
ノエル・ギャラガーが影響を受けたバンドが知りたいな。
ノエルがリスペクトしているアーティスト、ノエル・ギャラガーが影響を受けた音楽知りたい。
ノエル・ギャラガーが影響を受けた音楽をまとめました。
ノエルがギターを始めるきっかけになっているバンドや、ノエルがリスペクトしているアーティストの基本を知りつつ、深堀りしていきます。
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
ノエル・ギャラガーが影響を受けた「知っておくべき音楽」
ノエル・ギャラガーは13歳でギターを始めました。
ノエルがギターを始めたきっかけについて、簡単に紹介します。
ノエル・ギャラガーは、アル中の実父によるDVなどの家庭環境の問題、不登校など、少年時代に問題をいくつか抱えており、13歳の時に強盗で半年間保護観察処分になっています。
その保護観察期間に、ノエルは自宅にあったギター(なぜか父が母に贈ったギター)で遊ぶようになります。
つまり、ノエルがギターを始めたきっかけは、保護観察処分でした。
僕が思うに、多感な少年時代に荒れた家庭環境を経験したノエル少年には、癒やしが必要だったんじゃないかなと。音楽がノエル少年の癒やしになったんだと思います。
ちなみに、15歳の時には「小麦粉袋を先生に投げつけて退学処分」になっています。ファッキン小麦粉まみれにしてやったんでしょう。
ノエル・ギャラガーのプロフィールや、少年時代からオアシス加入までの基本情報は、別記事にまとめましたので下記からどうぞ。
下記の記事は「ノエル・ギャラガー」を詳細にまとめています。
ギターを手に入れたノエル少年は、自分の部屋にこもり、ラジオに合わせてギターを弾いて過ごす日々が始まります。この遊びが、ノエルの音楽原体験となりました。
この時期に、ノエル少年を癒やし夢中にさせたのが、ザ・スミス This Charming Man です。
ノエル・ギャラガーが影響を受けた「知っておくべき音楽」、まず1つ目がザ・スミスであり、ギタリストのジョニー・マーです。
では、早速ザ・スミス、ジョニー・マーについてチェックしていきます。
1.ノエルの「知っておくべき音楽」The Smiths
ザ・スミスは、1982年にマンチェスターで結成。
4枚のスタジオアルバムを制作し、1987年に解散しています。
ザ・スミスは、わずか5年間の活動ではあるものの、後続のブリット・ポップや、オルタナティブ・ロックなどのバンドに、現在でも多大な影響を与えています。
ニューヨーク・ドールズのファンクラブを運営していたモリッシーと、そのファンクラブの会報誌の読者だったジョニー・マーが、モリッシーを誘ったことでザ・スミスは結成しました。
ニューヨーク・ドールズは、ジョニー・サンダース率いるアメリカの伝説的ロックバンドで、パンクバンドという概念が出来る前から活動していたグラムロックを起源とする音楽性が特徴。パンクの起源。
ザ・スミスの音楽は、モリッシーのウィットに飛んだ社会性の強い歌詞と、ジョニー・マーの洗練されたギターサウンドが特徴。
飾らない彼らのファッションセンスなども相まって、音楽業界が産業的になっていた時代性に疲れ『大人に作られたラブソング』に共感しない若者たちのリアルなハートを掴み、確固たる地位を築きました。
ノエルもそんな彼らの飾らない姿勢に刺激を受けたんじゃないかな?
