【年代別④】レッチリの名曲!2010年代編【Red Hot Chili Peppers】

レッチリは活動期間が長くて作品数も結構多いから、年代別に作風や各年代を象徴する代表曲をが知りたいな。
前回レッチリの00年代をチェックしたので10年代が知りたいな。

レッチリの2010年代は、ギタリストがジョン・フルシアンテからジョシュ・クリングホッファーに代わったことが重要ポイント。
当然作風にも影響しており、成熟したバンドの新たな挑戦を楽しめます!

では詳細をみていきましょう!

sk

毎日音楽に励まされて生きています。
音楽も、音楽家も、わたしにとっては刺激そのもの。

プロフィール詳細

10年代レッチリのオススメ1曲目:「モナーキー・オブ・ローゼズ」

2011年の10thアルバム音源がコレ

Red Hot Chili Peppers – Monarchy of Roses [Official Music Video]
タイトル「モナーキー・オブ・ローゼズ」(Monarchy of Roses)
収録アルバム『アイム・ウィズ・ユー』(I’m with You)
作曲アンソニー・キーディス、フリー、ジョシュ・クリングホッファー、チャド・スミス
演奏メンバーアンソニー・キーディス(v)、フリー(b)、ジョシュ・クリングホッファー(g)、チャド・スミス(ds)
プロデュースリック・ルービン

まず、1曲目は「モナーキー・オブ・ローゼズ」がオススメ。

その理由は、ジョシュの個性とレッチリらしさがせめぎ合っていてスリリングだから。

「モナーキー・オブ・ローゼズ」の聴きどころ

「モナーキー・オブ・ローゼズ」の聴きどころは、レッチリ流ディスコ・グルーヴとアート系轟音ギターとのスリリングなせめぎ合いです。

強い個性のぶつかり合いがスリリングでかっこいい。

レッチリはメンバーが変わるたびに問題を抱える。

「往年のファンの期待に応えたい」

「メンバーの個性を大事にしたい」

「栄光にすがらず、新たな挑戦をしていきたい」など。

この曲には、それらを押しのけるポジティブなパワーがある。

ちなみに、本作のMVアートワークは、レイモンド・ペティボンによる作品。

レイモンド・ペティボンは、ブラック・フラッグや、ソニック・ユース、近年はディオールとのコラボでも話題になったNYのアーティストです。

Red Hot Chili Peppers – Monarchy Of Roses (live @ Club Nokia, Los Angeles 24-08-11) [HD Pro Shot]

こちらは、『アイム・ウィズ・ユー・ワールド・ツアー』前、2011年8月24日のロサンゼルス公演での「モナーキー・オブ・ローゼズ」。

ライブでも、ジョシュの破壊的な感性と、リズム隊の強力なグルーヴがフィーチャーされています。

Red Hot Chili Peppers – Monarchy of Roses – Guadalajara, Mexico 2013 (Soundboard Audio)

こちらは、『アイム・ウィズ・ユー・ワールド・ツアー』後半の、2013年3月3日のメキシコ公演での「モナーキー・オブ・ローゼズ」。

さっきのロサンゼルス公演よりも、楽曲の完成度が上がっています。

*おまけ*

Red Hot Chili Peppers Carpool Karaoke

こちらは、アメリカCBSの人気プログラム『The Late Late Show』のジェームズ・コーデンが、ゲストと車内でカラオケを楽しむ人気コーナー『Carpool Karaoke』にレッチリが出演した際の映像。

円熟のおふざけをお楽しみください。

10年代レッチリのオススメ2曲目:「ブレンダンズ・デス・ソング」

2011年の10thアルバム音源がコレ

Red Hot Chili Peppers – Brendan’s Death Song [Extended Music Video]
タイトル「ブレンダンズ・デス・ソング」(Brendan’s Death Song)
収録アルバム『アイム・ウィズ・ユー』(I’m with You)
作曲アンソニー・キーディス、フリー、ジョシュ・クリングホッファー、チャド・スミス
演奏メンバーアンソニー・キーディス(v)、フリー(b)、ジョシュ・クリングホッファー(g)、チャド・スミス(ds)
プロデュースリック・ルービン

