カマシ・ワシントン作品を一覧できるまとめ記事を作成しました。
この記事の特徴
- タイトル&リリース日を「目次で網羅」できます。
- 目次は「作品のリリース順」に整理してあります。
- リリース日は「Wikipediaを参照」し正確に記述しています。
- 作品ごとに「おすすめ曲を提案」しておりますのでご参考ください。
参照サイト
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
1.Young Jazz Giants: 2004
カマシ・ワシントンが23歳の時に参加した、2004年リリースの「Young Jazz Giants」。
すでにカマシ・ワシントンの「力強く芳醇で繊細な愛と優しさに溢れたブロウ」は健在。
静と動を堪能できる好盤です。
本作はタイトルの通り期待の若手、LAのジャズ・コレクティヴ「The Next Step」のメンバーで構成し発表した作品。超売れっ子ベーシストの「サンダーキャットことステファン・ブルーナー」がウッドべースを聴かせてくれる点も聴きどころ。
ピアニストのキャメロン・グレイヴスは、スタンリー・クラークのバンドでも活動するLA出身の注目ピアニスト。
キャメロン・グレイヴスは、スラッシュメタルジャズなるジャンルを打ち出しており、下記の作品「Seven」にはカマシ・ワシントンも参加している。
※「Seven」はマーズ・ヴォルタなどの変拍子てんこ盛りプログレがお好きな方にはかなりおすすめの作品。
また、ドラムのロナルド・ブルーナーJrはサンダーキャットの実兄で、サンダーキャットと共にスラッシュハードコアバンド「スイサイダル・テンデンシーズ」に参加しており、本作「Young Jazz Giants」がリリースされた2004年は兄弟共に「スイサイダル・テンデンシーズ」でも活動していた時期にあたる。
ゲスト参加でアルトサックスのテラス・マーティンが参加しているのも現代西海岸ジャズの強い結束を垣間見せる見逃せないポイント。
なお、カマシ・ワシントンのリーダー名義によるスタジオデビュー作はのちほど紹介する「The Proclamation」です。
おすすめ曲
- Song For Billy
- Stephen’s Song
- Giant Steps(J.Coltrane)
※Stephen’s Song
編成 | メンバー |
---|---|
ピアノ | キャメロン・グレイヴス |
テナーサックス | カマシ・ワシントン |
ベース | ステファン・ブルーナー(サンダーキャット) |
ドラム | ロナルド・ブルーナーJr |
編成 | ゲスト |
---|---|
ギター | グレッグ・ダルトン(Stephen’s Song) |
アルトサックス | テラス・マーティン(Family、Stephen’s Song) |
トロンボーン | ライアン・ポーター(Family、Stephen’s Song) |
ラップ | ジャック・スレイド(YJG) |
2.Live at 5th Street Dick’s: 2005
おつぎは2005年リリースのライブアルバム「Live at 5th Street Dick’s」。
本作は自主盤。
「Changing Of The Guard」収録!
おすすめ曲
- Changing Of The Guard
- The Next Step
- The Magnificent Seven
「The Next Step」でのサンダーキャットのプレイは憑依ジャコ・パストリアスといわんばかりの流麗さ。コーラスエフェクトも相まって最高のメロウネス。
※Kamasi Washington & The Next Step – Live At 5th Street Dick’s (2005 Volume 1)
編成 | メンバー |
---|---|
テナーサックス | カマシ・ワシントン |
トロンボーン | ライアン・ポーター |
ピアノ | キャメロン・グレイヴス |
キーボード | ブランドン・コールマン |
アコースティックベース | マイルス・モズレー |
エレクトリックベース | ステファン・ブルーナー(サンダーキャット) |
ドラム | ロバート・ミラー |
編成 | ゲスト |
---|---|
アルトサックス | テラス・マーティン |
ソプラノサックス | リッキー・ワシントン |
3.The Proclamation: January 21, 2007
おつぎは2007年リリースのデビュー作、1stスタジオアルバム「The Proclamation」。
本作も自主盤。
おすすめ曲
- The Conception
- Whacha Say
- Lonely Woman(O.Coleman)
※Kamasi Washington – Whacha Say
編成 | メンバー |
---|---|
テナーサックス | カマシ・ワシントン |
トロンボーン | ライアン・ポーター |
ボーカル | パトリス・クイン |
ピアノ | キャメロン・グレイヴス |
キーボード | ブランドン・コールマン |
アコースティックベース | マイルス・モズレー |
エレクトリックベース | ステファン・ブルーナー(サンダーキャット) |
ドラム | ロナルド・ブルーナーJr、トニー・オースティン |
4.Light of the World: 2008
おつぎは2008年リリースの2ndアルバム「Light of the World」。
本作も自主盤。
ブレイクビーツを貴重としたヒップホップのVIBESをぐっとフィーチャーしたスピリチュアルな本作。
本作にはエルトン・ジョンや、スヌープ・ドッグ、ジル・スコットなどの作品で活躍しているベーシストのジェイ・ディールが参加しており、効果的なスパイスとなっている。
おすすめ曲
- Going Up Yonder
- The Lord’s Prayer
- Listen Closely
※Kamasi Washington – The Lord’s Prayer
編成 | メンバー |
---|---|
テナーサックス | カマシ・ワシントン |
トロンボーン | ライアン・ポーター(The Lord’s Prayer) |
ボーカル | Manhi-Xan(The Lord’s Prayer) |
ローズ | ブランドン・コールマン |
ベース | ジェイ・ディール |
ドラム | ロバート・ミラー |
5.The Epic: May 5, 2015
おつぎは2015年リリースのメジャーデビュー作となった、3rdスタジオアルバム「The Epic」。
渾身の2時間53分36秒!