ノエル少年が夢中になった This Charming Man
This Charming Man は力強く、独特のエレガンスを感じさせるモリッシーのボーカルに、キラキラメランコリックなジョニー・マーのギターが、鮮やかな楽曲。
ボーカルのモリッシーが描く世界観には、同性愛ともとれる描写がありますが、モリッシー自身は同性愛者ではなく、人類愛者だとの発言もあり、特定のカテゴライズやレッテルに対するアナキズムを感じます。
以上のような、世界観やギターにノエル少年は夢中になったんですね。まさか、オアシスでデビューして、ジョニー・マーからギターもらったり、一緒に楽曲制作したりするようになるなんて。ステキです。
2 .ノエルの「知っておくべき音楽」The Smiths / Johnny Marr
ザ・スミスのギタリスト、ジョニー・マーは、1963年10月31日マンチェスター出身です。
ジョニー・マーは1982年、19歳の時にモリッシーを誘いザ・スミスを結成(24歳で解散)しています。
ちなみに、ジョニー・マーの音楽ルーツは下記のとおり。
- マーク・ボラン(グラムロック)
- ロリー・ギャラガー(ブルースロック)
- パティ・スミス(NYパンク)
- などなど
ジョニー・マーはこれらの音楽に影響を受けつつ、ザ・スミス結成以前からギタリストとして活躍していました。
ジョニー・マーは、ザ・スミス解散以降も精力的に活動しており、かなりのプロジェクトと繋がっています。
- ザ・ザ:1989-1993、マット・ジョンソンと共に。
- エレクトロニック:1991-2001、バーナード・サムナーと共に。
- ジョニー・マー・アンド・ザ・ヒーラーズ:2000-2003
- オアシスの作品に参加(Heathen Chemistry)
- ジョン・フルシアンテの作品に参加(The Empyrean)
- などなど
レッチリのギタリスト、ジョン・フルシアンテのソロ作品 The Empyrean への参加など、UK 以外のアーティストからも強く支持されているあたりが、職人ジョニー・マーが与えた影響の大きさを伺い知れますね。
このようにジョニー・マーは、ギターキッズにとって憧れの存在。
ノエルにとっても同様で、保護観察処分中のノエル少年は、ザ・スミスに夢中になり、ギタリストのジョニー・マーに憧れるようになり、「俺はジョニー・マーになるぞ」と考えるようになります。
そんなノエルはオアシスのデビューアルバムで、ジョニー・マーからギブソンのヴィンテージ・レスポールを譲り受けます。そして、一緒にステージに立つように。
こんな日が来るなんて誰にも想像できませんよね。
ノエルがファッキン努力家だから実現できたんじゃないですかね。ノエルの職人気質は、ジョニー・マーにも共通する部分があります。
ジョニー・マーってかなり低い位置でギターを構えます。しかもメインギターはジャガー。めちゃくちゃパンク精神あふれてる。僕もジョニー・マー大好きです。
ジョニー・マーの哲学「ギタリストは伴奏者」
ジョニー・マーは、「ギタリストは伴奏者」という強いポリシーを持っており、テクニックに頼ることなく、必要最低限の演奏を心がけている。
こういったジョニー・マーの精神性は、間違いなくノエル・ギャラガーにも踏襲されてますね。ノエルも過剰で華美な演奏は嫌う傾向ですよね。
侘び寂びを心得た職人。
3 .ノエルの「知っておくべき音楽」U2
つぎは、ノエルが称賛し続けるバンド U2 です。
U2 は2005年にロックの殿堂入り、ロック・バンド史上最多の22作品でグラミー賞を獲得するなど名実共に世界の頂点に君臨するロックバンドです。
U2 の歴史は、1976年アイルランド・ダブリンの高校にて、ドラマーのラリー・マレン・ジュニアがメンバー募集の張り紙を掲示板に貼ったところから始まります。
U2 はバンド結成後、1978年のタレント・コンテストで優勝、その後アイランド・レコードと契約し、1980年にシングル 11 O’Clock Tick-Tock でデビューしました。
「14歳のころにU2のテレビ出演を見て以来のU2ファン」
ノエル・ギャラガー 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上記のとおり、ノエル少年は、U2 に夢中になりました。悪口王のノエル・ギャラガーですが、U2 やU2 ヴォーカリストのボノに対する賞賛の発言には真の敬意が感じられます。
ノエルが選ぶ「一番偉大な名曲」は Achtung Baby の One
ノエルは、U2 の数ある作品の中でも、特に7thアルバム Achtung Baby がお気に入り。