つぎに、2曲目は「ブレンダンズ・デス・ソング」がオススメ。

その理由は、親友への思いをポジティブに歌うアンソニーらしさが清々しくてかっこいいから。

元気になるんです。この曲。

ちなみに、ブレンダンとはブレンダン・マレン氏のことで、レッチリ公式の伝記『レッド・ホット・チリ・ペッパーズ オフィシャル・バイオグラフィ』の著者。

LAパンクシーンにおける重要人物です。

『レッド・ホット・チリ・ペッパーズ オフィシャル・バイオグラフィ』はジョン・キーディス(アンソニーの実父)との共著。

2009年10月12日に亡くなったブレンダン・マレン氏の死を歌った楽曲がこの「ブレンダンズ・デス・ソング」です。

「ブレンダンズ・デス・ソング」の聴きどころ

「ブレンダンズ・デス・ソング」の聴きどころは、前向きなアンソニーの歌詞です。

「I said yeah」と鼓舞するアンソニーらしいポジティブな歌詞がパワーを与えます。

祝祭的でもあり、MVで描かれる葬列のシーンもまるでカーニバルのように華やかです。

Red Hot Chili Peppers Brendan’s Death Song (Live In Cologne HD 1080p)

こちらは、『アイム・ウィズ・ユー・ワールド・ツアー』前半の、2011年10月7日のドイツ公演での「ブレンダンズ・デス・ソング」。

ジョシュはセミアコを使い、あくまでアンソニーの力強いボーカルをフィーチャーしているところがステキです。

Red Hot Chili Peppers – Brendan’s Death Song – Lollapalooza 2012 (SBD Audio)

こちらは、『アイム・ウィズ・ユー・ワールド・ツアー』中盤に参加した、2012年8月4日のロラパルーザ・シカゴ公演での「ブレンダンズ・デス・ソング」。

さっきの約1年後のライブ。

ギターのアレンジが結構サイケになってます。

ジョシュらしくてかっこいい。

*おまけ*

Josh Klinghoffer Sings Brendan’s Death Song

ジョシュのコーラスを入れた「ブレンダンズ・デス・ソング」のオケ音源。

こうして聴くと結構シューゲイザー的ですね。

ジョシュのコーラスワークは、マイブラぽくもあって、甘酸っぱい。

ジョシュのこういう感性は今までのレッチリにはなかった側面。

かなりジョシュをフィーチャーしてたことが伺えますね。

10年代レッチリのオススメ3曲目:「ダーク・ネセスティーズ」

2016年の11thアルバム音源がコレ

Red Hot Chili Peppers – Dark Necessities [OFFICIAL VIDEO]
タイトル「ダーク・ネセスティーズ」(Dark Necessities)
収録アルバム『ザ・ゲッタウェイ』(The Getaway)
作曲アンソニー・キーディス、フリー、ジョシュ・クリングホッファー、チャド・スミス
演奏メンバーアンソニー・キーディス(v)、フリー(b)、ジョシュ・クリングホッファー(g)、チャド・スミス(ds)
プロデュースデンジャー・マウス

そして、3曲目は「ダーク・ネセスティーズ」がオススメ。

なぜなら、かっこいいから。

「かっこつけない」かっこよさがあります。

過去の自分を否定することなく、強がらなくなったアンソニーの魅力が爆発した名曲。

アンソニーの歌詞は、年々の説得力を増しているように感じます。

音楽的にも、『アイム・ウィズ・ユー』で得た課題を乗り越えたレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。

『アイム・ウィズ・ユー』よりもメンバーの絆も深まり、意見をとことんぶつけ合うことで制作に遠慮がなくなった。

プロデューサーがデンジャー・マウスになったのも新たな刺激になっています。

「ダーク・ネセスティーズ」の聴きどころ

「ダーク・ネセスティーズ」の聴きどころは、切なさが詰まった強がらないアンソニーのむき出しの歌詞です。

そして、その世界観を支えるジョシュらしいアヴァンギャルドなギターフレーズ。

更に、フリーらしいグルーヴィーな円熟したスラップ・ベース。

Red Hot Chili Peppers – Dark Necessities (Lollapalooza Chile 2018)

こちらは、2018年に出演したロラパルーザ・チリ公演での「ダーク・ネセスティーズ」。

かっこいい。。

RHCP – Dark Necessities – Rock in Rio 2019 [1080p]