「Young Jazz Giants」で披露していた名曲「Change of the Guard」収録。
本作からフライングロータス主宰のレーベル「ブレインフィーダー」からのリリース。盟友サンダーキャットともレーベルメイトとなりました。
おすすめ曲
- Change of the Guard
- The Next Step
- Re Run Home
※NPR Presents – Kamasi Washington’s ‘The Epic’ in Concert
※Kamasi Washington – The Next Step – 2/23/2016 – Paste Studios, New York, NY
編成 | メンバー |
---|---|
テナーサックス | カマシ・ワシントン |
トロンボーン | ライアン・ポーター |
トランペット | イグマー・トーマス |
ピアノ | キャメロン・グレイヴス、ブランドン・コールマン(8) |
オルガン | ブランドン・コールマン、キャメロン・グレイヴス(8) |
キーボード | ブランドン・コールマン |
アコースティックベース | マイルス・モズレー |
エレクトリックベース | ステファン・ブルーナー(サンダーキャット)、マイルス・モズレー(14) |
パーカッション | レオン・モブレー |
ドラム | ロナルド・ブルーナーJr(3, 4, 6, 7, 10-13, 16, 17)、トニー・オースティン(1, 2, 4, 5, 6, 8, 9, 12, 13, 15-17) |
編成 | サポートメンバー |
---|---|
ドラム | ロバート・ミラー |
トロンボーン | ショーンテ・パルマー |
トランペット | トッド・サイモン |
ストリングス | Violon: ニール・ハモンド、ティラーナ・レンガ・エノモト、ポール・カートライト、ジェニファー・シモーネ、ルシア・ミカレッリ Viola: モリー・ロジャース、アンドレア・ウィット Cello: アーチョム・マヌキャン、ジンジャー・マーフィー |
クワイヤボーカル | ドーン・ノルフリート、タルマ・デ・フレイタス、マイヤ・サイクス、ジーナ・マンジェロ、パトリス・クイン、ナターシャ・F・アグラーマ、ドワイト・トリブル、スティーブン・ウェイン、テイラー・グレイブス、チャールズ・ジョーンズ、ジェイソン・マラレス、デクスター・ストーリー、キャメロン・グレイヴス、トレイシー・カーター |
6.Heaven and Earth: June 22, 2018
おつぎは2018年リリースの4thアルバム「Heaven and Earth」。
怒涛の3時間3分21秒!
おすすめ曲
- Fists of Fury
- Street Fighter Mas
- The Space Travelers Lullaby
実はスト2が大好きなカマシ・ワシントン。
ブレインフィーダーらしさもあり、こういう遊び心があるからこそブレインフィーダーがジャズの新たな可能性を切り拓いたんだと思う。
※Kamasi Washington – Street Fighter Mas
編成 | メンバー |
---|---|
テナーサックス | カマシ・ワシントン |
トロンボーン | ライアン・ポーター |
トランペット | ドンテ・ウィンスロー |
ピアノ | キャメロン・グレイヴス |
オルガン | ブランドン・コールマン |
キーボード | ブランドン・コールマン |
ボコーダー | ブランドン・コールマン |
ベース | マイルス・モズレー |
パーカッション | トニー・オースティン、アラコイ・ピート、カーリル・カミングス |
ドラム | ロナルド・ブルーナーJr、トニー・オースティン |
編成 | サポートメンバー |
---|---|
テナーサックス | リッキー・ワシントン |
アルトサックス | テラス・マーティン |
トランペット | クリス・グレイ |
ピアノ | ジャマエル・ディーン |
ベース | サンダーキャット、カルロス・デル・プエルト、ゲイブ・ノエル |
ドラム | クリス・デイブ、ジョナサン・ピンソン、ロバート・シアライト、ロバート・ミラー |
オーケストラ | Flute: リッキー・ワシントン Oboe: グレッグ・マーティン Clarinet: トレイシー・ワノメイ Bassoon: アンバー・ジョイ・ワイマン French Horn: エイミー・サンチェス、ローラ・ブレーンズ Tuba: マーク・T・ボーリン Violon: ジェニファー・シモーネ、マルティーノ、ポール・カートライト、レイ・スエン、レイコ・ナカノ、ロキオ・マーロン、イヴェット・デヴェルー、イヴェット・ホルツワース Viola: ブリタニー・コット、キャロライン・バックマン、チャド・ジャクソン、ランドン・ジョーンズ、モリー・ロジャース、モーガン・マタデロ、トム・レア Cello: エイドリアン・ウッズ、ジンジャー・マーフィー、ペテル・PT・ヤコブソン Bass: ドミニク・ティルー |
クワイヤボーカル | ドーン・ノルフリート、タルマ・デ・フレイタス、マイヤ・サイクス、ジーナ・マンジェロ、パトリス・クイン、ナターシャ・F・アグラーマ、ドワイト・トリブル、スティーブン・ウェイン、テイラー・グレイブス、チャールズ・ジョーンズ、ジェイソン・マラレス、デクスター・ストーリー、キャメロン・グレイヴス、トレイシー・カーター |
7.まとめ
カマシ・ワシントンは自身の作品以外にも多くの作品にゲスト参加しており、ケンドリック・ラマーの「To Pimp a Butterfly」「Damn」、サンダーキャットの「The Golden Age of Apocalypse」「Drunk」、フライングロータス「You’re Dead!」などでも「力強く芳醇で繊細な愛と優しさに溢れたブロウ」を堪能できますのでぜひチェックしてみてくださいませ。
※「Drunk」
※「You’re Dead!」
今回紹介したすべての作品が「Amazon Music Unlimited」でお楽しみいただけます。
ぜひ良い音でお楽しみください。
※くわしくは下記からどうぞ。
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今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
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