ(volume-volume-tone)、1弦側ホーン部にはトグルのピックアップ・セレクターを搭載。

1965 Fender Duo Sonic

ジョン・フルシアンテが、Under the Bridgeを作曲した際に使用したギターと言われているのが、こちらのフェンダー・デュオ・ソニック。

Then John said, “I wrote Under the Bridge on this guitar.”

出典:jfeffects.com

Gibson Les Paul Standard Gold Top

ジョン・フルシアンテは、初期の頃からところどころでレスポールも使用しています。

※圧倒的にストラトキャスターを使用しているイメージが強いのですが、下記のようにゴールドトップのレスポール・スタンダードを使用していたこともあり。

なお、本文後半で紹介しておりますが、ジョン・フルシアンテは、ギブソンのレスポールカスタムもレッチリ加入初期から使用しています。

※下記はギブソン・レスポールのゴールドトップで、割と近年のモデル。

Martin D-18, D-28, 12 Strings

ジョンはアコギも愛用しています。ジョンはマーチン愛好家です。

レッチリにアコギサウンドを取り入れたのはジョンが最初です。

ジョンは1991年のBlood Sugarで、レッチリ史上初となるアコースティックギターを取り入れます。

I Could Have Liedの演奏はマーチンD-18

D-18とD-28の違いは、D-18はサイドとバック材がマホガニーで、D-28はサイドとバックがローズウッド。

D-18はバインディングが黒で、全体的に簡素な仕上がり。

D-28の方が前に出てくる押しの強い音ですが、D-18のバランスの良さはレコーディングのりのいいギターとして、プロの愛用者も多い。

ポール・サイモンも愛用しているD-18。

ジョンは、ライヴでサイモン & ガーファンクルのFor Emily, Whenever I May Find Herをカバーしています、すごくいいですよ。

マーチンの12弦ギターもBlood Sugarで使用されました。Breaking the Girlの特徴的なギターの音色がマーチンの12弦ギターです。

※下記がD-18。

Martin Standard Series D-18 Natural
Martin(マーチン)
2012年に仕様を変更。ネックは最新のパフォーミング・アーティスト・スタイルを採用。

※下記はD-28。

Martin Standard Series D-28 Natural
Martin(マーチン)
ハンク・ウィリアムズ、ビートルズ、ジョニー・キャッシュ、ニール・ヤング、ボブ・ディランなどの伝説的なミュージシャンたち定番の愛機。

つぎに、「レッチリの7thアルバムCalifornication」でジョン・フルシアンテが使用していたギターを解説します!

5.29歳のジョンが使用したギター

1962 Fender Stratocaster

冒頭で紹介した62年製ストラトキャスターは、ジョンがレッチリに復活した1作目のCalifornicationから使用されました。

このギターはアンソニーからのプレゼント。

「62のストラト」は、ジョンが1998年にレッチリに復帰以降、メインギターとして使用され、2019年に再復帰した際も、この「62のストラト」と共にステージへ立ちました。

ジョンはこれまでに、数々のヴィンテージ・ストラトキャスターを愛用してきましたが、ジョンの活動をメインとして支えたのが、アンソニーからのプレゼントである「62のストラト」。ステキです。

レッチリの黄金期を象徴するジョン・フルシアンテのギターサウンドの多くをこのギターが支えました。

この頃のストラトは状態が良い、ミントコンディションだと300万円以上します。

※下記は現行品ですが、フェンダーがヴィンテージにフォーカスして製作している「アメリカン・オリジナル」というシリーズの60sストラトキャスターなので「サウンド・ルックス」共に「いい感じ」に仕上がっています。ラッカー塗装の感じが「なんか好き」で、経年劣化が楽しい。デニムと同じ感覚。

Fender American Original 60s Stratocaster®, Rosewood Fingerboard, 3-Color Sunburst
Fender(フェンダー)
1960年代ストラトの伝説的なスタイリングとトーンに加え、モダンなプレイヤビリティとスイッチング・オプションを提供するアメオリのストラト。

1955 Fender Stratocaster

Blood Sugarにも使用していた、Pre CBSのストラトですが、復帰後の第1作目にあたるCalifornicationで大活躍したのが、この「55のストラト」です。

