2022年、いよいよレッド・ホット・チリ・ペッパーズ(レッチリ、Red Hot Chili Peppers)がツアーに出ます!
新作リリースは5月との噂!
というわけで!
今回の記事では、2022年のスタジアムツアーに備えて、2020年2月8日にカリフォルニアのビバリーヒルズにて行われたイベント「アンドリュー・バークル追悼ライブ(トニー・ホーク・ファウンデーション主催)」に出演したレッチリのパフォーマンスをおさらいしていきたいと思います!
では早速!
動画からチェックしていきましょう!
※下記が「2020年2月8日のレッチリ」になります。
※詳しく知りたい方は本文も併せてどうぞ。
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
1.2020年2月8日のセットリスト
では、まずは「アンドリュー・バークル追悼ライブ(慈善団体トニー・ホーク財団主催)」にて、レッチリが演奏した曲目を確認していきます。
2020年2月8日のセットリストは下記のとおり。
- Not Great Men
- I Wanna Be Your Dog
- Give It Away
では、1曲目の「Not Great Men」から、どんな曲かチェックしていきます。
1.Not Great Men
「Not Great Men」は、レッチリの1stアルバム「Red Hot Chili Peppers」をプロデュースしたことでも知られる故アンディ・ギル率いるイギリスのポストパンクバンド「Gang of Four」の楽曲。
※下記の人物がアンディ・ギル。
「Not Great Men」は、「Gang of Four」が1979年にリリースしたデビューアルバム「Entertainment!」に収録されています。
※下記が「Not Great Men」が収録されている「Gang of Four」のデビューアルバム「Entertainment!」。
なお、この「Not Great Men」は、このイベントの後にリリースされた「Gang of Fourトリビュートアルバム」にもフリー&ジョンによる演奏で収録されています。
ベーシストのフリーは、フルシアンテの復帰後初めてレコーディングした楽曲が来る追悼アルバムのためのギャング・オブ・フォーのカバーであることを明かした。
出典:Rolling Stone
※下記のインスタ投稿で確認できますが、錚々たるメンツによるトリビュートとなっており、「Gang of Four」が元々好きな方も、未聴だけど気になるという方にもおすすめな作品です。
※下記が「Gang of Fourトリビュートアルバム」の「The Problem of Leisure」です。
ちなみに、この「Gang of Fourトリビュートアルバム」のジャケットはイギリスの現代芸術家、ダミアン・ハーストが手掛けています。
ダミアン・ハーストは、「フリーベース」の限定デザインを手掛けた人物でもあります。
※下記「フリーベース」のカラーデザインをダミアン・ハーストが手掛けています。
もし機会あれば「国立新美術館」で2022年3月〜5月の期間で日本初となる大規模個展「ダミアン・ハースト 桜展」が開催されるようですのでチェックしてみてはいかがでしょうか?
下記のツイートでも紹介しておりますが、「音楽好き&アート好き」はダミアン・ハーストは知っておいて絶対損しませんよ。
Brendan’s Death Song、The Adventure of Rain Dance Maggieなどでフリーが使用している「Flea Bass」の、あの鮮やかなデザインを手掛けているのがダミアン・ハースト。なお、フリーはダミアン・ハースト・バタフライを全面に施したジャズベースも使用しています🌸 https://t.co/emajoSAPBg
— sk (@sk1984com) January 18, 2022
なお、上記の「フリーベース」に関して詳しくはこちらの記事「レッチリのフリー歴代使用ベースはコレ!【時系列で整理・解説】」にまとめておきました。
2.I Wanna Be Your Dog
続いて2曲目は「I Wanna Be Your Dog」。
「I Wanna Be Your Dog」は、パンクロッククラシックス、イギー・ポップ率いる「The Stooges」のカバーです。
※下記が「The Stooges」で、イギー・ポップさんは左から2番目。
余談ですけど、こうして見るとジュリアン・カサブランカスってイギー感ありますね。
というわけで話を「I Wanna Be Your Dog」に戻しまして、この楽曲は「The Stooges」が1969年にリリースしたデビューアルバム「The Stooges」に収録されています。
