【推薦①】Stadium Arcadiumの詳細と考察!レッチリのグラミー受賞アルバム

レッチリってグラミー受賞曲はあるけど、グラミー受賞アルバムってあるのかな?
長いキャリアの中で最も評価された作品が知りたいな。

結論、2007年のグラミー最優秀ロックアルバム賞受賞作品がレッチリのStadium Arcadiumです。

作品詳細は本文でお伝えしていきますね。

Pls, Check this out.
talking about RHCP.

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プロフィール詳細

アルバムStadium Arcadiumの概要

制作時期

Stadium Arcadiumは、レッチリが2006年5月にリリースした9枚目のスタジオアルバムです。本作の制作時期は2004年9月から翌年2005年12月の期間で、約1年というレッチリとしてはじっくり時間をかけて制作したアルバムです。

レコーディングスタジオには、Blood Sugarで使用した、ロサンゼルスにある伝説の洋館、The Mansionにて行われました。(The Mansionは、お化け屋敷として有名な洋館)

レッチリは、前作By the Wayリリース後、約2年の超長期間ロードを経て本作の制作に臨んでいます。

本作は、レッチリ流ロック史の集大成で、壮大なコンセプト作品に仕上がっています。

ところが、Stadium Arcadium制作開始時は、12曲入りのコンパクトな作品を作るつもりだったそうで、6ヶ月おきに合計3枚のアルバムをリリースするといった計画に発展していったそうです。

しかし、結果的には、28曲入りの2枚組超大作が出来上がった。

ちなみに、このレコーディングセッションで38曲制作したという記録があります。

本作は、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロックに強くインスパイアされている

本作は、絶好調なジョン・フルシアンテの創作意欲に後押しされ様々なアイディアを盛り込んだコンセプト作品です。

本作は、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロックに強くインスパイアされているところに特徴があります。

前作By the Wayはヴォーカルハーモニーや、美しいバンドアンサンブルにフォーカスしたメロウな作風でしたが、本作はハードロック色が強くなり、70sロック的バンドアンサンブルが強化され、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロックから強くインスパイアされた作風になっています。

本作では、ジョンが昔から強くインスパイアされているジミ・ヘンドリックス的なギターフレーズもフィーチャーされてはいますが、過去作のジミヘン・インスパイアとは趣の異なる仕上がり。

ハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロックの影響を受けた作風になっている要因の1つとして、本作にゲスト参加しているオマー・ロドリゲス・ロペスとジョンの交友関係は見逃せないでしょう。

オマー・ロドリゲス・ロペスは、元アット・ザ・ドライブインのギタリストで、マーズ・ヴォルタのメンバーとして当時活躍しており、ジョン・フルシアンテはマーズ・ヴォルタのアルバムに多くゲスト参加しています。(フリーもマーズ・ヴォルタのアルバム制作に参加しています)

オマーの世界観には、ハードロック、ヘヴィメタル、プログレッシブ・ロックが多く含まれており、そういったオマーからの刺激も、本作を70sロック臭の漂うコンセプチュアルな作品になった要因では?と思います。

レッチリらしいファンキーな性質を、70sロック的なプロデュースでサイケデリックに仕立て、前作からのメロウなヴォーカルアレンジとバンドアンサンブルを強化した作風と言えると思います。

本作は、ギターソロが多くの楽曲で導入されている点も大きな特徴で、前作との作風の違いを感じられるポイントではないかと思います。

制作メンバー

本作の制作メンバーも、Californication、By the Wayと同様、レッチリ黄金メンバーです。

ヴォーカルはアンソニー・キーディス、ベースはフリー、ドラムにチャド・スミス、ギターがジョン・フルシアンテ。

また、プロデューサーも前作同様、5thアルバムからずっと共同作業しているリック・ルービンを起用し本作も制作されています。

さらに先述した、オマー・ロドリゲス・ロペスがEspecially in Michiganにギターソロで参加してます。Especially in Michiganの2:22あたりです、めっちゃマーズ・ヴォルタ臭が漂ってます。

Warlocksでファンキーなクラヴィネットを演奏しているのは、5番目のビートルズとも言われた伝説のキーボーディストのビリー・プレストン。他にもパーカッショニストのパウリーニョ・ダ・コスタの参加など実はゲストが豪華です。

そして、本作のアートディレクターは、Blood Sugarのアートディレクターを担当した映画監督のガス・ヴァン・サント。Under tha Bridgeの撮影監督もガス・ヴァン・サントですね。

ジャケットのカバーアートは、ピンク・フロイド、オーディオスレイヴ、マーズ・ヴォルタのカバーアートを手掛けてきたStorm Thorgerson(ストーム・ソガーソン)に依頼しいくつかアイディアを受け取りましたが採用されず。

アルバムStadium Arcadiumの代表曲

Stadium Arcadiumの代表曲は、Dani Californiaです。

Dani Californiaは、Stadium Arcadiumリリースの1ヶ月前、2006年4月にリリースされたStadium Arcadiumからの1stシングル。

Dani Californiaは、2007年のグラミー賞で、最優秀ロックソング賞と、最優秀ロック・パフォーマンス賞を受賞、ビルボードチャートでもロック部門で1位を記録、総合チャートでも最高6位を記録するなど過去最大の評価を得た楽曲です。

