レッチリのフリーが使用した!歴代フェンダーベースの詳細!

本記事では、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)のベーシスト、フリーが使用した歴代フェンダーベースを解説していきます。

※もし、まだこちらの記事「レッチリのフリー歴代使用ベースはコレ!【時系列で整理・解説】」を見てない方は併せて参考にしてみてくださいね。

※目次もご活用くださいませ。

Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。

プロフィール詳細

1.Jazz Bass / 1961

フリーがファンからもらったとされる「61年製フェンダー・ジャズベース」。下記のベースですね。

おそらく上記のとおり7thアルバム「カリフォルニケイション」以降、この「61年製フェンダー・ジャズベース」はフリーの重要なベースとしてメイン機材に取り込まれたと思われます。

※CalifornicationのMV内で使用しているジャズベース

下記はフェンダー公式の文章。

Fleaは長年に渡ってJazz Bassを愛用しています。ご存知の通り、彼が好んで使用していたのは、2000年代初期に彼のファンから受け取った、1961年製のシェルピンクのジャズベースです。

出典:フェンダー

上記の文章からすると、時期的に考えてもCalifornicationは99年6月リリースなので、レコーディングでは使われてないのかもしれません。

そして、下記はNMEの文章。

フリーは『ステイディアム・アーケイディアム』や『ザ・ゲッタウェイ』、そして、トム・ヨークと結成したスーパーグループ、アトムス・フォー・ピースでもこのベースを使用していた。

出典:NME

※NMEの文章は、下記のフェンダー(英語サイト)からの引用と思われます。

we’ve recreated his prized Shell Pink ’61 Jazz Bass that he received from a fan and used to record the Peppers’ Stadium Arcadium and The Getaway, as well as with the supergroup, Atoms For Peace.

出典:Fender

下記ではジョン・フルシアンテがフリーの「61年製フェンダー・ジャズベース」を演奏しています。

ボディは貴重なシェルピンクフィニッシュ。このカラーは、フリーのシグネチャーモデルにも踏襲されています。

この「61年製フェンダー・ジャズベース」は、フリーが下記の質問をファンに向けてSNSに投稿し、その結果、ファンから贈られたという、奇跡の1本。

John Paul Jonesの様にクール”になれるpre-CBS Jazz Bassはどこで入手できるか知ってる?

出典:FLEA JAZZ BASS®

※pre-CBSとは、1965年に「CBSに買収される以前」にフェンダーが製造していた時期のこと。

フェンダー社は、1965年に放送局のCBSに買収されました。そのため、CBS買収前と買収後で、仕様が異なります。CBS買収前のフェンダーギターはPreCBSと呼ばれ、買収後のフェンダーギターはCBS期と呼ばれています。

出典:sk blog

そして、こちらがフリーが敬愛するジョン・ポール・ジョーンズと彼のPreCBS「62年製フェンダー・ジャズベース」。

ジョン・ポール・ジョーンズは1975年頃までライブでもレコーディングでも、この「62年製フェンダー・ジャズベース」を使用していました。つまり、レッド・ツェッペリンの1st〜6th頃までのベースサウンドの要がこの「62年製フェンダー・ジャズベース」なんですね。

ちなみに、ジョン・ポール・ジョーンズは、アレンビックやリッケンバッカーのベースも使用しています。

※下記のように、フリーはサンバーストのジャズベースも所有しているようで、もしかするとぱっと見の仕様からすると、上記のジョン・ポール・ジョーンズ所有のジャズベースと同時期のモデルかも。

サンバーストも格好いいですね〜!

ちなみに、フリーが敬愛しているジャコ・パストリアスが使用していた下記のベース、通称「Bass of Doom」は、「62年前半製フェンダー・ジャズベース」で元々は2スタックノブ仕様ですが、操作性を考慮し62年後半以降の仕様である3ノブ仕様に変更されている。さらに、ネックは60年製ジャズベースのネックに交換されており、後にフレットレスへと改造されていく。

ジャズを愛しファンクを愛するフリーの演奏スタイルは、ジャコ・パストリアスが築いた文脈にも敬意がはらわれている。しびれます。

なお、フリーは、Tell Me BabyのMVで、ジャコ・パストリアス・モデルのジャズベースを使用しています。

Tell Me BabyのMV内で使用しているジャズベース

フェンダーの現行ジャズベースだと、アメリカン・オリジナルが、ヴィンテージ仕様にこだわったモデルで、随所にヴィンテージらしい作りを感じることができます。

こちらの動画でフェンダーのアメリカン・オリジナル・シリーズの魅力がわかります。

Fender American Series | American Original

2.Jazz Bass / Damien Hirst

2009年頃から使用していると思われるこちらの、フェンダー・ジャズベースは、さきほどの「フリー・ベース」で少し紹介したアーティスト、ダミアン・ハーストがデザインしたバタフライ・パターンが施された超贅沢な1本。

下記の動画でこのジャズベースを確認できます。
(ジャズの巨匠、オーネット・コールマンとの共演した2009年のロンドン公演です。)