ジョン・フルシアンテが使用したストラトキャスターの中でも、メイプル指板のストラトキャスターは珍しいです。

そして、繰り返しますが50年代のストラトは激レアです。例によって物によっては500万円以上になることも。

とはいえ、気楽に持ち運んでますね笑。

※下記は先述したフェンダーがヴィンテージにフォーカスして製作している「アメリカン・オリジナル」シリーズの50sストラトキャスター。2トーンサンバーストや、メイプル指板など、「サウンド・ルックス」共に50s感満載。

Fender American Original 50s Stratocaster®, Maple Fingerboard, 2-Color Sunburst
Fender(フェンダー)
本機に搭載されているポッティング(ロウ漬け)されたPureVintage59シングルコイルStratocasterピックアップは、Formvarコーティングコイルワイヤーからクロスカバー出力ワイヤー、ファイバーボビン、アルニコ5マグネットに至るまで、当時のスペックを忠実に再現しています。

1960 Fender Custom Telecaster

最初に紹介した62年製ストラトと同じぐらいこの頃のライブで重宝したギターが、この「60のカスタム・テレ」。

通常テレキャスターはアッシュボディですが、このカスタム・テレはストラトと同じアルダーボディ。

つまり、このテレキャスターは、アルダーボディで、シングルコイルなので、ストラトと似た仕様になります。

しかし、スチールプレートにマウントされたピックアップはテレキャス独特の構造なので、ストラトとは全く違うサウンドです。

上記は、ボディ上部にテーピングをする前の状態。

下記が、アフターで、ボディの角をテーピングすることで右腕が当たる部分を保護、操作性を確保したモノと思われます。

オリジナルは150万円〜300万円ぐらいです。

ライヴだとParallel Universeで使用しています。

ご覧の通りワイヤレス・システムで音声を飛ばしています。

ちなみに、ジョンはこのテレキャスターのバックアップとしてストックしていた、「67のカスタム・テレ」を、ジョシュに譲っています。

ジョシュに譲った67年製のカスタム・テレキャスターは、鮮やかな3トーンサンバーストで、ピックガードの「f」のデザインも当然ありません。ただ、ボディ上部のテーピングは同様に施されています。

そして、ジョシュもライヴでParallel Universeの時に使用しています。かなりジョンのトーンに近いです。ステキですね。

1958 Gretsch White Falcon

アルバムCalifornicationで重要な役を担うのが、グレッチの58年製「ホワイト・ファルコン」です。

ジョンの枯れたサウンドと形容される多くはこのギターのニュアンスも大きい。

ジョンのホワイト・ファルコンは、友人のヴィンセント・ギャロが見つけてきた1本。

ヴィンセント・ギャロってヴィンテージオタクなんだとか。映画、アート、ファッション、音楽、レコード、バイクなどに精通してますし、ジョンと趣味が合いそうです。ギャロの映画「ブラウン・バニー」に、ジョンは楽曲提供してたりします。

グレッチの58年製「ホワイト・ファルコン」は、「Californication」「Otherside」で使用されていて、甘く切なく芳醇なサウンドを味わえます。

※下記は現行で入手できるクラシック仕様の「ホワイト・ファルコン」。年代によってテイルピースのデザインが異なるのも特徴で、この「ホワイト・ファルコン」は、ジョンが使用している「ホワイト・ファルコン」と同じ「キャディラックGテイルピース」。

GRETSCH G6136-55 VS Vintage Select Edition '55 Falcon
GRETSCH(グレッチ)
歴史的モデルを生み出したジミー・ウェブスター(1908-1978)がデザインした初代ホワイト・ファルコンである1955年の仕様を限りなく再現したモデルです。

※なお、下記はビグスビー仕様。テイルピースの違いって些細ではありますが「サウンド・ルックス・操作性」に影響してきます。

1940s Martin 0-15

ジョンがCalifornicationのころから重宝しているのが、マーチン「0-15」。

実はこのギター、もともとはプロデューサーのリック・ルービンが所有していたギター。

リックがアンソニーに譲り、アンソニーからジョンが借りたという経緯。

小振りな「0-15」は弾き語りなどでも重宝しているようで、ジョンのソロ作品でも多く使われている。

ジョンの「0-15」は40年代製。

※下記は15シリーズの「000-15M」。「0-15」同様オールマホガニーで構成された1本で、0-15」は「シングルO」という最も小振りなボディサイズを意味しており、「000-15」は「トリプルO」と読みます。ちなみに、中間サイズの「00」は「ダブルO」。マーチンの定番「D-28」の「D」はドレッドノートを意味しており「トリプルO」よりも更に大きなボディサイズとなっています。

