チャドが影響を受けた音楽が知りたいな。
チャドがリスペクトしているアーティスト、影響を受けた音楽を知りたい。
レッチリ(Red Hot Chili Peppers)のドラマー、チャド・スミスは7歳でドラムを始めており、ラッシュ、ローリング・ストーンズ、ハンブル・パイ、ピンク・フロイド、ブラック・サバス、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープル、ザ・フー、ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス、キッスを聴いて育ちます。
チャドがリスペクトしているアーティストの基本を知りつつ、深堀りしていきます。
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ続編
Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
1.チャド・スミスは7歳でドラムを始めた
ハードロックの夜明けを体験し、サイケデリックロックや、ヘヴィ・メタルをオンタイムで聴いて育ったチャド・スミス。
チャドは1961年生まれなので、7歳時1968年。既にドラムを始め上記の音楽を聴いていたということは、かなり早い段階から、ロックに親しんでいたことに。
チャドは特にレッスンを受けたわけではなく、仲間内で遊びながらドラムを練習していきました。
2.チャド・スミスが若い頃に影響を受けたドラマー一覧
チャド・スミスが若い頃に影響を受けたドラマー、チャドの音楽ルーツを深堀りしていきます。
チャド・スミスが若い頃に影響を受けたドラマーは下記のとおりです。
- 1.Buddy Rich
- 2.John Bonham
- 3.Ian Paice
- 4.Mitch Mitchell
- 5.Bill Ward
- 6.Keith Moon
- 7.Stewart Copeland
- 8.Neil Peart
- 9.Ginger Baker
- 10.Roger Taylor
- 11.Topper Headon
それでは、順に各ドラマーえおチェックしていきましょう!
1.Buddy Rich
バディ・リッチは1917年9月30日生まれ、ニューヨーク州ブルックリン出身のジャズドラマーです。
ビッグバンド・ジャズの開祖として有名なドラマーで、正確無比な卓越した技術面も評価されており、極上のグルーヴをもったスタイルです。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第15位。
バディ・リッチは、ビバップ・ジャズ誕生の記念碑的作品であるチャーリー・パーカーとディジー・ガレスピーによる「Bird and Diz」でドラムを担当しています。
2.John Bonham
ジョン・ボーナムはレッド・ツェッペリンのドラマーとして、数々のミュージシャンに多大なる影響を与えた伝説的なドラマーです。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第1位。
この「ロックン・ロール」で聴けるような、どっしりとしながらも軽快に突き進んでいくドラミングは、まさにジョン・ボーナムの真骨頂。
チャドへの影響が垣間見れると思います。
3.Ian Paice
イアン・ペイスは、1948年6月29日生まれ、イングランド・ノッティンガム出身のドラマーです。
イアン・ペイスは、ディープ・パープルのドラマーとして有名。ポール・マッカートニーやゲイリー・ムーアなど多くのバンドで、イアン・ペイスは活躍しています。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第9位。
イアン・ペイスもかなり技巧派のドラマーで、正確なリズムに加え、高速のペダルワークなど、ロックドラムの基礎づくりに大きく貢献しています。
4.Mitch Mitchell
ミッチ・ミッチェルはジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスのドラマーです。
ミッチ・ミッチェルのドラムミングは、自由奔放なジミ・ヘンドリックスのギターを支え、ジミ・ヘンドリックスの魅力を引き立てます。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第8位。
彼のサイケデリックなドラミングは、非常に手数が多いのが特徴です。
彼もジョン・ボーナム同様に、後続のロックドラマーへ多くの影響を与えました。
5.Bill Ward
ビル・ワードは1948年5月5日生まれ、イングランド・バーミンガム出身のドラマーです。
ビル・ワードは、ブラック・サバスのドラマーとして有名。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第34位。
ブラック・サバスのパラノイド収録「アイアンマン」でのビル・ワードの演奏が有名ですが、ビル・ワードは、ブラック・サバスの破壊的でありながら美しくデザインされた世界観を見事に表現するドラマーです。
強烈なインパクト。
6.Keith Moon
キース・ムーンは、1946年8月23日生まれ、イングランド・ロンドン出身のドラマーです。
キース・ムーンは、ザ・フーのドラマーとして有名。16歳の時に本格的なドラムキットを購入し、バンドをはじめました。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第2位。
キース・ムーンは、リード楽器のようにドラムを演奏し、ハイハットをあまり使用せず、スネア、タム、バスドラムを駆使した演奏は唯一無二の存在感。
7.Stewart Copeland
スチュワート・コープランドは、1952年7月16日生まれ、アメリカ・バージニア州・アレクサンドリア出身のドラマーです。
スチュワート・コープランドは、ザ・ポリスのドラマーとして有名で、父は元CIA。そのため、幼少時から世界を転々としており、ドラムを始めたのは12歳のとき。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第10位。