こちらは、2019年リオ・デ・ジャネイロで開催されたRock In Rioへ出演した際の「ダーク・ネセスティーズ」。

勝手ながら、ジョシュと歩んだ10年はあっという間だった。

それにしても、2019年ぐらいからアンソニー一気に老け込んだ感じしませんか。

*おまけ*

Josh Dani California Uber Haze

ずらりと並ぶジョシュのコンパクトエフェクターたち。

ジョンと共通するエフェクターも多いですが、ジョシュならではのトリッキーなサウンドメイクも見受けられます。

Red Hot Chili Peppers’ Josh Klinghoffer – Dark Necessities ”Helicopter Sound Effect”

「ダーク・ネセスティーズ」で特徴的なこのヘリコプターサウンド。

この設定は、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのトム・モレロも使ってました。

ジョシュはこのサウンドを、「カオスなムード」と、「現代的な感触」の演出に巧みに落とし込んでいます。

10年代レッチリのオススメ4曲目:「ドリームス・オブ・ア・サムライ」

2016年の11thアルバム音源がコレ

Dreams of a Samurai
タイトル「ドリームス・オブ・ア・サムライ」(Dreams of a Samurai)
収録アルバム『ザ・ゲッタウェイ』(The Getaway)
作曲アンソニー・キーディス、フリー、ジョシュ・クリングホッファー、チャド・スミス
演奏メンバーアンソニー・キーディス(v)、フリー(b)、ジョシュ・クリングホッファー(g)、チャド・スミス(ds)
プロデュースデンジャー・マウス

さらに、4曲目は「ドリームス・オブ・ア・サムライ」がオススメ。

もはや一聴してレッチリとはわからないような、壮大な世界観。その世界観に、ベースが入り、ドラムが入り、ボーカルが入り、ギターが入ると、更に無限の広がっていく空間。

「ドリームス・オブ・ア・サムライ」の聴きどころ

「ドリームス・オブ・ア・サムライ」の聴きどころは、なんといっても、空間的な広がりのあるグルーヴです。

淡々と響くピアノと荒々しいドラムが生むカオスもこの曲の魅力。

『バイ・ザ・ウェイ』収録の「タイム」に近い世界観ですが、あの曲以上に、孤独を受け入れたかのような、「覚悟のような意思」を感じます。

ちなみに、『ザ・ゲッタウェイ』全体にある、空間の広がりを感じさせるサウンドは、サウンドエンジニアに参加しているナイジェル・ゴッドリッチの手腕も大きく影響しています。

ナイジェル・ゴッドリッチはレディオヘッドの多くの作品に関わってきたエンジニアで、第六のレディオヘッド・メンバーとも言われている人物です。

近代的で奥行きの広がりあるサウンドメイクが、悶絶級にかっこいい。

RHCP – Dreams Of A Samurai (FIB 2017) *AMAZING PERFORMANCE*

こちらは、『ザ・ゲッタウェイ・ワールド・ツアー』の中盤、2017年7月15日に出演した『International Festival in Benicassim』のスペイン公演での「ドリームス・オブ・ア・サムライ」。

超鳥肌です。

かっけえ。。

ライブアレンジでも、ピアノが荘厳な世界観を描き、ギターとベースが織りなすプログレサウンドと、タイトでパワフルなドラムが、広がりのあるカオスを作っています。

独特のカオスの中を、アンソニーのリリックが宙に舞う感じが本当鳥肌。

RHCP – Dreams Of A Samurai – Brisbane, AUS 25/02/19 [Soundboard audio]