Martin 15 Series 000-15M Natural
Martin(マーチン)
オール単板のマホガニー・ボディの15シリーズ。オールド・マーティンを彷彿とさせる風格を兼ね備えており、フィンガーボードのダイアモンド・スクエア・ショートパターンのインレイも渋い。

※なので、現行品で探すのであればサイズ感的には「0-18」が「0-15」と同じボディサイズになります。参考までに。

つぎに、「レッチリの9thアルバムStadium Arcadium」でジョン・フルシアンテが使用していたギターを解説します!

6.32歳のジョンが使用したギター

1963 Fender Stratocaster

ジョン・フルシアンテは、2001年のツアーに、62年製ストラトキャスターのバックアップとして、63年製ストラトキャスターを使用していました。

また、この63年製ストラトキャスターは、By the WayのMVでも使用されています。

下記は、2001年のRock in Rio出演時、Soul to Squeezeで63年製のオリンピック・ホワイトを使用しているのを確認できます。

1999 Fender Stratocaster

こちらの99年製ストラトキャスターは、フェンダー・カスタムショップ製の1本で、Can’t StopのMVで使用されています。

特徴的なシルバー・スパークル・フィニッシュ。マッチングヘッド。

このギターはあくまで、撮影用に借りてきた物のようで、ジョンが所有しているわけではないようです。

MVの背景色であるオレンジと、ジョンの大きめのグレーシャツとの愛称が抜群な1本。さすが撮影用に選抜されただけはありますね。

Fender Toronado Deluxe

つづいて、こちらもCan’t StopのMVで使用された鮮やかなオレンジが目を引く、フェンダーのトロナド。

このトロナドというギターは、98年にフェンダーがメキシコ生産のデラックス・シリーズとして製作されたモデル。

なお、デラックス・シリーズは、モダンなアレンジを加えた仕様が特徴で、幅広いトーンコントロールや、ヒールカット・ジョイントによる演奏性の高さなど、ハイファイなシリーズ。メキシコ生産のシリーズなのでコスパも良い。

トロナドは、フェンダーでは珍しい2ハム仕様。残念ながら廃盤モデル。(Squireブランドでは製造している模様)

このギターも、カスタムショップ製シルバー・スパークルのストラトキャスター同様、MV用のレンタル品でジョンの趣味ではないようですね。撮影監督のマーク・ロマネクの意向で選ばれたギターなんだそうです。MVのテーマと合っていて格好いいです。

ぶん投げちゃってます。

なにはともあれ、このギター、MVの世界観に合ってますし、ジョンの佇まいもどこかモードな雰囲気が目新しく、レッチリらしさと現代アートな側面が両立されていて好き。

Taylor 314CE

ジョン・フルシアンテのイメージからすると、かなり意外とも思えるテイラーの314CE」。

下記ですね。

※なお、上記の動画でジョンが弾き語りしている楽曲はラモーンズの「Havana Affair」。下記が原曲になります。

ジョン・フルシアンテは、「By the Way Tour」でこの「314CE」を使用していました。「Venice Queen」の後半で使用。

また、ラモーンズの「Havana Affair」も、「By the Way Tour」の頃に行われたライブで演奏しており、その様子はライブ映像作品「Live at Slane Castle」に収録されています。

下記の動画は、テイラー(Taylor 716)とマーチン(Martin D-42)の「弾き比べ聴き比べ動画」。どちらのギターもジョン・フルシアンテが使用している型番とは異なるのですが、動画内2曲目でレッチリの「Slow Cheetah(Stadium Arcadium収録曲)」を演奏しているので、各社の特徴を比較するには有益な内容なのでは?と思ったので一応貼っておきます。(再生すると2曲目(1:16〜)からスタートします)

