この記事では、レッチリ(Red Hot Chili Peppers)のベーシスト、フリーの歴代使用エフェクターを、効果別で整理・解説します。
※この記事は、読了に時間を要します。
※目次もご活用くださいませ。
深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ続編
Music ∞♡ / Jazz / Punk / Rock / Funk / Electronic Music 1984年生まれ。東京在住。
プロフィール詳細
1.土台づくり
フリーのエフェクターはシンプルで、昔から基本的に歪み×1、フィルター×1、ブースター×1が土台になっています。
- Malekko B:ASSMASTER
- MXR M133 Micro Amp
- Electro-Harmonix Q-TRON
基本となるエフェクターは以上の3点。シンプルですね。
ライブの内容によってワウペダルや、ワーミーなど、飛び道具的なエフェクターが追加されてます。
ファズはエレハモのBig Muff Piも使ってますね。
下記にフリーのベーステックである、Tracy Robar氏のフリー機材紹介動画を載せておきます。
5:33からエフェクター紹介です。
2.歪み系
Malekko B:ASSMASTER
マエストロのBassBrassmasterがこのファズ「Malekko B:ASSMASTER 」の元ネタ。めちゃめちゃダーティで野太くかっこいい。
最近はBOSSのODB-3に代わりメインの歪みとして愛用しているようです。
いやあ、これ、好きです。フリーが好みそうな「やばい音」がします。
BOSS ODB-3
フリーがAround the Worldのイントロで使用したのが、BOSSのODB-3。
Californicationツアー頃のセッティングにもODB-3の姿が確認できます。
これがあればAround the Worldのあの音が再現できます。むしろコレがないとあの感じにならないです。図太くバランス良く歪むBOSSの銘機。
MXR M133 Micro Amp
そして、MXRのMicro Ampも常設されています。音のメリハリを付けたい時に使用している印象ですね。
これはジョンもジョシュも、はたまたノエルも、多くのミュージシャンが愛用している銘機中の銘機。
下記の動画は、ベースの歪みエフェクター比較動画で、ベースを演奏するのはなんとMars Voltaや、Vato Negroで活躍するベーシストのホアン・アルデレッテ!
1:39からMicro Ampの音が聴けます。
なお、動画内で紹介されているペダルは、右からMXR M133 MICRO AMP、EarthQuaker Devices Monarch(初期)、Xotic Bass RC Booster、Darkglass Electronics Microtubes B3K。一番左側のペダルは、EarthQuaker Devicesのモジュレーション・ペダル「The Depths Optical Vibe Machine」。
Electro-Harmonix Big Muff Pi
Electro-Harmonix Big Muff Piは、ギタリストが使うファズ・ディストーションとして有名なエフェクターです。
ベースとの相性はどうなのか?
下記動画が参考になります。たぶん欲しくなると思います笑。めっちゃいいです。
ちなみに、ベース用に設計されたBig Muffもあるにはあります。下記です。
僕は圧倒的に上記の方がフリーらしくて好みです。
3.フィルター系
Electro-Harmonix Q-TRON
こちらは「サー・サイコ・セクシー」で使用されているエフェクター。音がブヨブヨになるエフェクターです。
Q-TRONはフリーのボードに常駐してます。
オートワウはファンクベーシストがよく愛用していますね。中でもエレクトロ・ハーモニクスのQ-TRONは超定番ペダル。現行品もコンパクトになったので、なかなか使えます。
JIM DUNLOP 105Q CRYBABY
かなり気持ちいいベース用のワウペダルのCRY BABY105Q。
4.ピッチシフト系
Digitech Whammy5
フリーはレッチリ以外でも精力的に音楽活動をしており、中でもトム・ヨークと共演したアトムス・フォー・ピースでは、レッチリとは一味違うベースで話題を呼びました。
そのアトムス・フォー・ピースでの活動時にフリーが使用していたエフェクターに、このワーミーがあります。
ベースで使用するのもなかなか面白くやはり銘機だなと痛感させられます。
ワーミーには、ベースの周波数にマッチしたモデルもあり。
5.ルーパー系
tc electronic Ditto Looper X4
コロナ禍でのロックダウン中にフリーはこのルーパーを使用して、インスタなどに演奏動画を投稿していました。
» Flea instagram showing her quarentaine kit.
ルーパーもあると便利なので、練習や実践でルーパーを使うベーシストもちらほら見かけます。
下記の動画は1ボタンのDitto Looperで、フリーは4ボタンのDitto Looper X4を使用。
6.空間系
Electro-Harmonix #1 Echo
これもコロナ禍でのロックダウン中の動画で使用していたエレハモのデジタルディレイ、#1 Echo。
この動画でもベースのループプレイとディレイの併用が確認できるので、おそらくロックダウン中のセッティングと同様に、tc electronic Ditto Looper X4と、エレハモの#1 Echoを併用していると思われます。
荘厳な世界観がめちゃめちゃかっこいい!
7.パワーサプライ
Voo Doo Lab : Pedal Power 2 Plus
フリーのパワーサプライは、Voo Doo LabのPedal Power 2 Plusです。
8系統の独立した出力端子があるので、複数のエフェクターにノイズレスなクリーンな電源を供給できます。
結構、音質に差が出ます。
これはジョシュも全く同じモデルを使用していますね。
8.本当に必要なものだけ
フリーの表現力を支えるエフェクター。
それは、本当に必要なものだけ、それで十分。
フリーの演奏は、振り幅が大きいです。
静と動、陰と陽など、相反する要素が同居しており、優しくメロウ、そして、激しくハード。
そのため、過激なファズや、オートワウなど、効果のはっきりしたエフェクターや、空間的な表現を可能にするディレイなど、シンプルでありつつ、厳選したエフェクターを器用に使いこなしていますね。
こちらの記事「レッチリ・フリー歴代使用ベース【時系列で整理・解説】」もお役立ていただけたら幸いです。
今日は以上です。
skでした。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
記事が参考になりましたら幸いです。
※深みを増した極上のグルーヴ
WARNER RECORDS
深みを増した極上のグルーヴ序章
ワーナーミュージック・ジャパン
グレイトの最上級、それがグレイテスト。必聴だよ。
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