本記事では、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)のベーシスト、レッチリのフリーが使用した歴代モジュラスベースを解説していきます。
※もし、まだこちらの記事「レッチリのフリー歴代使用ベースはコレ!【時系列で整理・解説】」を見てない方は併せて参考にしてみてくださいね。
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ続編
Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
1.Modulus / Funk Unlimited FB4 / Flake Blue
カリフォルニケイション期に、フリーが愛用したモジュラスがこちら。
上記は当時のモジュラスの広告写真で、ヘッドを一目見ればグラファイトネックであることがわかるかと思います。
フリーは97年頃から長らく愛用したスティングレイから、完全にモジュラスへ移行。その後、フェンダーとエンドースメント契約を結ぶまでは、モジュラスとエンドースメント契約を結んでいました。
下記はカリフォルニケイション・ツアー時の2000年頃。こちらは、ブルー・フレイクフィニッシュのマッチングヘッド。
「A flea still drinks the blood of those who wouldn’t harm a flea」
フリーが愛用したモジュラスの「ファンク・アンリミテッド・FB4」は、グラファイト超剛性ネックなので、木製ネックにはない「バキッ」とした粒立ちの良い音色が特徴となり、フリーのようにスラップを多く行うプレイヤーから支持されています。
「ゴリゴリ・レスポンスが早い・ギラリ」としたフリーらしい音の基礎を造るベース。
2.Modulus / Funk Unlimited FB4 / Flake Silver
フリーは、ブルー・フレイクフィニッシュのFB4と同時期に、シルバー・フレイクフィニッシュのFB4も使用していました。
下記の動画で確認できますのでどうぞ!
3.Modulus / Funk Unlimited FB4 / Tricolor
続いて、ここからはバイ・ザ・ウェイ期に、フリーが愛用したモジュラスを紹介します。
「フリーといえばコレ!」という方も多いのではないかと思われる1本。
下記はステッカーの色味がフレッシュなので「できたて」かと思われます。
フリーが敬愛するジャームス、ブラック・フラッグ、フガジ、サークル・ジャークス、ラモーンズやザ・クラッシュといったパンクバンドのステッカーで埋め尽くされた1本。
パンク精神に溢れた風情がたまらん!
そして下記の写真では、ライブで酷使され、上記の写真の頃よりも、徐々にステッカーが「経年劣化」しているのがわかります。ジョイ・ディヴィジョンや、フガジのステッカーが、位置的にも損傷が激しい。
損傷具合が格好いい!
そして、下記が最終形態。ジョイ・ディヴィジョンと、フガジのステッカー、擦れまくりです。
格好いいな!
下記は、2019年のNAMMショーに出品されたモジュラスの「ファンク・アンリミテッド」で、ヘッドがグラファイトカラーのままですが、上記の原型としてうってつけな1本かと思います。バダスブリッジですね。(「ファンク・アンリミテッド」のブリッジは、Hipshot A-Style ブリッジが標準で、バダスはオプションになっています)
4.Modulus / Funk Unlimited FB4 / 2-Tone Sunburst
こちらは、フリーがステイディアム・アーケイディアム期にメインで使用していた1本で、こちらを「フリーといえばコレ!」とする方も多いかもしれません。
こちらも、「フェンダー・カスタムショップ製フリー・ベース」のシルバーフィニッシュと同様、ピックアップは「Lane Poor (Lagacy) アクティブ・ハムバッカー・ピックアップ」、プリアンプは「アギュラーOBP-1」を搭載。ブリッジも同様にバダスブリッジを採用。
※ピックガードを外したサンバーストといえば、真っ先に思いつくのがジャコ・パストリアス。
特徴的な2トーン・サンバーストのボディ、ピックガードが外された部分には「剥がされたような写真」がへばり付いており、パンキッシュな仕上がりですね。
※ちなみにピックガード外す前は下記の感じです。
5.Modulus / Flea Bass / Aboriginal Flag
アボリジニの国旗をデザインに取り入れた下記も、モジュラス製。アイム・ウィズ・ユー・ツアーでは、バックアップ用としてスタンバイされていました。
※このベース自体は、ステイディアム・アーケイディアム・ツアーで既に使用されています。
6.Modulus / Flea Bass / Aboriginal Painting
近年のライブでフリーがBy the Way用にドロップDチューニングで使用しているのがこちらの、モジュラス。
フリーの生まれ故郷、オーストラリアの先住民であるアボリジニの力強く繊細な民族柄を施した1本。
7.Modulus / Flea Bass / Black
つぎは、アイム・ウィズ・ユー・ツアーでメイン・ベースだったこちらモジュラス。
こちらのモジュラスは、オールブラックで端正な出で立ちに、「FLEA」のデザインを指板に施した1本。
サンダーキャットと。
マットな質感ながらエクストリームなムードも兼ね備えた風格。
この「FLEA」の書体はレイカーズ書体だったりします。
輝いてます。
ご満悦。
8.フリーらしさの集大成
フリーの表現力豊かな奏法を余すことなく表現してきたモジュラスベース。
フリーのように「スラップ奏法・フィンガー奏法・ピック奏法」のすべてを総動員した演奏スタイルであってもモジュラスベースなら、パワフル、かつ、繊細に、プレイヤーをサポートできるんですね。
フリーは、近年はフェンダーとエンドースメント契約を交わし、フェンダー・カスタムショップ製のアクティブ・ジャズベース(フリー・シグネチャー)を愛用していますが、ライブでは依然としてモジュラスベースも使用していますね。
下記は、フリーのベースサウンド支える要の4要素。
- グラファイトネック
- Lane Poor ピックアップ
- アギュラーOBP-1プリアンプ
- バダスブリッジ
上記の4要素は、現在フリーが使用しているフェンダーのベースにも共通する要素で、フリーのベースサウンドを支える極めて重要な要素ですので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
記事が参考になりましたら幸いです!
今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
※深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
ワーナーミュージック・ジャパン
グレイトの最上級、それがグレイテスト。必聴だよ。
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