※下記がテイラーの「314CE」。名実ともに安定感のある「314CE」。ヴィンテージのアコギは管理が大変ですが、テイラーならツアーでの取り回しも良いので「いつもはマーチン一筋」な印象のあるジョンも納得の1本なのでしょう。

Taylor 314ce V-Class
Taylor
テイラーの代表的なモデルとして人気の「314ceV-Class」。スプルース&サペリで構成されたGAシェイプのボディには新たに開発された「V-Classブレーシング」を採用しレンジが広くダイナミックで迫力のある鳴りが特徴。ピックアップシステムに「ES2」を搭載し”ピエゾ臭さ”のないナチュラルなサウンドを出力。音作りのしやすさにも定評があります。

「314CE」は、ジャキっとしていて、鳴りも、立ち上がりも心地よいギターなので、たしかに、ジョン・フルシアンテの好みに合っているのかもしれません。ちなみに型番のCE、Cはカッタウェイモデル(Cutaway)の意味で、Eはピックアップ(Electronics)搭載モデルの意味になります。

※下記は「Live at Slane Castle」。レッチリの映像作品はいずれも最高ですが、「Live at Slane Castle」は「ジョンの勢いに乗りまくっている演奏が楽しめる」という点において極めて最高なので、ジョン・フルシアンテが好きな方には、特にぜひ1度は見てほしい作品です。

7.36歳のジョンが使用したギター

1961 Fender Stratocaster -Fiesta Red-

ジョン・フルシアンテは、メインの62年製のストラトキャスターに加えて、ステイディアム・アーケイディアム期からは61年製のストラトキャスターも頻繁に使用していました。

上記の写真から、指板の継ぎ目が、ヘッド側に緩く丸みを帯びたカーブを描いていることから、「ローズウッドのスラブ貼り」であることが推測できる。

なお、上記のフィエスタ・レッドと、次に解説するオリンピック・ホワイトの61年製ストラトキャスターも、共にやや指板がブラウン寄りの色味。

※下記も先述した「Made in Japan」にこだわった確かな作りを提供する「Traditionalシリーズ」の60sストラトキャスター。この価格でこの仕様。だってこの価格でスラブ指板(仕様)なんですよ?やっぱりFiesta Redって魅力的な色ですね。

※「スラブとは」下記のとおり。

「ローズウッドのスラブ貼り」とは、指板材のローズウッドをネックに対してフラットに接着する工法です。この工法は、1958年〜62年前期までのストラトキャスターに採用されていました。

出典:sk blog

1961 Fender Stratocaster -Olympic White-

ジョン・フルシアンテは、フィエスタ・レッドの61年製ストラトキャスターと同時期に、下記のオリンピック・ホワイトの61年製ストラトキャスターも使用したいます。

「スラブ貼り」なのが指板の継ぎ目からわかります。

なお、上記の2枚目の写真のとおり、ジョン・フルシアンテは、レッチリの結成メンバーであるジャック・アイアンズの息子でギタリストのザック・アイアンズに、このギターを譲っています。

写真から、わかるとおりフィエスタ・レッドと同様に指板の継ぎ目が、ヘッド側に緩く丸みを帯びたカーブを描いていますね。

聖なる1枚。

そして、背面。カバー、外されていますね。

下記の動画で、「オリンピック・ホワイトの61年製ストラトキャスター」使用シーンが確認できます。

※下記は先述した「Traditionalシリーズ」の60sストラトキャスターのOlympic Whiteカラー。この配色も魅力的。もちろんこれも「Traditionalシリーズ」なのでスラブ指板。ストラトのカラバリの中でも、赤、白、サンバーストって間違いない。

Fender Made in Japan Traditional 60s Stratocaster®, Rosewood Fingerboard, Olympic White
Fender(フェンダー)
Traditionalシリーズのために選定されたオリジナルピック アップはリアルで音楽的なヴィンテージトーンを奏でます。

チャドがツイートしたギター

また、2021年のチャドのツイッターにあがっていた下記の写真は、以上の経緯から、奥から指板の色味とヘッドの凹みから62年製ストラトキャスターと思われ、つぎは指板がメイプルなので55年製ストラトキャスター。