スチュワート・コープランドは、スティングをステージで観て一目惚れしバンドに再三誘い1977年にザ・ポリス結成に至っている。
スチュワート・コープランドの特徴は、レゲエに影響を受けたビート感と、複雑で正確なテクニックを持った技巧派ドラマーでありながら、パワフルさも兼ね備えている。
8.Neil Peart
ニール・パートは、1952年9月12日生まれ、カナダ・オンタリオ州ハミルトン出身のドラマーです。
ニール・パートは、カナダのプログレッシブロックバンド、ラッシュのドラマーとして有名。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第4位。同誌「読者が選ぶ史上最高のドラマー」では第2位。
ニール・パートの特徴は、手数が多く緻密でパワフルなプレイにあります。本章の最初に紹介したバディ・リッチから大きな影響を受けています。他にも、キース・ムーン、ジョン・ボーナム、スチュワート・コープランド、ミッチ・ミッチェルなど、チャド・スミスの音楽ルーツとも重複している。
ちなみに、ニール・パートはラッシュのほぼすべての楽曲で作詞も行っている。
9.Ginger Baker
ジンジャー・ベイカーは、1939年8月19日生まれ、イングランドのロンドン出身のドラマーです。
ジンジャー・ベイカーは、クリームのドラマーとして有名。15歳の時にドラムを始めています。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第3位。
クリームでの活躍の後、ジンジャー・ベイカーはフェラ・クティとアフロビートを追求している。
10.Roger Taylor
ロジャー・テイラーは、1949年7月12日生まれ、イングランド・ノーフォーク出身のドラマーです。
ロジャー・テイラーは、クイーンのドラマーとして有名です。
ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第74位。
ロジャー・テイラーは、ドラム以外にギター、ベース、キーボードをこなすマルチプレイヤーで、ボーカル、コーラスもクイーンで披露している。さらに、作詞作曲でもクイーンに貢献しており、「レディオ・ガ・ガ」「カインド・オブ・マジック」などの名曲を生み出している。
11.Topper Headon
トッパー・ヒードンは、1955年5月30日生まれ、イングランド・ケント州ブロムリー出身のドラマーです。
トッパー・ヒードンは、ザ・クラッシュのドラマーとして有名です。
1978年リリースのザ・クラッシュ2ndアルバム「Give ‘Em Enough Rope」からトッパー・ヒードンはザ・クラッシュに加入し、パンクの名盤「London Calling」「Sandinista!」「Combat Rock」を生み出してきた。
トッパー・ヒードンの特徴は、力強いグルーヴをもったロックドラムに、ファンクやレゲエなどのエッセンスを注ぎ独自色の強いスタイル。パンクムーブメントを支えた代表バンドとしては、特異な要素を持ち合わせたドラマーで、ザ・クラッシュの幅広い音楽性を支えました。
ちなみに、「ロック・ザ・カスバ」のリードヴォーカルはトッパー・ヒードン。
+.Funk Music
実際にロックバンドで活動を始めてから、チャド・スミスはファンクミュージックに出会い、タワー・オブ・パワーのデヴィッド・ガリバルディ、ジェイムス・ブラウンのバンドで活躍したジャボ・スタークス、同じくジェイムス・ブラウンのバンドで活躍したクライド・スタブルフィールド、スライ&ファミリーストーンの初代ドラマーのグレッグ・エリコなど、数々のファンク・ドラマーから影響を受けます。
Chad Smith’s Bombastic Meatbats
また、チャド・スミスはレッチリ以外の活動で、チャド自身がメインとなったプロジェクト、「Chad Smith’s Bombastic Meatbats」というバンドでも活動しており、「Chad Smith’s Bombastic Meatbats」では、ファンクやフュージョンから影響を受けた高度な技術と経験に裏付けされた素晴らしい演奏を披露しています。
つまり、チャド・スミスは音楽を愛し探求している
以上のように、いずれのドラマーも強い個性を持ちながら、基本的なスタンスはギタリストや楽曲の魅力を引き立てています。
チャド・スミスは音楽を愛し探求していることがよくわかります。チャドの高い技術のルーツとして非常に納得できる錚々たるドラマーでしたね。
3.まとめ:レッチリらしさの要はチャド・スミス
チャド・スミスはローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第64位。
同世代のデイヴ・グロールは、ローリングストーン誌の「最も偉大な100人のドラマー」第27位、トラヴィス・バーカー第99位と、デイヴ・グロールは近年のドラマーとしてはかなり上位。
ま、順位なんてね。ってちょっと思ったりしますが。とはいえ、それだけ多くのドラマーが支持しているドラマーということが目安としてわかったりはしますよね。
でも、大事なのはあなたが良いと思うかどうか、好きかどうかの方がずっと大事だと思います。
それにしても、チャドの音ってやっぱ結構個性強いですね。チャドが叩くとめっちゃレッチリぽくなるというか。
ちなみに、下記のデュア・リパのこの曲のドラムはチャド・スミスが担当しています。
器用なチャド・スミス。
レッチリにとってこの上ない最高なドラマー、チャド・スミス。
チャド・スミス完全ガイド
下記の記事は「チャド・スミス」を詳細にまとめています。
» 参考:チャド・スミス完全ガイド
記事が参考になりましたら幸いです!
今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
※深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
ワーナーミュージック・ジャパン
グレイトの最上級、それがグレイテスト。必聴だよ。
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