※下記が「I Wanna Be Your Dog」が収録されている「The Stooges」のデビューアルバム「The Stooges」。
なお、レッチリは過去にも「The Stooges」の楽曲をカバーしており、デヴィッド・ボウイがプロデュースした1973年リリースの超名盤「Raw Power」収録の「Search and Destroy」をレッチリはライブで幾度となくカバーしてきてます。
※下記が「Search and Destroy」収録の「Raw Power」。
「Search and Destroy」は、レッチリの映像作品「Off the Map」にも収録されているのでぜひチェックしてみてください。
※下記はレッチリの映像作品「Off the Map」。
ちなみに、フリーが愛用しているジャズベに貼ってある丸くて赤いステッカーは、ミニットメンのベーシスト、マイク・ワットのステッカーで、マイク・ワットは2003年から13年間、「The Stooges」のベーシストとしても活躍していた人物だったりします。
※下記のかたがマイク・ワットさん。
3.Give It Away
そして最後、3曲目。
3曲目は、レッチリのオリジナル曲で、ライブに不可欠な「Give It Away」を大放出。
個人的には、この日の「Give It Away」で、復活したジョン・フルシアンテが演奏する最近のギターソロを聴けたのでかなり胸が熱くなりました。
あと、ジョン・フルシアンテって割とコートシューズ系のスニーカー、たとえばアディダスのキャンパスやガッツレー、プーマのスウェード(クライド)をよく履いている印象があるんですが、この日は、というか昨今は、動画で確認できるようにランニングシューズ系も履いてるみたいですね。この日はアディダスっぽいですね。
4.アンソニーの足元チェック!
この日のアンソニーのスニーカーは「ブルックス(全米ナンバー1ランニングシューズメーカー)」で間違いないと思います。
形状と時期的に「Ghost13」かな?

※下記が「Ghost13」。これなんじゃないかなあ。違うかも。参考までにどうぞ。
アンソニーは以前から、アシックス、アディダス、ニューバランスなどのランニングシューズをよく履いています。
ちなみに、フリーはロサンゼルスマラソン(フルマラソン大会、当時フリー48歳)をサブ4で走る走力の持ち主。そのときフリーは、赤いミッドソールが特徴的なサッカニーのランシューを履いておりました。
Flea finished the LA Marathon on March 20, 2011, in 3:52:59.
出典:Runner’s World
※下記がブルックスの「Ghost13」。「Ghostシリーズ」はクッション性のあるデイリートレーナーなので普段使いにも使えます。日本でも着実に知名度を上げてきているブルックス。
2022年1月21日更新
と、思ってたんですが昨晩(2022/1/20)なんかしっくりこなくて調べ直してたら「コレだ!!」と納得のいくブルックスのモデルが出てきました。それがこちら!
※モデル名はブルックスの「Beast16」。

※ご参考まで。
なお、この日のフリーは、結婚式でも着用した「ワイフ(メロディ・エサニ)デザインによるエアジョーダン1」を着用。
※下記ですね。
※先述したフリーが以前履いていたサッカニーは10年以上前のモデルなので、現行品の「Saucony Kinvara11」を貼っておきます。「Kinvaraシリーズ」はサッカニーのロングセラーシューズで、トライアスロンなどの長距離走向けシューズですが、万能型ランニングシューズと言われていますのでデイリーランなどにも使えそうです。って言っても、デイリーにランしないですよね笑。僕はちょいちょい走ってるので「シューズ」も気になって見てしまうんです。
2.イベント内容とイベント主催者
レッチリが出演した今回のイベントは、スケーター界を代表するカリフォルニアのスーパーレジェンド、トニー・ホークが主催したチャリティイベントです。
トニー・ホーク・ファウンデーションとは
下記のとおり、トニー・ホーク・ファウンデーションとは、スケートカルチャーを後世に引き継ぐための環境づくりや支援を行っている慈善団体。
このイベントはトニー・ホーク・ファウンデーションによって企画されたもので、若者のためにスケート・パークを作るためのチャリティ・イベントとなっている。トニー・ホークによれば、アンドリュー・バークルはトニー・ホーク・ファウンデーションの存続に尽力していたという。
出典:NME
