本記事では、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)のベーシスト、フリーの「経歴・趣味・影響を受けた音楽・プレイスタイル・機材」を解説していきます。
フリーは、身長168cm、真面目、慎重、勤勉、堅実、大胆。教育にも熱心な60歳(2022年時)。親友アンソニーと共に、レッチリの一員として世界中を周り続ける。
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ続編
Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
1.メルボルン時代〜ハリウッド時代
フリーことマイケル・ピーター・バルザリーは、1962年10月16日生まれ、オーストラリアのビクトリア州メルボルン出身です。
ちなみに、「フリー」とは、「Flea(ノミ)」に由来し、「ぴょんぴょん跳ね回る」キャラで、かつ、小柄だったので、高校の頃に付けられたニックネーム。
なかなかなネーミング。
NYからLAへ
フリーは4歳の時に、父ミックの仕事関係でオーストラリアから、アメリカのニューヨークへ家族4人で移住しました。
ところが、ニューヨークで人生を謳歌し始めた母パトリシアに恋人ができ、両親は離婚。その後、父ミックは単身でオーストラリアへ帰国。
母の不倫相手であるジャズベーシストのウォルター・アーバンと母パトリシア、そして姉カリンとフリーの4人は1972年にロサンゼルスへ移住することに。
ここから、激動のロサンゼルス生活が始まります。
「史上最も才能豊かなロックベーシスト」
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フリーって「史上最も才能豊かなロックベーシスト」らしいね。
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そうそう。たとえば、この曲の2:23からのベースソロとか、キテるね。
(再生すると2:23から始まるよ)
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フリーはスラップも有名だけど、ジャズを熱心に聴いてるだけあって、フレージングが凝ってるね。
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ファッションセンス
フリーは「独特な衣装」で有名ですが、私服はバスケやアウトドア好きなフリーらしく、スポーティでアクティブな装い。
ロサンゼルスらしい、肩肘張らないストリートに根付いたスタイルがベースとなっています。
やんちゃ坊主がそのまま大きくなったような、飾らない格好よさ。
たとえば、下記のような、アディダスのセットアップ姿。ジャズベ合わせがニクイ!
ちなみに、フリーのウェディングスーツをデザインしたのは、「Undercover」の高橋盾氏。足元には妻のメロディ・エサニがデザインしたジョーダン1。
高橋盾氏とトム・ヨークが元々親交があり、トム・ヨークからフリーに高橋盾氏を紹介したのがきっかけなんだとか。(ラジオで高橋盾氏がそう語っておりました)
この淡いラヴェンダーカラーをまとったダブルのスーツが、「Undercover」らしい「品とスパイス」が効いていて、フリーによく似合っています。
あとは、これですね。レイカーズやドジャースのキャップも、フリーは愛用しています。地元愛ですね。
アシッド・フォー・ザ・チルドレン
フリー自伝には、フリーの人生に欠かせない音楽アルバムも紹介されており、読みやすいボリューム感なので、ファンにはおすすめの一冊。
こちらの記事「【レッチリ・フリーの自伝】アシッド・フォー・ザ・チルドレン、日本語版発売について」も、ご参考いただけたら幸いです。
ドラッグ
フリーも、アンソニーも長い間ドラッグと共に人生を歩んできました。
「親友3人が26歳になる前にドラッグで命を落としているのをこの目で見ているし、俺自身も危機一髪という状態を何度か経験している。しかし良い父親になりたいと切望したことで、俺の中の自衛本能が目覚めた。そして1993年、30歳になった時、俺はやっとドラッグが自分に破滅をもたらすもので、自分の生きる力を盗むものだと気付いた。だから永遠にサヨナラすることにした。とはいえ、あの誘惑は本当にしつこい」
レッチリのフリー、薬物依存とオピオイド危機を語る:「薬物中毒というのは残酷な病」
自分自身の弱さと向き合い、乗り越えた今は、フリーも、アンソニーも完全に中毒から回復し健全な人生を取り戻しています。
町田瑠唯選手を称賛
フリーは筋金入りのバスケオタク。
フリーはSNSで、東京2020オリンピック中に、「バスケットボール女子・決勝」で健闘した町田瑠唯選手を称賛したりと、一生懸命な人が大好き。
町田瑠唯選手は、「バスケットボール女子・決勝」で「世界ランク1位のアメリカ」を相手に、最後までタフなプレーでチームを牽引。
フリーも、町田瑠唯選手の活躍に興奮。
町田瑠唯選手は、身長162cmのポイントガードで、アメリカチーム(平均身長184cm)を相手に大健闘。
フリーは、観戦だけでなく、自分でプレイも。
下記は、フリーの3連続3ポイントシュート。すごい。
フリーもアンソニーも、ロサンゼルス・レイカーズの熱狂的なファンです。
フリーの公式Instagram : @flea333
2003年〜:The Mars Volta
マーズ・ヴォルタの1stアルバムに全面参加したフリー。ジョン・フルシアンテも多数参加したマーズ・ヴォルタの作品はサイケプログレな世界観がめっちゃかっこよく、レッチリ好きにも是非聴いてほしい内容です!
