結論、アンソニー・キーディスとラップ、この組み合わせは鬼に金棒。
アンソニー・キーディスにとって、ラップは持ち前の高い文章力を生かす武器となったのです。
本記事では、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)のフロントマン、アンソニー・キーディスの「ボーカルスタイル」を解説していきます。
アンソニー・キーディスは、フロントマンとして、言葉、声、動き、あらゆる手段で、レッチリを全身全霊で表現しています。
一方で、アンソニー・キーディスは、もともと「歌うこと」に関しては苦手意識がありました。
「バンドの一員として、俺に何ができるだろう?」
バンド結成時、アンソニー・キーディスに強烈なインスピレーションを与えたのが、Grandmaster Flash and the Furious FiveのThe Message。
その曲のラップに、アンソニーは、フロントマンとして「自身の可能性」を見出しました。
※詳細は記事内で解説していきます。
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ続編
Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
1.目的は全身全霊で表現すること
アンソニー・キーディスは、「典型的なボーカリスト」ではありません。
パンクバンドのボーカルが叫び、ファンクバンドのボーカルが踊り、そしてオーディエンスが狂うように、アンソニーも、全身で感じ、叫び、踊り、狂う。
アンソニーはただ歌うために、マイクを握るのではなく、魂を表現するためにマイクを握っています。
つまり、歌うことは手段であって、目的ではない。
目的は全身全霊で魂を表現すること。
それこそが、レッチリのフロントマンとして、アンソニー・キーディスが積み上げてきた功績であり、唯一性なのです。
文章力×ラップ=鬼に金棒
「歌うこと」に関して苦手意識があったアンソニーは、レッチリ結成時、自分の表現方法を模索していました。
歌う以外に、ステージで暴れまわるのも、アンソニーの表現手段の一つ。
そして、ラップも、模索から生まれた手段でした。
アンソニーがラップに開眼したのは、Grandmaster Flash & The Furious FiveのThe Messageがキッカケ。
模索中のアンソニーは、「こういうパフォーマンスもありなんだ」とラップに勇気づけられたと言います。
アンソニーは、中学・高校時代から、「不良だけどちゃんと頭も良い」というモットーを大事にしており、しっかり勉強もしていました。
幼少時代から「型にハマること」を嫌いました。だから、「不良だから頭が悪い」と思われることを嫌った。
そのため、しっかり勉強もしており、特にアンソニーの「文章力」は、先生に高く褒められていたほど。
そして、その「文章力」を生かす、「武器=ラップ」を手に入れたアンソニー。
それは、まさに「鬼に金棒」となった。
Grandmaster Flash & The Furious Five
アンソニーがインスピレーションを受けたGrandmaster Flash & The Furious FiveのThe Message。
では、つぎにアンソニーのボーカルスタイルがわかる参考曲を見ていきましょう!
2.参考曲
Get Up and Jump
まずは、「Get Up and Jump」です。
初期アンソニー、ラップ自体のスタイルは、オールドスクールですが、レッチリ以前の典型的なロックバンドにはありえなかった「パンク×ファンク×ラップ」のスタイル。
特に初期は、エネルギッシュなラップが特徴。
Give it Away
つぎは、グラミー受賞曲「Give it Away」です。
サイケデリックで、巧みな言葉遊び、強烈な印象を与えるサビ、普遍性と真理を問うような、メッセージ性。
アンソニーの真骨頂といっても過言ではないほど、「Give it Away」では、「文章力×ラップ=鬼に金棒」を味わえます。
By the Way
つぎは、「By the Way」です。
ジョン・フルシアンテが加入してから、メロウでメロディアスな要素が増え、ラッパーとシンガーの要素が、ミックスされたボーカルスタイルが定着していきます。
アンソニーのボーカルは、「全身全霊スタイル」。歌とラップ、動きも含めて、全身で表現しています。
オープンマインド
アンソニーは、音楽や、アートに限らず、オープンマインド。
ありのままの自分を受け入れ、世の中の多様性も受け入れる。
この姿勢が、レッチリを構成するコア。そのコアを体現しているのが、アンソニー。
アンソニーがラップと出会ったのは、オープンマインドだったからこそ。もはや、必然だったんではないかなと思います。
3.結論、鬼に金棒
アンソニー・キーディスは、「典型的なボーカリスト」にあらず。
「アンソニー・キーディスとラップ」は、まさに鬼に金棒。
アンソニー・キーディスは、フロントマンとして、言葉、声、動き、あらゆる手段で、レッチリを全身全霊で表現している。
※アンソニーとギター。
※もし「続けられるか心配だなあ」という方は一度レンタルして触れてみるのがおすすめですよ。実際に触ると色々わかったりするものです。レンタルギターに興味がある方は下記も参考になるかと思います。
アンソニーの経歴・タトゥー・筋肉など
こちらの「アンソニー・キーディスといえばコレ!【5分で魅力を解説】」もお役に立つこと間違いなし!「アンソニーのタトゥー」の解説もあり。
※「レッチリ歴史」を知るなら「アンソニー・キーディス自伝」がうってつけです。各メンバーの「出会い・別れ・制作の裏側」など興味深い伝説のオンパレード。めっちゃ面白いですよ。気になる方は下記からどうぞ。
シンコーミュージック
貴重なプライベート写真も満載した、ファン必携の一冊です。
今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
※深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
ワーナーミュージック・ジャパン
グレイトの最上級、それがグレイテスト。必聴だよ。
※下記もあわせてどうぞ。
※下記もおすすめです。
Articles : Members of RED HOT CHILI PEPPERS
レッチリ:MEMBERS 記事一覧
sk blog トップページ
Articles : Works of RED HOT CHILI PEPPERS
レッチリ:WORKS 記事一覧
sk blog トップページ
Articles : History of RED HOT CHILI PEPPERS
レッチリ:HISTORY 記事一覧
sk blog トップページ