【ソロ活動①】レッチリ・フリーのソロ作品詳細と考察!Helen Burns編

レッチリのフリーってソロ活動とかあるのかな?
レッチリ以外での活動があるなら知りたいな。

レッチリのフリーは、ソロ活動しており、しかも様々なアーティストの作品で客演もしています。とはいえ、ソロ作品は今回紹介するHelen Burnsのみなんです。

Pls, Check this out.
talking about RHCP.

sk

毎日音楽に励まされて生きています。
音楽も、音楽家も、わたしにとっては刺激そのもの。

プロフィール詳細

フリーの魅力は、レッチリ以外でも発揮されている

レッチリの人気ベーシストとして有名なフリーですが、ベーシストとしては勿論、マルチな才能の持ち主として、音楽以外の活動でも活躍しています。

映画や吹き替えなどの俳優・声優活動、音楽学校の共同設立などの教育・社会活動など、多岐にわたる活動でフリーは活躍しまくっています。

本題に進む前に、sk blogで特集してきたフリーの記事を紹介しておきます。本編に進みたい方は読み飛ばしてください。

フリーの完全ガイド

下記の記事は「フリー(レッチリ)」を詳細にまとめています。

» 参考:フリー(レッチリ)完全ガイド

Flea Solo EP : Helen Burnsの概要

制作時期

Helen Burnsは、2007年のレコーディングで、2012年のリリースです。

2007年といえば、レッチリは長い長いStadium Arcadiumワールドツアーを一息ついた頃。

ツアーのドラムテック兼サポート・キーボディストだったクリス・ウォーレンと共に、制作は始まりました。

本作の制作のキッカケとなったのは、クリス・ウォーレンがサウンド・エンジニアになるためのレッスンでした。

フリーの自宅にて、「クリス・ウォーレンのためのレコーディングレッスンをする」ということ以外は特にプランはなかったそうです。

Helen Burnsのタイトルは、1847年に刊行されたイギリスの小説家シャーロット・ブロンテによる小説、Jane Eyre(ジェーン・エア)に登場する人物に由来しています。

Jane Eyreは、性、階級、自由などを題材にした、1800年代の作品には珍しいセンセーショナルな内容の小説です。

フリーは、美しい魂の持ち主であるHelen Burnsに強く共感し、理想の人間の1人として、リスペクトを込めタイトルにしました。小説好きのフリーらしい知的なセンスですね。

また、フリーは本作の売上を、シルバーレイク音楽院へ全て寄付しています。

シルバーレイク音楽院は、フリーが共同設立者の非営利音楽学校。この学校への寄付も、制作意図に含まれているようですね。

ちなみに、フリーはシルバーレイク音楽院へ、「若者に音楽を演奏する楽しさや、音楽を通して人々が繋がり、自分の居場所を見つけるための機会を作りたい」という思いがあります。

ステキな取り組みですね。

制作メンバー

制作メンバーは、フリーを主軸に豪華なメンバーが参加しています。

Flea

フリーはベース、ピアノ、トランペット、アップライトベース、シンセサイザー、ドラムマシーン、プログラミング、オルガン、メロトロン、メロディカ、パーカッションと実にマルチな才能を発揮しています。

Jack Irons

ドラマーが非常にフリーらしいです。

1曲目のドラムロールと、6曲目のドラムには、レッチリの結成メンバーとして、ファエアファクス時代からの友人、ジャック・アイアンズが参加。

Stella Mozgawa

2曲目と3曲目には、シドニー出身でLAのインディ界隈で活躍しているドラマーのステラ・モズガワが参加。下記動画でジョシュ・クリングホッファーとステラのツインドラムがチェックできます。

John Frusciante, Flea, Josh Klinghoffer and Stella Mozgawa Troubadour 2008 (MULTICAM)

ちなみに、上記の動画の曲は、エイフェックス・ツイン000890569のカバーです。

Chad Smith

更にレッチリメンバーのチャドが6曲目のドラムに参加。レッチリの新旧ドラマーがフリーのソロ作品で共演するという、なんともほっこりする。

Patti Smith

本作のハイライトとも言える4曲目、Helen Burnsのヴォーカルに、パティ・スミスが参加しています。

フリーのピアノ伴奏に響く、パティ・スミスのヴォーカル。Helen Burnsを象徴する美しく、儚い、凛々しさが、ひしひしと伝わってきます。

下記動画はパティ・スミスのライブにフリーが参加したときの映像。ジミ・ヘンドリックスのIf 6 was 9のカバー。超鳥肌。

Patti Smith live 1/8/16 L.A. “if 6 were 9” w/ Flea Hendrix cover

Keith “Tree” Barry

マルチ楽器奏者のキース・バリーが6曲目にハーモニカで参加。

キース・バリーは、レッチリのMother’s Milkのアルバムとツアーでテナー・サックスを演奏しており、近年もI’m With Youのツアーに参加しています。