こちらは、『ザ・ゲッタウェイ・ワールド・ツアー』終了後、2019年2月25日にオーストラリアのブリスベン公演での「ドリームス・オブ・ア・サムライ」。

このメンバーなくして、この演奏は生まれなかったであろう神がかり的な演奏。

浮遊するカオス、サビで明確な姿に変容する様、「I got a metamorphosis samurai」というリリックとシンクロします。

メンバーの個性がそのままカオスを描き、時の流れとともに一斉に一つの目的に向かう構成が見事すぎてコワイ。

*おまけ*

レッチリ最新インタビュー第2弾!「バンドは新しい時代に突入した?」

『ザ・ゲッタウェイ』リリース時のワーナーのプロモーション。

インタビューでアンソニーが回答している通り、新メンバーと向き合うにはいつだって時間が掛かる。

作品を作るには実験をする時間が必要というのは、まさにジョンの時も、ジョシュの時も同様だった。

寛容で前向き。

とにかくバンドを愛してる感じがいいです。

10年代レッチリのオススメ5曲目:「グッドバイ・エンジェルス」

2016年の11thアルバム音源がコレ

Red Hot Chili Peppers – Goodbye Angels [OFFICIAL VIDEO]
タイトル「グッドバイ・エンジェルス」(Goodbye Angels)
収録アルバム『ザ・ゲッタウェイ』(The Getaway)
作曲アンソニー・キーディス、フリー、ジョシュ・クリングホッファー、チャド・スミス
演奏メンバーアンソニー・キーディス(v)、フリー(b)、ジョシュ・クリングホッファー(g)、チャド・スミス(ds)
プロデュースデンジャー・マウス

最後に、5曲目は「グッドバイ・エンジェルス」がオススメ。

なぜなら、この曲も、円熟味が増した不屈人間アンソニーがかっこいいからです。

感受性が衰えない敏感な感性で描かれた歌詞。

アンソニーはかっこつけない。

傷ついた心をさらけ出すことを「かっこわるい」とは思っていない。

「アンソニーの孤独受け入れ意思表明」系の曲。

「グッドバイ・エンジェルス」の歌詞は、アンソニーが当時交際していたヘレナ・ヴェスターガードとの別れを題材にしていると言います。

アンソニーの歌詞は、感情の奥底から湧き上がる。

「グッドバイ・エンジェルス」の聴きどころ

「グッドバイ・エンジェルス」聴きどころは、感情の起伏とシンクロする秀逸な楽曲構成です。

後半で爆発するフリーの深みのあるスラップにも注目。

アンソニーが描く切ない歌詞を、表現される切なさを、バンドは更に際立たせる。

アレンジがかっこいい。

Red Hot Chili Peppers Goodbye Angels 10.07.2016

こちらは、『ザ・ゲッタウェイ・ワールド・ツアー』前半、2016年7月10日に参加した『T in the Park』のスコットランド公演での「グッドバイ・エンジェルス」。

アンソニーの感情表現にフォーカスした演奏。

大切な存在を失って不安定になった感情の爆発を見事に表現しています。

Red Hot Chili Peppers – Goodbye Angels (With Everly) – Riga 2017 (SBD audio)

こちらは、『ザ・ゲッタウェイ・ワールド・ツアー』後半、2017年7月27日出演のラトビア公演での「グッバイ・エンジェルス」。

アンソニーの息子、エヴァリー・ベア・キーディスとの親子共演。

アンソニーが父にしてもらったように、アンソニーも、息子を一人の人間として対等に向き合ってるんでしょうね。

後半、フリーのスラップから流れを正すようにダウンテンポするアレンジが、感情の高ぶりを煽ってきます。

*おまけ*

Anthony Kiedis Tried to Fight Chris Paul, A Story by Flea | The Ringer

最後はレイカーズ大好きコンビのフリーとアンソニーです。

バスケに対しても超真剣。

2018年10月20日、レイカーズ対ロケッツの試合で選手の乱闘に対し暴言を吐いて観客席から退場させられたアンソニーについて振りかえるフリーのインタビュー動画です。

レッチリの10年代は、進化が止まらない

レッチリは、2012年に「ロックの殿堂(Rock And Roll Hall Of Fame)」入りしました。

そして、今もさらなる進化を続けています。

つまり、名実ともに世界最強ロックバンドとなったレッチリの作品が、2010年代の作品なのです。

『アイム・ウィズ・ユー』の作品は魅力的な曲が多いとはいえ、「手探りで実験的」な曲が多かったように思います。

ジョシュの存在感をいかにブレンドするかは、ジョシュを含めたメンバー全員が神経を使ったと思います。

でも、その「手探りで実験的」な期間があったからこそ、『ザ・ゲッタウェイ』という名作に辿り着いたわけですよね。

まさに『マザーズ・ミルク』を経て、『ブラッド・シュガー・セックス・マジック』が生まれたように。

激推しの「ダーク・ネセスティーズ」は、そのような、『時の流れと絆の関係』が顕著に表れていると思います。

是非アルバムを通して楽しんでくださいね。

レッチリ年代別代表曲

今回は80年代特集でしたが、80年代、90年代、00年代とそれぞれ「レッチリの歴史がわかる!各年代を象徴する代表曲紹介!【Red Hot Chili Peppers】」にまとめてありますので、下記からどうぞ!

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