下記の記事は「マーズ・ヴォルタ」を詳細にまとめています。
» 参考:マーズ・ヴォルタ全アルバム
2012年:ソロEP Helen Burns
フリー激動の2000年代は下記のとおり。激しく動いてる。
- 2001年:シルバーレイク音楽院設立
- 2004年9月〜2005年12月:Stadium Arcadiumの制作
- 2006年5月:Stadium Arcadiumリリース
- 2006年5月〜2007年8月:Stadium Arcadiumワールドツアー132公演
- 2007年:ツアーから戻りHelen Burns制作開始
- 2008年:南カリフォルニア大学で音楽理論を履修
- 2008年:Rocket Juice & the Moon制作開始
- 2009年:Atoms for Peace始動
- 2010年:Atoms for Peaceアメリカツアー
- 2010年7月:Atoms for Peaceフジロックに出演
- 2010年9月〜2011年3月:レッチリのI’m With You 制作
- 2011年8月:I’m With Youリリース
- 2011年9月〜2013年4月:I’m With Youワールドツアー136公演
- 2011年10月:Rocket Juice & the Moonライブデビュー
- 2012年3月:Rocket Juice & the Moonリリース
- 2012年7月:Helen Burnsリリース
- 2013年2月:Atoms for Peace : Amokリリース
下記の記事は「フリーのソロ作品Helen Burns」を詳細にまとめています。
» 参考:Helen Burns
2012年:Rocket Juice & The Moon
下記の記事は「フリー参加作品Rocket Juice & the Moon」を詳細にまとめています。
» 参考:Rocket Juice & the Moon
2013年:Atoms for Peace AMOK
下記の記事は「フリー参加作品Atoms for Peace」を詳細にまとめています。
» 参考:Atoms for Peace
2.影響・スタイル・機材
影響を受けた音楽
フリーは、ベースよりも先にトランペットを始めており、レッチリでの成功後も、音楽大学へ通い、改めて音楽理論を学ぶほど、音楽を真剣に愛しています。
ジャズ・トランペッターになりたいという思いが伝わってきますので、ぜひ下記の動画もご覧ください。
こちらの「フリーが影響を受けた音楽」も参考にしていただけたら幸いです。
※下記もあわせてどうぞ!
プレイスタイルの唯一性・独創性
パンクロック精神むき出しの初期レッチリから、鋭くグルーヴィーなスラップを持ち味としており、フリーのように歪んだトーンでメロディックな演奏をしたかと思えば、ヴォーカルに寄り添い優しいメロディを奏でるベーシストを、僕は他に知りません。
フリーの魅力を「フリーのプレイスタイル」にまとめました。
使用機材
フリーの愛用機材は「フリーの使用機材」にまとめました。
フリーは俳優業も熱心
フリーは映画にも多数出演。結構がっつり出てる映画もあり。
たとえば、バック・トゥ・ザ・フューチャーのパート2、パート3あたりは、結構な存在感。
トイ・ストーリー4のカメオ出演も有名ですよね。
3.結論、真面目なミュージシャン
フリーは、とにかく真面目。
音楽に対しても、もちろん真面目。人権問題、環境問題など、社会問題にたいしても真面目。
シルバーレイク音楽院を設立したりと、教育に関しても真面目です。
そして、ふざけるときも、超真面目。妥協しない、真面目な性格だからこそ、アンソニーやヒレルと相性がよかったのでしょう。
音楽に対する深い愛情と、バンド愛も強いフリーは、ファンに対しても暖かく誠実。
今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
※深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
ワーナーミュージック・ジャパン
グレイトの最上級、それがグレイテスト。必聴だよ。
※下記もあわせてどうぞ。
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