日本でもこの曲は映画デスノートの主題歌に使用されていたので割と知っている人が多いんじゃないかな?と思います。

Dani CaliforniaがStadium Arcadiumの代表曲である理由は、Dani Californiaは、「様々な音楽へのオマージュ」というアルバムコンセプトを凝縮した要素で満たされているためですね。

冒頭のドラムフレーズは、ヒップホップグループのウータン・クランへのオマージュで、ブレイクビーツのようにどっしりとしたフレーズの繰り返しが特徴的。

さらに、ギターにはMoogのエフェクトやモジュラーシンセを思わせるエフェクトを重ねたサイケデリックなサウンドで、70sのプログレを思わせる。そして、ギターソロは、ジミ・ヘンドリックスのPurple Hazeの一節を引用したアプローチ。

歌詞に登場するDaniというキャラクターは、Californication、By the Wayにも共通の個性が登場しており、モチーフとしてアンソニーが度々使用している。

ロックへのオマージュを全面に押し出したMVの構成も、楽曲を構成する成分を見事に表現していますよね。

僕はこのMVのビートルズパートがお気に入りです。フリーとジョンの揃った動きとか、かわいいです笑。

Red Hot Chili Peppers – Dani California [Official Music Video]

アルバムStadium Arcadiumの収録曲

アルバムStadium Arcadiumの収録曲一覧

28曲を2CDに収録した大作Stadium Arcadiumは、Disc1がJupiter、Disc2がMarsと、それぞれにタイトルが付いており、JupiterとMarsのどちらにもハード、メロウ、ファンキーな要素が満遍なく選曲されています。

本作の楽曲も、前作同様、ジョン・フルシアンテによるディレクションがかなり強く影響しており、ヴォーカルハーモニーや、楽曲アレンジの完成度に強いこだわりを感じます。

By the Way以降、ソロ活動でもかなりレベルアップしたヴォーカルハーモニーは、Desecration Smile、Animal Bar、She Looks to Meなどで発揮されています。

音響的な処理も多くのアイディアが生かされており、各楽器のミックスバランスや、配置など、スピーカーで音楽を聴く楽しみが満載である点も特徴ですね。

ギターのエフェクト処理もかなりこだわっていて、Dani California、Storm in a Teacup、Death of a Martianで顕著。

僕はWet SandとHeyの流れが大好きです。Wet Sandのギターソロはロック史に残る(僕の中では)名演です。めちゃめちゃエモーショナル。Jupiterの締めとなるHeyも凄くエモーショナルな曲で、淡々と進むリズム隊の淋しげな展開と、ジョンのギターとの対比がめちゃめちゃかっこいい。

収録曲は下記のとおりです。

Disc 1 : Jupiter

  1. Dani California:1stシングル
  2. Snow (Hey Oh):3rdシングル
  3. Charlie
  4. Stadium Arcadium
  5. Hump de Bump:5thシングル
  6. She’s Only 18
  7. Slow Cheetah
  8. Torture Me
  9. Strip My Mind
  10. Especially in Michigan
  11. Warlocks
  12. C’mon Girl
  13. Wet Sand
  14. Hey

Disc 2 : Mars

  1. Desecration Smile:4thシングル
  2. Tell Me Baby:2ndシングル
  3. Hard to Concentrate
  4. 21st Century
  5. She Looks to Me
  6. Readymade
  7. If
  8. Make You Feel Better
  9. Animal Bar
  10. So Much I
  11. Storm in a Teacup
  12. We Believe
  13. Turn It Again
  14. Death of a Martian

ジョン・フルシアンテがソロ活動で培ったアイディアの成果

ちなみに、本作の制作前の1年間に、ジョンはレッチリ活動の合間を利用して、ソロ作品の制作にも注力していました。

Stadium Arcadium制作前の1年間にジョンはソロ作品を8作品も制作し、さらにはオマーのソロにも参加したりと、多くの創作活動を経て制作されたStadium Arcadiumには、ソロで収穫した手応えがたっぷり注ぎ込まれています。

ギターに対するエフェクト処理なども、ソロ活動で得た手法。

ちなみに、このソロ活動期間にジョンは後任のジョシュ・クリングホッファーとも作品作りを行っています。

レッチリの9thアルバムStadium Arcadiumの魅力

レッチリが初めてグラミー最優秀ロックアルバム賞を受賞し、史上最も高評価を得たのが本作Stadium Arcadiumです。

本作でレッチリはロックバンドとしての実力を確固たるものとし、ロックという共通言語を使いオリジナリティを遺憾なく発揮しました。

以前までのジョン・フルシアンテのギタープレイは、ニューウェーブやポスト・パンク趣味が濃く、ジョンの「引き算の美学」は万人に理解されるようなプレイではなかったかもしれません。

しかし、本作ではロックという共通言語を使いこなせる力をバンドメンバー全員が披露したうえで、積み上げてきたレッチリ節、ジョン節を各楽曲に織り交ぜていくことで、ヴォーカルハーモニー、バンドアンサンブルの双方において極めて高い個性を認知させることに成功したんですね。

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