つぎは指板の色味とスラブ貼りのため消去法で61年製ストラトキャスター(フィエスタ・レッド)、つぎはヘッド形状とジョンの所有傾向からしてPre CBS期のストラトで、かつ、指板の継ぎ目が直線的なので62年後期以降のストラトキャスター(おそらく63年製のオリンピック・ホワイト、バイ・ザ・ウェイのMVで使用)と推測。

つぎはお馴染みの60年製カスタム・テレキャスター、最後の最前列はフィエスタ・レッドのマッチングヘッドであることから62年製ジャガーと推測することが可能です。

Fender Mustang

ジョン・フルシアンテがオマーとの課外活動などで使用していたフェンダー「ムスタング」。

※下記は現行で入手可能なファンダー・ムスタング。先述した「Made in Japan」にこだわった確かな作りを提供する「Traditionalシリーズ」からの1本なので、作りは間違いない。

Fender Made in Japan Traditional 60s Mustang®, Rosewood Fingerboard, Daphne Blue
Fender(フェンダー)
22本のヴィンテージスタイルフレットを装備した9.5インチラジアスのUシェイプメイプルネックがTraditionalシリーズならではのクラシカルな演奏製を提供。

1969 Gibson Les Paul Custom

Stadium Arcadiumのレコーディング時に何曲かで使用したギブソンの「レスポールカスタム」。Stadium Arcadiumのツアーでも使用していました。

1957年からレス・ポールはハムバッカーピックアップを搭載するようになります。

それ以前はP-90と呼ばれるギブソンのシングルコイル・ピックアップ、いわゆる「ソープバー」が積まれていました。

ジョンの「69のレスポールカスタム」には通称「P.A.F.」が搭載されてます。(ピックアップカバーは外されています)

Stadium Arcadium収録の、Readymadeや、Make You Feel Betterで使用。レスポールらしい高密度の歪みトーンが、曲調とマッチしててかっこいいです。

ヴィンテージ・レスポールも、ストラトと同じぐらい貴重なので、200万ぐらいしてますね。もっとしてるかも。

あと、ベスト盤に収録されているFortune Fadedもライブではこれ使ってます。

Fortune FadedはMVだと3ピックアップのSG使用してますね。

※なお、下記のように「マザーズミルク期(1989年頃)」も、ジョンはレスポールカスタムを使用しています。

3ピックアップ仕様のゴージャスな1本ですね。

下記も同時期の写真。引きのアングルでどうぞ。

※下記はカスタムショップ製のレスポールカスタム。高価ですが、この存在感は代え難い格好良さがありますね。

1961 Gibson SG/Les Paul Custom

ジョンが所有している「SG」は「レスポールカスタム仕様」の超絶ヴィンテージな「SG」。下記ですね。

※下記「Fortune Faded」のMVで活躍してます。ピックガードが白だったり、ピックが3基搭載されていたり、ヘッドやインレイのデザインもレスポールカスタムと同様のゴージャス仕様だったりと、とにかく格好いい1本。

なお、ジョンが使用しているこの「SG」には、「Sideways Vibrola(サイドウェイ・バイブローラ)」というかなりレアなテールピースが搭載されています。

「SG」には割と「Maestro Vibrola(マエストロ・バイブローラ)」を搭載されていることがありますが、ジョンのは61年製なので「Sideways Vibrola」がオリジナル仕様と思われます。

なお、「Sideways Vibrola」はブランコ型のテールピースになります。

ジョンがこの「1961 Gibson SG/Les Paul Custom」を使用しているのは、ピーター・フランプトンの影響があるかも。

※下記左端、ハンブル・パイ時代のピーター・フランプトン。まさにコレ「Gibson SG/Les Paul Custom」、「Sideways Vibrola」。

「SG」自体は61年にリリースされ、当時は「レスポール」のフルモデルチェンジ版として販売されていました。

そのため、当時は新型レスポールとしてラインナップされていましたが、当のレス・ポール氏本人がこれを良く思っておらず、レス・ポール氏は63年にギブソンとの契約を打ち切ることに。

