レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(レッチリ、Red Hot Chili Peppers)のフロントマン、アンソニ・キーディスと「Walk on the Wild Side」について。
いやあ、なんだかほっこりしてしまいました、この件。
まずは下記の動画をごらんくださいませ。
(めっちゃいいです。)
※詳しく知りたい方は本文も併せてどうぞ。
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ続編
Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
1.デイヴ・ナヴァロとアンソニー
下記の投稿にもあるように、冒頭の動画の演奏は、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの元ギタリストだったデイヴ・ナヴァロ(Above Ground)主催のチャリティーコンサートでの一幕。
上記のとおり、アンソニーとデイヴがステージを共にするのはかなり久しぶりのこと。
アンソニーの優しい歌声と、デイヴがアコギで寄り添うこの演奏。思わず涙した人もいるんじゃないでしょうか?
(こういう仲間思いなアンソニーを尊敬します!)
デイヴ・ナヴァロとは?
デイヴ・ナヴァロは、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの6thアルバム「One Hot Minute」の制作メンバーで、1993年からジョン・フルシアンテが復帰する1997年までバンドに在籍していました。
そもそも、デイヴ・ナヴァロはレッド・ホット・チリ・ペッパーズと同時期から同郷のLAで活動し高い人気誇るロックバンド、ジェーンズ・アディクションのギタリストで、現在はフー・ファイターズのドラマーであるテイラー・ホーキンス、ジェーンズ・アディクションのベーシストであるクリス・チェイニー、デイヴ・ナヴァロの3ピースバンドNHCや、再結成したジェーンズ・アディクション、俳優業など、多岐にわたって活躍中。
※下記はNHCのMV。なんでこんな贅沢なことしれっとやってるんでしょうか。
下記は、今回のチャリティーコンサートの「におわせ」リハーサル風景。赤ペンで封印されたシークレットゲスト。まさかのアンソニー!
ちなみにこのチャリティーコンサートは、メンタルヘルスに対する意識向上を支援する団体Above Groundが主催しています。Above Groundは、デイヴ・ナヴァロと、イギリスのギタリストであるビリー・モリソンが主体となり様々なライブイベントなどを通して支援資金を募っています。
2.「Walk on the Wild Side」とは
「Walk on the Wild Side」とは、1972年にリリースされたルー・リードの楽曲。
ルー・リードの代表曲といえば「Walk on the Wild Side」と言っても過言ではないほど、この曲はルー・リードを象徴するアイコニックな楽曲。
イントロから繰り返されるフワフワと浮遊感があってあたたかい音色のベースライン、デヴィッド・ボウイとルー・リードが奏でるアコギ、エンディングのロニー・ロスによるバリトンサックスのソロもどっしりとしつつ軽快。すべてが控えめなのに、すべてが耳から離れない。
※下記が原曲のルー・リードによる「Walk on the Wild Side」。
※同じく下記もルー・リードによる「Walk on the Wild Side」で、アグレッシブな印象のライブアレンジも格好いい。
上記のライブバージョンは、1985年に開催されたチャリティーコンサート、第一回目のFarm Aidでの一幕。Farm Aidは、経営難で苦しむ小規模農場や個人農家を支援するために開催されたライブイベントで、ウィリー・ネルソン、ジョン・メレンキャップ、ニール・ヤングによって企画された。
「Walk on the Wild Side」は、ルー・リードの2ndソロアルバム、「Transformer」に収録されている楽曲で、プロデュースは、デヴィッド・ボウイとミック・ロンソン。
※下記はルー・リードとデヴィッド・ボウイ。
念の為「ルー・リードって誰?」という方のために、ルー・リードについてちょろっと説明しておきます。
ルー・リードは、1964年結成のニューヨークの伝説的ロックバンドであるヴェルヴェット・アンダーグラウンドの結成メンバーで、ギター&ボーカルを担当していました。
※下記はルー・リードの日本公演時のポスター。「ビロードの死より甦りし幻のロックン・ロール・アニマル」というファンタジー感、愛おしい。S席3,000円!
※なにげに「スカッとさわやかコカ・コーラ」も気になってくるね笑。
そもそもヴェルヴェット・アンダーグラウンドとは、ルー・リードとジョン・ケイルが結成したバンドで、現代芸術家アンディ・ウォーホルがプロデュースとジャケットのアートワークを手掛けたことでも有名なアルバム「The Velvet Underground and Nico」で1967年にアルバムデビューしました。
下記、中央で腕組をしているのがルー・リードで、その左隣り(サングラスの方)がアンディ・ウォーホル。
ストロークスのメンバーもヴェルヴェット・アンダーグラウンドから影響を受けてるそうで、納得の風情ですね。スタイリッシュで格好いい。
※下記のアルバム、このアートワーク見たことある方多いのではないでしょうか。バナナの皮の部分が剥がせるという遊び心。
3.文脈からルー・リードを選ぶセンス
アンソニーが発案したのか、デイヴが発案したのか、はたまたチャリティーコンサートだからなのか、なにはともあれ、「アンソニーがWalk on the Wild Sideしてる」ってことに痺れちゃいますね。
アンソニーの自伝読んだことのある方なら共感していただけるかなと思うのですが、アンソニーってはちゃめちゃにパンクでクレバーじゃないですか。それなのに、あんなに人懐っこい「Walk on the Wild Side」を披露しちゃって。一発KOですよ?
というわけで、せっかくなのでルー・リード、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、ジェーンズ・アディクションのおすすめアルバムをまとめて終わりたいと思います!
※アンソニーとギター。
※もし「続けられるか心配だなあ」という方は一度レンタルして触れてみるのがおすすめですよ。実際に触ると色々わかったりするものです。レンタルギターに興味がある方は下記も参考になるかと思います。
※「レッチリ歴史」を知るなら「アンソニー・キーディス自伝」がうってつけです。各メンバーの「出会い・別れ・制作の裏側」など興味深い伝説のオンパレード。めっちゃ面白いですよ。気になる方は下記からどうぞ。
シンコーミュージック
貴重なプライベート写真も満載した、ファン必携の一冊です。
今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
※深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
ワーナーミュージック・ジャパン
グレイトの最上級、それがグレイテスト。必聴だよ。
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