下記は、ダミアン・ハーストの公式インスタグラムで、本物の蝶を使ったアート。フリーのベースは、このコンセプトをそのまま落とし込んだデザインと思われ、金額を付けれないほどの価値になっていると思われます。

下記でもフリーによる演奏風景が確認できます。指板もやばすぎる。

※実はボディ裏と、ネック裏も、総バタフライパターンになっています。

3.Precision Bass

フリーはジャズベースの印象が強いのですが、レッチリ以外の課外活動などではフェンダーのプレシジョンベースを使用することもあります。

フェンダーがプレシジョンベースを発表したのは1951年。
(プレシジョンベースは世界で初めてのエレキベース。)

下記は、そんなプレシジョンベースの初期モデル(いわゆるオリジナルプレシジョンベース)で、シングルコイルピックアップを1基搭載。黒のピックガードなので、最初期のプラスティック1プライ・ピックガードだと思われます。

写真だとわかりずらいのですが、恐らくブリッジは、1つのサドルで2本の弦を支えるタイプだと思われます。

※上記のフリー、もしかしたら高校時代の写真かも?

また、ヘッド形状がテレキャスターシェイプのヘッドデザインだったこともオリジナルプレシジョンベースの特徴ですね。

下記のとおり、ジョン・ポール・ジョーンズも使用。

※下記の左がオリジナルプレシジョンベースのスタイル。右が57年以降のプレシジョンベースのスタイル。ブリッジサドルの数、ピックアップ、ヘッドシェイプなど、それぞれの違いがわかりやすいかと思います。

さらに下記は、メイプル指板で、アノダイズドピックガード仕様。ボディの経年劣化具合からしても、相当なヴィンテージかと思われます!

上記で紹介した初期プレシジョンベースは、1957年以降にスプリットコイルピックアップを採用、さらに、ストラトシェイプのヘッドデザインや、4サドルブリッジが採用され、下記のような「見慣れた外観」のプレシジョンベースへと進化していきました。

※アノダイズドピックガードは、57年〜59年まで採用されていたアルミ製ピックガード。

さらに、下記も、これまたかなりのヴィンテージと思われるプレシジョンベース。というか、フリー自体がめちゃめちゃ若いので、当時はそこまでヴィンテージ扱いではないかも?

※ちなみに、下記の写真は、高校時代に同級生のヒレル・スロヴァクが元々在籍していたAnthym(アンシム=アラン・ヨハネス・モチャルスキー率いるWhat is This?の前身)時代に、ヒレルがこっそりフリーにベースの手ほどきをして、Anthymの2代目ベーシストとしてフリーを引き入れた頃の写真。

フリー自伝によれば、ヒレルにアンシム参加を誘われ、フリーはすぐさま「安物のフェンダー製初心者用ベース」を購入したそう。おそらくそれが上記のプレシジョンベースなのかも。

下記は、ぱっと見サンバーストなので「高校時代のプレベ?」に見えますが、下記はネックがローズウッド指板。さらにピックガードはブラウンシェル(べっ甲柄)。

※ローズウッド指板と、ブラウンシェルピックガードは、59年以降の仕様です。

下記は、ブリッジカバーが付いてはいますが、おそらく上記のプレシジョンベースと同じベースではないかと思われます。

※ボディ上部の塗装剥がれがストラップで見えないので微妙なところではありますが、ボディ下部のピックガード先端部の欠け方が酷似しており、フィンガーレストも健在なため。

4.Flea Jazz Bass / Fender Custom Shop

近年フリーがメインで愛用しているのが、この「フェンダー・カスタムショップ製フリー・ジャズベース」のインカシルバーです!

なお、「フェンダー・カスタムショップ製フリー・ジャズベース」は、3本製作されており、メインで使用されているインカシルバー、サブのシェルピンク、そして、超スペシャルなレイカーズ・パープルの順で解説していきます!

ではまず、インカシルバーからどうぞ!

1.Inca Silver

下記が近年フリーがメインで愛用している「フェンダー・カスタムショップ製フリー・ジャズベース」です。「Helmets」のステッカーが目印。

※下記の写真は、製作者のジェイソン・スミス氏による公式投稿。

この「フリー・ジャズベース」は、フェンダー・カスタムショップのマスタービルダー、ジェイソン・スミス氏が、フリーのために製作した1本。

この「フェンダー・カスタムショップ製フリー・ジャズベース」は、22フレット仕様(標準のフェンダー・ジャズベースは20フレット)で、さらにネックには「グラファイト」を内蔵しており、モジュラスベースの「イイとこどり」な構造で、まさにフリーのための1本に仕上がっています。
なお、このベースには、モジュラスFB4と同じプリアンプの「アギュラーOBP-1(トレブル&バスの2バンドEQコントロール仕様のプリアンプ)」が搭載されています。(フリーは各EQをテープで固定している)
また、ピックアップには、フリーがモジュラスベースでも愛用していたお馴染みの「Lane Poor Lagacy アクティブ・ハムバッカー・ピックアップ」にリプレイスメント済み。(完成時はポールピースが見えているので、プリアンプと同じメーカーのアギュラーが搭載されていたのではと思われます)
そして、ブリッジはお馴染みバダスブリッジ

下記の動画(18:47からフリーの機材紹介、動画前半はジョシュの機材紹介です)で、詳しく解説されています。18:47から再生されます。

※ちなみに、上記動画内で説明がありますが、フリーは「めちゃめちゃ低めの弦高」が好みのようですね。

指板の「FLEA」デザインも美しい書体が採用されています。この書体、何かのオマージュかも?