ノエルは特に、Achtung Baby 収録の One を「一番偉大な名曲」としている。
感動的でドラマティックな世界観の世界的にも有名な超名曲 One。洗練されたサウンドと、普遍的な世界観はノエルへの影響を感じさせます。
この曲のテーマは「一つ」になること。それは「同じ」になるのではなく、「一つ」になるということ。
One を「一番偉大な名曲」と言い切るノエル。
ノエル・ギャラガーは、実はすごい優しくて、人情味溢れる人柄なんだなと思わせるあたり、益々好きになっちゃいますよね。
4 .ノエルの「知っておくべき音楽」The Edge
ノエルは U2 のギタリスト、ジ・エッジの歌声を称賛しており、ジ・エッジの U2 におけるボーカルとしての存在感と、ノエルのオアシスにおけるボーカルとしての存在感を以下のように表現している。
ノエル語録「俺はオアシスのエッジ」
「自分の事をオアシスのエッジだと思ってる」
ノエル・ギャラガー 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ジ・エッジ(この名前は顔がカクカクしてることに由来するらしい)のギタープレイは、ディレイを多用し、空間的音響処理をギターに施すことで壮大な世界観を描きます。
ノエル・ギャラガーも、空間的な広がりのあるギターを好むスタイルで、弾きすぎないスタイルのギタリストである背景にはジ・エッジの影響も大きいと思います。
Van Diemen’s Land はジ・エッジがリード・ボーカルを担当する貴重な楽曲。牧歌的であり、力強く素晴らしい歌声、胸に刺さってきます。
“Van Diemen’s Land”
ノエルが初めて買ったアルバム
ノエルが初めて買ったアルバム、こちら、セックス・ピストルズの Never Mind The Bollocks です!
意外?
むしろノエルらしい?
ド直球のパンクアルバムがノエル少年が初めて買ったアルバムでした。
キャッチーでシンプルなセックス・ピストルズの音楽性は、確かにノエル・ギャラガーに通じるものがあります。
UKパンク・ムーヴメントの後続バンドが、マンチェスターにも多く存在しているので、自然な流れといえば自然な気がします。
5 .ノエルの「知っておくべき音楽」Sex Pistols
セックス・ピストルズは、1975年に活動開始したロンドンパンクを代表するパンクバンド。
ノエルが買った Never Mind The Bollocks は、1977年にリリースされ、セックス・ピストルズの最初で最後のスタジオ・アルバムです。
同時期を象徴するザ・クラッシュや、ザ・ダムドではなく、ノエル・ギャラガーはセックス・ピストルズをチョイスした点、非常に興味深いですね。
Never Mind The Bollocks の楽曲は、同時期の他のパンクバンドの中でも特にポップな曲調です。
マルコム・マクラーレンによるプロデュースの影響もあり、セックス・ピストルズは、パンクをコレ以上無いほどにわかりやすく表現していたバンドなんじゃないかと思います。
キャッチーなメロディと、下品で、挑発的で、攻撃的で、でも知的なジョニー・ロットンことジョン・ライドンのキャラクターは、たしかにノエルに通じるところが多い気もします。
でも実は、ジョン・ライドンも母親思いの優しい心をもっています。
僕もパンク好きなので、UK & NYパンクの定番名盤をまとめました。是非参考にしてみてくださいね。
パンク定番名盤の厳選10作品を「パンクの定番名盤オススメ10選!【UKパンク・NYパンク・LAパンク】」にまとめました。興味のある方どうぞ〜!
ノエルは『愚直な音楽』を愛している
ノエル・ギャラガーの音楽性や、ギタープレイに、ノエル・ギャラガーが影響を受けた音楽は大きな関係性がありそうです。
ノエルに限らず、UKロックが好きな方には、ザ・スミス、ジョニー・マー、U2、ジ・エッジ、セックス・ピストルズは「知っておくべき音楽」だと思いますので、この機会に知った方も、ノエルを深堀り中の方も是非各作品をチェックしてみてくださいね。
今回紹介した作品を下記にまとめておきます。
記事が参考になりましたら幸いです!
ノエル・ギャラガー関連記事
NOEL GALLAGHER 記事一覧
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今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
※深みを増した極上のグルーヴ
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