また、キース・バリーは、フリーと共に立ち上げた、シルバーレイク音楽院の共同設立者でもあります。

Clara Balzary

フリーの長女、クララ・バルザリー。クララは演奏ではなく、ジャケットアートで参加しています。

クララは、大御所フォトグラファーのマリオ・ソレンティ(ケイト・モスの元恋人)につき、3年NYで修行し、現在はフォトグラファーとして最前線で活躍しています。

色調が美しいジャケットアートは、クララの写真。

Flea Solo EP : Helen Burnsの収録曲

Helen Burnsは6曲入りのEPで、フリーがリリース時にアナウンスしているとおり、レッチリの作品とは全く異なる作風です。

Helen Burnsは、時に難解とも思える芸術性の高い音の集合体で、空間に響くトランペットや、ピアノのサウンドが美しい音像を描いています。

とはいえ、フリーらしい優しさにあふれた人懐っこい側面もあり、エンディングのLoveloveloveなど、フリーのベースソロも収録されています。

Helen Burns収録曲一覧

Helen Burnsは6曲入りのEPです。収録曲は下記のとおり。

  • 1.333
  • 2.Pedestal of Infamy
  • 3.A Little Bit of Sanity
  • 4.Helen Burns
  • 5.333 Revisited
  • 6.Lovelovelove

では、各曲をチェックしていきます。

1.333

EPの冒頭を飾る333。多重録音されたトランペットのハーモニーが美しいイントロ。

フリーがベースより前に始めた楽器がトランペットで、プロのジャズトランペッターを目指しているだけあって、トランペッターとしての技術の高さにも改めて驚きます。

曲の中盤から、ドラムマシーンによる高速ビートと、プログレなメロディーが、静と動を繰り返す呪術的な展開になり、空間に響きわたるトランペットと、目まぐるしいビートとの対比がかっこいい。

2.Pedestal of Infamy

「不名誉の台座」と題された2曲目。

ステラの淡々としたドラムビートと、キング・クリムゾンのようなプログレ展開、所々に伺わせるキャッチーなメロディ。

メロトロンが醸し出すハーモニーには、ジョン・フルシアンテや、ヴィンセント・ギャロにも通じるセンチメンタルとメランコリックがあります。

パーカッションと、ストイックなベースラインは、トミー・ゲレロの世界観にも通じる、西海岸のムードがあり、フリーならではのミックス感覚がかっこいい。

3.A Little Bit of Sanity

2曲目から引き継がれるプログレ展開で始まる3曲目の「少しの正気」。

2分に満たない小曲ですが、ピアノとベースが奏でるユニゾンフレーズがかっこいい曲です。

冷静さと狂気の狭間を彷徨うような、混沌としたグルーヴに響く力強いピアノメロディが印象的。

4.Helen Burns

本作のハイライト、Helen Burns。

この曲はフリーとパティ・スミスによる共作。

パティ・スミスのヴォーカル、I’m in love with everythingという歌詞が胸に刺さります。

重く、シリアスなピアノの旋律が、Helen Burnsの美しさ、凛々しさを表現するようで、Snow fallsという歌詞が、生と死を仄めかします。

フリーの感受性の豊かさが、パティ・スミスの世界観と共鳴する素晴らしい曲。

5.333 Revisited

5曲目の333 Revisitedは、1曲目の組となり、メロディカの乾き枯れたサウンドと、トランペットが荒野を彷徨う魂を描いているようでシネマティック。

中盤から、1曲目と同様にドラムマシーンによるグルーヴが加わりますが、Revisitedでは穏やかなグルーヴとなり、不安定な感情を表現したような1曲目のムードは一変し、覚悟を感じさせる力強さがあります。

後半では、シンセのアラビックな怪しげな旋律が更に曲をドラマティックに展開させ、映画を観ているような感情に駆られます。

6.Lovelovelove

フリーの激しく歪んだベースソロが奏でる愛らしい旋律、音楽を演奏する喜びにあふれたステキな楽曲。

愛に溢れた参加ゲストによる演奏も心にしみます。

この曲には、シルバーレイク音楽院の生徒による合唱もアレンジされており、心温まるエンディングを演出しています。

フリーの人柄がにじみ出ている優しい曲。この曲、僕は凄い好きです。

フリーは俳優業も熱心

フリーは映画にも多数出演。結構がっつり出てる映画もあり。

たとえば、バック・トゥ・ザ・フューチャーのパート2パート3あたりは、結構な存在感。

Helen Burnsにはフリーの人柄と才能が詰まっている

今回紹介したHelen Burnsには、フリーの人柄と才能が詰まっています。優しさ、愛情深さ、人懐っこさ、神経質さ、気難しさ、ユーモア、人間臭さ。

タイトルに込められた思い、フリーは気丈な魂のたくましさに共鳴し、そのフリーの精神がレッチリを支えてきたのかもしれません。

レッチリ以外の活動も魅力的なフリー、sk blogでももっと紹介していきたいと思いますので、ご期待ください!

フリー完全ガイド

下記の記事は「フリー(レッチリ)」を詳細にまとめています。

» 参考:フリー(レッチリ)完全ガイド

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