なお、この「フェンダー・カスタムショップ製フリー・ジャズベース」は、フェンダーが正式に「フリー・シグネチャーモデル」として再現され販売されています!

2.Relic Shell Pink

つぎは、「フェンダーカスタムショップ製フリー・ジャズベース・レリックシェルピンク」です。

こちらも、インカシルバーと同様に、ジェイソン・スミス氏が手掛けています。

下記ですね!

「Helmets」のステッカーを貼った「インカシルバー」がメインで、こちらの「レリックシェルピンク」はサブ的な使い分けのようです。

とはいえ、こちらも、インカシルバーと同様、ピックアップは「Lane Poor (Lagacy) アクティブ・ハムバッカー・ピックアップ」にリプレイスメント済み。プリアンプも同様に「アギュラーOBP-1」を搭載。ブリッジはバダスブリッジに変更済みですが、下記の写真のとおり、はじめのうちは「HiMass™ブリッジ」のまま使用していたみたい。

※下記は、上記の写真、2016年のブリッジ部分。

ブリッジプレートの末端部分の文字刻印が「FENDER」と思われる

※下記は、2017年の「Rig Rundown」より。

ブリッジプレートの末端部分の文字刻印幅が「BADASS BASS Ⅱ」になっている。

ちなみに、この「フェンダーカスタムショップ製フリー・ジャズベース・レリックシェルピンク」には、下記レッチリ公式の2017年10月の投稿のように、もしかしたらローズウッド指板仕様もあるのかもしれません。

3.LA Lakers Purple

さらにこちらも、同じくジェイソン・スミス氏による1本。

フリーが愛情を注ぎ込みまくっているロサンゼルス・レイカーズをモチーフにした、まさに「フリーのためのアクティブ・ジャズベース」。

なお、こちらも「フェンダー・カスタムショップ製フリー・ジャズベース」のインカシルバーやレリックシェルピンクと同じ「プリアンプ&ピックアップ」を装備、ブリッジは、バダスではなくフェンダー製「HiMass™ブリッジ」を組み込み時のまま使用しているようです。

つぎは、フリーが使用したプレシジョンベースを解説していきますね!

5.Flea Signature Model

1.FLEA JAZZ BASS

フリーはフェンダーとエンドースメント契約を結び2016年に、フリーの「61年製ジャズベース」を忠実に再現した「FLEA JAZZ BASS」を発表しました。下記のベースですね。

上記のように、「FLEA JAZZ BASS」はライブでも実際に使用された実績あり。しかし、この写真で見る限り、ブリッジはバダスブリッジに交換されているようですね。

下記も、「FLEA JAZZ BASS」。

ヴィジュアルも渋くて格好いい。スラップメインのプレイヤーには物足りないかもしれませんけど、パッシブ・ピックアップなので幅広く使えそうですね。

フリーの「61年製ジャズベース」と同様に、ボリュームとトーンコントロールは、スタックノブが採用されていたり、ヴィンテージと同様にニトロセルロースラッカーで仕上げられていたりと、細かいこだわりが詰め込まれた1本。

2.FLEA ACTIVE JAZZ BASS

つぎに、「FLEA ACTIVE JAZZ BASS」です!

こちらは、さきほど解説した「フェンダー・カスタムショップ製フリー・ジャズベース」を再現したアクティブタイプのジャズベース!

ファンの愛用率も高い1本ではないかと思います。

※このジャズベースは、2018年のサマーNAMMショーにて発表されました。

ネック・ジョイント部のヒールカットや、22フレット仕様のメイプルネックなど、演奏性にも影響するこだわりが詰め込まれた使い勝手の良い1本だと思います。

アクティブ・ピックアップ搭載で、スラップ奏法にもばっちり対応してくれる仕様なので、フリーのようにギンギンなプレイをしっかりサポートしてくれます。

6.フェンダーこそフリーの原点

ミュージックマンやモジュラスの、アクティブピックアップ搭載ベースを愛用している印象の強いフリーも、原点はフェンダー。

フェンダーのプレシジョンベースに始まり、現在ではフリー自身のシグネチャー・ジャズベースを愛用しています。

こちらの記事「レッチリ・フリーのフェンダー製シグネチャージャズベースの詳細!」もあわせてどうぞ!

記事が参考になりましたら幸いです!

今日は以上です。

skでした。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

記事が参考になりましたら幸いです。

深みを増した極上のグルーヴ


グレイテスト・ヒッツ
ワーナーミュージック・ジャパン
グレイトの最上級、それがグレイテスト。必聴だよ。

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