※下記左が主催者のトニー・ホーク。トニー・ホークは、ボーンズ・ブリゲードに所属していたスケーターカルチャー黎明期を支えたレジェンドスケーター。また、右はトミー・ゲレロで、トニー・ホークと同じくボーンズ・ブリゲード所属のレジェンドスケーターで、ギタリストとしても有名。中央は、俳優のクリスチャン・スレーター。
余談ですが、僕はトミー・ゲレロの音楽が好きです。フジロックでも見ており、シンプルなステージングが痺れます。「乾いたそよ風を感じさせる心地よいチル感」が最高に格好いいです。
下記もトニー・ホークによる投稿。
この動画のスケーターは、元プロスケーターのジェイソン・エリス。ジェイソン・エリスは、メルボルン出身で、ハリウッドを拠点に活動するラジオパーソナリティでもあります。(シリウスXM(インターネットラジオ)の人気プログラム「The Jason Ellis Show」で高い人気を誇る)なお、この動画には、オリンピアンで、ゴールドメダリストの四十住さくらさんも写ってますね。
※下記はファレル・ウィリアムスとトニー・ホーク。
アンドリュー・バークルとは
この日のイベントは、映画プロデューサーのアンドリュー・バークルを偲ぶために開催されており、先述のとおり、生前アンドリュー・バークルはトニー・ホーク・ファウンデーションの活動を支援していたそう。
今回のオールスターライブは、億万長者ロン・バークルの息子で、米現地時間1月6日に27歳で他界した映画プロデューサーのアンドリュー・バークルを偲ぶために開催された。
出典:Rolling Stone
アンドリュー・バークルの父ロン・バークルは、下記のとおり実業家として成功した有名な億万長者のようです。
サンディエゴで最も高級な地域ラ・ホーヤ・ファームズにあるロサンゼルスの投資家で億万長者のロン・バークル氏の豪邸からは、海が一望できる。
出典:WSJ
※下記はトニー・ホークの公式投稿で、写真1枚目がアンドリュー・バークル。写真2枚目3枚目にレッチリのライブ動画あり。
チャドはフロリダにいた
レッチリのパフォーマンスには、当日参加できなかったチャド(この日チャドは、自身のアート展でフロリダにいたため合流が叶わなかった模様)に代わって、ジェーンズ・アディクションのスティーヴン・パーキンスが参加しています。
※コレがそのアート展ですね。
※下記がチャドの作品。チャドが描くアート「おぼろ鮮やかな世界観」が好きです。
ステージ袖にサム
なお、ステージ袖には近年「Go Robot」でフリーとのツインベースを担当しているサムの姿も。
※下記がサムことサミュエル・バニュエロス。サミュエルは「OOZELLES」というバンドでギターを担当しており、ジャック・ホワイト(ホワイト・ストライプス)主宰のThird Man Recordsより「Every Night They Hack Off a Limb」というシングルもリリースしてたりします。
また、サミュエルは音楽以外にも写真やアートにも精通している模様。先述した「OOZELLES」は、ニコル・ターリー(ジョン・フルシアンテの元妻)が所属するバンド、スワヒリ・ブロンドなどとも繋がりのあるバンドのようなのでLAを拠点に横の繋がりがあるのでしょうね。
※下記はジョージ・クリントンとの2ショット。
※下記はアンソニーをはじめ、レッチリメンバーが信頼を寄せているタトゥーアーティストのヘンク・シフマッヒャー(ヘンキー・ペンキー)が、サミュエルの左足外側部に「ヤシの木」を宿している様子の記録。しかも、これ、レッチリのピラミッドライブの時みたいで。
※念の為、2019年3月19日ピラミッドライブのセットリストはこちら。
3.ボブ・フォレストも大熱唱
というわけで、以上が、ざっくりですが、2020年2月8日の「アンドリュー・バークル追悼ライブ」のおさらいになります。
ジョンの足元にも現在もしっかり「CE-1」の姿がありましたね。気になるのはBOSSと思われる黄色のペダルと赤いペダル。赤はダイナコンプかな。黄色のは意外にもオーバードライブだったりして。背後には「マーシャル・シルバージュビリー」の姿も。
※下記の動画では、ボブ・フォレストやジェーンズ・アディクションの演奏に、フリーやジョン・フルシアンテが参加している様子が見れます。
というわけで、今回は以上となります!
※アンソニーとギター。
これからギターを始めようという方には下記も参考になるやもしれません。
今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
※深みを増した極上のグルーヴ
※下記もあわせてどうぞ。
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