こういった経緯で、「新型レスポール」としてデビューした後に「SG」という名称へ変更され、今日まで販売されているというのが「SG」誕生の流れになります。

ジョン・フルシアンテは「Fortune Faded」のレコーディングで、この61年製の「SG」を使ってます。

MVで確認できるようにアコギはにはお馴染みの「0-15」を使ってますね。

ヴィンテージの「SG」も仕様によって価格の波がありますが、だいたい80万〜150万ぐらいしてます。

※下記は現行「SG」でエピフォンbyギブソンの1本。60年代のヴィンテージ仕様を復刻しており、「Maestro Vibrola」を搭載しています。なにしろ低価格なので、クラシックなデザインが好きな方なら「はじめの1本」に良いかも。「はじめの1本」に「Maestro Vibrola」が搭載されてるなんて素敵だと思います。

Epiphone Inspired by Gibson SG Standard 60s Maestro Vibrola Vintage Cherry
Epiphone
マホガニーのボディ、インディアンローレル指板、スリムテーパーネックシェイプにヴィブラート効果とテイルピースカヴァーの彫金デザインが特徴的なクラシックなルックスで人気を誇ります。王道のルックスを手頃な価格で実現。

※下記はギブソン製の現行「SG」。なんだか「奥ゆかしい」。存在感ありますね。

なお、下記のようにサンバーストカラーのストップバーテールピースの「SG」も所有しているようです。

Gibson ES-335

自宅やちょっと使いで使用してる「ES-335」。

このES-335はジョン曰く生産年が不明な1本。

※上記のとおり、ジョンのES-335は改造されてますね。ストップバーテイルピースが外され、ビグスビーB7が装着されてます。下記がビグスビーB7。

Bigsby B7 Guitar Vibrato For Arch Top Electrics, Aluminum
SCHECTER
インダストリアルなデザインが格好いい。B7はアーチトップギターでの使用に最適化されています。

※下記はジョンがホワイト・ファルコン以外のハコモノ使ってる貴重なライブ映像。改造されたES-335のサウンドをお楽しみください。

ちなみに、この動画の「ジョシュじゃない方の人」は、クラウトロックバンド「NEU!」の結成メンバー、ミヒャエル・ローター。

John Frusciante, Josh Klinghoffer & Michael Rother – Knitting Factory, Los Angeles (2004) [AMT #2]

つぎに、「2010年頃のジョン・ソロ作品」でジョン・フルシアンテが使用していたギターを解説します!

8.40歳のジョンが使用したギター

1980 Yamaha SG2000

ジョンのソロ・エレクトロニック期では、ヤマハのSGが大活躍します。

ジョンがレッチリを脱退し、2010年頃からソロアルバムのレコーディングで使用しているギターが、ヤマハの「80のSG2000」です。

ソロアルバムは、繊細なサウンドメイクが増え、シンセサイザーやドラムマシーンを多く使用するようになりました。

そのため、デジタルレコーディングに移行したため、音の粒だちやサステインのバランスを考慮しSG2000が気に入ったそうです。たしかに、この頃の作風にSG2000はマッチしていますね。

他にもジョンはSG1500など、ヤマハのギターも何本か所有しているみたいです。

John Frusciante: War and Peace」で、当時のインタビュー記事がかなり詳細に書かれています。

では、最後に今回の記事をまとめます!

9.結論、ストラト仙人

ジョン・フルシアンテは、18歳から現在に至るまで、レッチリやソロ活動の多くで、フェンダー社のストラトキャスターを使用し、数々の名曲を生み出してきました。

「ストラトキャスターらしさ」には、他に代え難い魅力がありますね。

ジョンの62年製ストラトキャスターの特徴はこちらから
» 「ジョン・フルシアンテ使用ギターの特徴はコレ!5分で解る!

こちらもあわせてどうぞ
» 「ジョン・フルシアンテ流音作り方法【結論:引き算】
» 「レッチリの新曲でジョンはどのギターを使うのか?

※ストラトは購入して、レスポールやテレキャスは、レンタルしてみるという使い方もありですね。最近はギターもレンタルできるので便利。

この記事は、下記を参照しつつ、筆者独自の経験を踏まえて構成しています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

※なお、楽しい暇つぶしハックをアレコレ発信しております。

もしよかったら、ついでに下記もどうぞ。

※AMUの音質、解約方法など、気になる点を検証しました。

HD音質は良い。正直、圧縮音源には戻りたくない。
» 「本当に無料HDは高音質か試してみた

ではまたー!

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